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9点 マギ

 漫画を読んでいて、ストーリーがよく練られているなと感じられる作品は多いですが、マギはその中でも群を抜いていることは間違い無いと思います。
 雑誌に連載されていて、巻数が多い作品ほど、ストーリーのねじれや脚色(と言っても漫画なんですけど)のために無理なこじつけ伏線の感じがあるシーンが見られるようになるのではと個人的に思っています。その点で言えば、マギはストーリーがものすごい丈夫な背骨に支えられて、一つの完結した世界を大河的に完成させた大作であると言えます。
 ただ、もう少しメタファーぽさがあルほうが好きと言う人もいると思いますし、ほしかったです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2019-12-18 21:23:12] [修正:2019-12-18 21:23:39] [このレビューのURL]

どなたもレビューしていないのが意外です。

旅行に出かける際に利用する空港では、これから出発する
清々しい気持ちになれます。
また、無事に海外から帰ってきた際にも、本当にホッと
できる瞬間が空港です。
利用するだけで精一杯の初心者から少し慣れてくると、
空港の裏側のスタッフや仕組みに興味が湧いてきます。
荷物、旅客の物流がスムーズであること以外に、
空港ならではのサービスを快適してくれる人々が
見えない裏方として沢山いらっしゃることに気が付きます。

本作品は、空港に集う人々の人生と、そこに関わる
裏方の人々の努力と誠意で成立する空港サービスに
焦点を合わせています。
この種の群像劇は、石ノ森章太郎氏「Hotel」にも
共通する面白さでした。
空港もホテルも、多くの人々にとっては、非日常的で
特別な場所なんですね。
それだけにごくありふれた人生の一断面が繰り返される
場所でもあり、特別のドラマが生まれる場所でもあるわけです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2019-12-16 18:35:49] [修正:2019-12-16 18:35:49] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

ナウシカの最後の選択は受け入れ難いものがあった。
個人的には、世界の理を捻じ曲げようとも貪欲に生を求めた、
旧世界の人間達の方が、自分にとってはよっぽど英雄と呼べる存在だ。
確かに「浄化」と称し生命を作り変えたその所業は人間のエゴと言えるかもしれないが
だからと言って、ナウシカの最後の行動も正当化されるものではないだろう。

生命の本来あるべき姿を尊重し、
自然のままに亡びさえも受け入れようとするナウシカの姿勢は崇高なものだとは思うが、
人類の存亡に関わる重大な選択を自分の思想だけで判断してしまうのはどうなのだろうか。
その上、腐海の真実や墓所でのやり取りを、他の人間に打ち明ける気も無いらしい。
独断で人類の存亡への道を閉ざし、他者へは選択する術も、
真実を知る権利すらも与えなかったナウシカもまた、
強烈なエゴイストのように思えて仕方無かった。

と、まあ結末には納得は出来なかったものの、
物語のスケールの大きさと細部まで考え抜かれた独自の世界観は文句のつけようがありません。
余談ですがワイド版は紙質も悪いし、無駄にでかくて本当に読み辛い。
単行本サイズの新装版とか出してくれないかなあ。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-09-13 16:37:23] [修正:2019-12-15 09:50:17] [このレビューのURL]

主人公は1年休業を命じられた凄腕の殺し屋、
組織から休業中の殺しは厳禁と命じられ、穏便な暮らしを試みるが
元々の立場がそれを許さず、案の定トラブルに巻き込まれてしまう。

殺し屋とはいえ、アンニュイでマイペースな主人公は見た目よりずっと親しみ易く、
浮世離れした主人公が一般人の日常に溶け込もうとするギャップのおかしさと、
トラブルに巻き込まれた時の平然とした立ち振る舞いのカッコ良さ、
このコメディとシリアスのバランスが絶妙なので、飽きることなく読み続けられます。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2019-12-06 13:01:52] [修正:2019-12-15 09:35:48] [このレビューのURL]

近年の文壇を舞台に顔をしかめつつも引けつけるエネルギーがあっただけに、後半は下降して行くのが残念。せめて絵は上達して欲しかったと思います(逆に崩れが増える)。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2019-12-15 05:17:03] [修正:2019-12-15 05:17:03] [このレビューのURL]

ナイスレビュー: 0

[投稿:2019-12-14 19:56:32] [修正:2019-12-14 19:56:32] [このレビューのURL]

ナイスレビュー: 0

[投稿:2019-12-14 19:55:54] [修正:2019-12-14 19:55:54] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

 できる女子とその後輩の編集者としての仕事も交えつつ飯マンガであることが主、ではあるのですが、食事や店のチョイスの端々に久住さんの趣味が爆発していて、絵面は女子でも脳内にどうしてもジョッキ持ってご満悦の久住さんがフェイドインしてきて変な笑いがこみ上げてしまうことと、掲載誌の意向でしょうが人生のシメに何を食うとか、シリアスでもない若い女子が主人公のマンガで答えのない禅問答クラスの重すぎるテーマを持ち出したりと、チグハグ感が否めないところが残念でした。原作者のキャラが立ちすぎていて、マンガが負けてしまった感があります。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2019-12-14 10:29:01] [修正:2019-12-14 10:29:01] [このレビューのURL]

 白い粉に頼りがちな面とか、若干極道の世界の引き出しが少なくてだれる感もなくはないのですが、妙に近所の奥様連中と馴染んでいたり、奥さんは多分カタギなのに変に強かったりと、ギャグマンガでつかみは良いと思います。あとは続けるならバリエーションを増やすか、もうちょっと深めの闇社会もの特有のネタ入れるかしてもらうと飽きないと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2019-12-14 09:39:15] [修正:2019-12-14 09:39:15] [このレビューのURL]

ナイスレビュー: 0

[投稿:2019-12-12 10:35:17] [修正:2019-12-12 10:35:17] [このレビューのURL]

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