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「海猿」や「トッキュー!」と同じ原作者だけあってサルヴェージという題材がとても面白いのですが、作画の力量が見合っていないのが残念でした。登場人物が全員感情で突っ走っているので展開に説得力がなく、うっとうしさが勝ります。絵もヘタではないのですが何を際立たせたいのかハッキリしない構図で、見せ場が活かせずにせっかくの題材が本当にもったいないです。もっとうまく、面白くできそうな作品なので残念としかいいようがありません。

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[投稿:2020-07-17 19:55:04] [修正:2020-07-17 19:55:04] [このレビューのURL]

美しい描画と美しいお話が、1ぺージ1ページに丹念に
かつ精緻に紡がれた作品です。
ゆっくりとした時間の流れの中で、原始の時代から
人間が築き上げてきた文化の恵みを受け継ぎ、
またこれを次代に継承していく生活を感じさせてくれます。

中心となるカルルクとアミルの8歳違いの微笑ましい
夫婦のお話も面白いですが、5人の兄弟に嫁いだ未亡人
タラスとスミスのお話が一番のお気に入りになりました。
現代社会ではあり得ないですが、大人の事情に泣く
女性の物語と中央アジアの背景がマッチしています。

作者の森さんは、子供時代から中央アジアの生活や
文化に憧れがあったそうです。
それを大人になって、憧れの具現化をこんな形で
実現されているのは、素晴らしいことです。

マンガらしくない漫画ですが、底流に流れる美しさ、
憧れを読者が共有できるのは表現力が豊かな森さんの力ですね。
2014年にはマンガ大賞を受賞されていますが、
それに相応しいものだと思います。
ちなみに前年と2011年にも2位を獲得されています。

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[投稿:2020-07-16 06:11:33] [修正:2020-07-16 06:11:33] [このレビューのURL]

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[投稿:2020-07-13 15:07:24] [修正:2020-07-13 15:07:24] [このレビューのURL]

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[投稿:2020-07-13 15:07:04] [修正:2020-07-13 15:07:04] [このレビューのURL]

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[投稿:2020-07-13 15:06:43] [修正:2020-07-13 15:06:43] [このレビューのURL]

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[投稿:2020-07-13 15:06:14] [修正:2020-07-13 15:06:14] [このレビューのURL]

土曜日のアニメ放送から入り込んだ記憶があって、とてもきれいな絵面だった印象でした。
普通の高校生が自身の力に目覚め、その後は運命に翻弄されつつ、格闘の世界に入っていく。
毎週どんどん世界が拡がるので、楽しみに見ていました。
放送版では戦いが継続しつつ終わるので気にしつつ、それがサンデーで連載中と
いうのを後で知りました。
勢い込んで読んでみますと、なぜだろう、アニメ版程迫力を感じなかったのは残念でした。
そんな経緯の中で、サンデー掲載中の烈火は読みづらく、能力とともに性格も
豹変するキャラが多く、戸惑いがちでしたね。

少年漫画として少年期に初めて出会った人にはインパクトのある記憶に残る作品かも
しれませんが、その場合を除けば、良く言えば王道漫画、悪く言えば使い古し少年漫画
という評価になりますね。

<追 記>
改めて全巻を通して最後まで読んでみました。
1回目とは違う印象で驚きました。
一気に読んでみると、同じパターンが繰り返し出てくることに気づき、「これはあかんわ」という気持ちになります。

具体的に言えば、
・友情ごっこのバカ騒ぎ。
 しかも、どつき漫才というか、相手からこき下ろされてはどつき。
 ちっとも笑えません。
・そのくせ、友情に関しては絶対の絆を守ります。
 柳に至っては、一言でも言葉を交わせば、その瞬間、友達であって、
 友達に対して絶対の奉仕を誓います。
 あり得ません。命まで捧げるのですから。
 その度に、臭い友情への信頼の言葉が発散される気持ち悪さ・・。
・登場人物のほとんどが、人間関係にトラウマを有しており、
 友達に裏切られただの、母親が殺されただの恨みや悲しみが、
 戦う動機になったり強くなった動機になっています。
 敵役の麗や裏麗ですら、ほとんど同じです。
・登場人物全員がさらさらヘアなんで、見分けがつきません。
 身に着けているアクセサリや顔の傷で見分けますが、
 戦いの最中ではだれか判別できません。
 葵や雷覇に至っては、男女区別もできません。
 おかまではないのに。
・命を失ったはずの人物が復活するのはダメでしょう。
 これやるとエンドレスになりますから。
 極めつきは、最後に生き返る彼女です。
 これやっちゃダメでしょう。

とはいえ、様々な魔道具や八竜の設定など魅力は満載です。
総合的には、前回は6点にしてましたが、1点減点とします。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-05-04 18:05:31] [修正:2020-07-12 06:29:08] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

