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6点 極主夫道
にわかにメディアに取り上げられて、注目を集めています。
元極道の男が、主夫道に邁進する中で、極道と主夫の思考
と行動のギャップが大きくて、コメディになります。
コワモテの男が小さな節約や可愛い創意工夫のある家事に
心を砕く様を笑うわけです。
それはそれで結構なんですが、いくつかのパターンは
マンネリ化してきて、腹いっぱいになる感じがします。
ところどころに、ハートフルな話、妻を加えた馬鹿な
生活が、かえって新鮮ですね。
お気に入りは、第30話、第54話と飼い猫銀が出て来る
おまけ漫画ですね。
絵も上手で綺麗です。
一気読みするのではなく、ほどほどに間を空けた読み方が
ベターかもしれません。7巻まで。
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[投稿:2021-11-27 09:22:07] [修正:2021-11-27 09:22:07] [このレビューのURL]
10巻を読むのが苦しく、正直胃が痛くなるような
悲惨な内容でした。
主人公の弥勒のみならず、ヒロインのエチカの地獄の
ような過去、氷のような心を持つ首藤が見てられない。
自分は資格がある人間という妄想の上、罪をわざわざ
作った挙句にその罪悪感に苦しむ弥勒も見てられない。
それならば、悪事を働いても心を痛めない本当の悪党
たちが、正当化されてしまう矛盾がある。
この世の中が良くならないのは、悪魔のような悪党たちが
自身の罪を感じないことと罰が与えられないため。
本作品でも使われていたが、イジメという隠れた悪事、
しかも大半の人間は見て見ぬふりをして、自身の罪を
自覚すらしない。
被害者は自殺すら常に考えているのに。
そこのところの解決策が提示されない以上、現代の
人間社会は未成熟としか言えない。
未成熟な社会が罪であり、そこでしか生きられない世界が罰なのである。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2021-11-23 17:51:58] [修正:2021-11-23 17:51:58] [このレビューのURL]