まず予め断っておきたい点が二点あって、一つはこのレビューが本編を最後まで読んだ上でのネタバレレビューになっていること。そしてもう一つが、このレビューは原作を読んだだけのレビューではなく、2020年春期に放送されたアニメ版「イエスタデイをうたって」を先に観た後で原作を読んで書かかれたレビューになっていること。この二点を踏まえた上で今回のレビューを読んでいただければと思います。

<アニメ組としての感想>
まず思ったのが、これだけ入り組んだ作品を12話にまとめあげたアニメスタッフは凄かった、ということで、そもそも、原作のある作品を1クール分アニメ化しようとしたときに、どのくらいの量をアニメ化できるのかということなんですが、経験上、今まで色々観てきた中ではおおよそ4・5巻くらいが妥当で、それ以下だと間延びしてしまうし、それ以上だと詰め込みすぎて駆け足になってしまう印象があります。そんな中で、この作品は全11巻を1クールでアニメ化しようとしていたのですから、どう考えてもどこかで大きく本編の内容をカットしているか、原作の内容を大きく改変しているかのどちらかだと思っていたのですが、結論から言えば、7巻まではおおよそ原作通り。(それでもかなり端折ってますが)それ以降は物語の進行上必要な部分を切り取っているといった感じでした。
ただしそれでもかなり駆け足で、アニメ版ではかなりのキャラクターたちが「いなかったこと」になっています。「いなかったこと」にされたキャラクターたちは、確かに物語の進行上で考えればそれほど重要なキャラクターでもないのですが、物語に深みを加えるという意味では、いずれも重要なキャラクターたちばかりなので、アニメだけを観た人もぜひとも原作を一度読んでみて最後のシーンに辿り着くまでに起きた様々な出来事を知ってほしいと思っています。
アニメ版と原作の違いを例えて言うなら、アニメ版はロープウェイを使って一気に山の頂上まで駆け上がってきたようなものなので、出来れば登山道の方も登ってみて、その過程を経た上で、その先に見える頂上からの景色も眺めてほしいと、そんな感じです。

<原作を最後まで読んでみて>
読んでいる最中は色々な思いや感想が頭の中を駆け巡ったのですが、いざ実際に物語を最後まで読んでみると不思議と物語に対する感想が全然浮かんでこなくて、おそらくこれは、物語の結末があまりにもしっくりきたものになっているからなんじゃないかと自分は思っています。
色々紆余曲折はあったものの、リクオとハルは無事に付き合うことができました。
言葉にしてしまえば1行にも満たないシンプルな結論なんですが、多分この作品はその結論をどうこう言うよりも、そういう紆余曲折の過程を楽しむタイプの作品だったんじゃないかと、そんなことを思います。
それにしても榀子先生は困りもので、あの人はどうしたら自分に納得できるんだろうと色々と考えてみたんですが、とりあえずその共依存的な状況を一旦リセットして、全く新しい環境で一から人間関係を構築し直して、問答無用で相手を引っ張っていくようなハルちゃんの男性バージョンのような人と出会えば少しは変わるんじゃないかと思ったりもしたのですが、そうすると「湧くんに悪いから」と亡くなった人を持ち出されるので、これはもう一生独身コースかもしれないと、そんなことを思いました。まあ、亡くなったり中途半端な状況で別れたりした相手は時間が経つとどんどんと美化されてしまいますからね。かといって玉砕すれば何もかも忘れられるかといえばそうでもないところが人間の感情の厄介なところで、結局、忘れられない以上どこかで折り合いをつけて次に進むしかないんじゃないかと、そんな風に思います。まぁ、個人的な持論ですが。
あと、もう一つ思ったのが、恋愛って、自分と似た部分を持っている人を好きになることが多いと思うんですけど、これが「自分のダメなところ」が共通している相手だと、上手くいかないことが多いような気がします。例えばこの作品でも、リクオと榀子先生は恋愛面での立ち振る舞いがかなり似ているというか、いざという時にあと一歩を踏み込めないっていう慎重さがとてもよく似ていると思うんですけど、そういう、ダメな部分が共通してしまうとお互い決定的な一歩が踏み出せなくて、結局この作品のように有耶無耶な関係になってしまいがちになってしまうような気がしますし、だからこそ、終盤二人が付き合っても結局上手くいかなかったのはそのためだったんじゃないかと思います。

<最後に>
今までその存在は知っていたものの、読む機会が無くて読まずにいたこの作品。聞けば連載開始は1998年で、実に17年間にも及ぶ長期連載だったらしいです。そんな作品を、先の展開のネタバレをされることもなく一気に知ることができたのはとても幸せなことだったと思います。
本当に、良い出会いとなった作品でした。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2020-07-10 19:13:09] [修正:2020-07-10 19:30:53] [このレビューのURL]

6点 エイス

ナイスレビュー: 0

[投稿:2020-07-08 12:46:25] [修正:2020-07-08 12:46:25] [このレビューのURL]

ナイスレビュー: 0

[投稿:2020-07-08 12:45:50] [修正:2020-07-08 12:45:50] [このレビューのURL]

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