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10点 SLAM DUNK
最高の作品です!!!
バスケを知らない自分でも熱くなりました!
そして大事なものを沢山知ることのできた漫画です!!!
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[投稿:2021-12-12 22:11:37] [修正:2021-12-12 22:27:49] [このレビューのURL]
4点 お仕事です!
仕事を中心に考える二人の女性は、柴門ふみ版の
バージョンであって、こんな奴は現実にいない。
柴門ふみの作る女性像は、結局恋愛したがり症候群に
かかっている。
ミキという女性は、最初から仕事なんかするつもりはなく、
これを主人公の対極の女性にしているつもりなのだが、
対極になっていない。
主人公の太田夏子も野島ことりも、男性から見れば
同類の女性ではないか。
本当のビジネスパーソンは、こんな恋愛したがりでは通用しない。
男性依存を女性が自ら認知し、しかも周囲に優しく自分を
見守る男で固めておく。
そんな便利な男など、柴門ふみの妄想が作る幻想でしかない。
男も身勝手であるが、柴門ふみの作る妄想世界に出てくる
女性は、それ以上に身勝手に振る舞い、都合よく幸せになっていく。
女性の現実はもっと厳しく、もっと多くの敵と戦っているのに。
柴門さんが若い頃の作品では、もっと女性が傷つき
勇ましく葛藤していたような気がする。
劣化を感じる。残念である。
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[投稿:2021-12-12 08:45:40] [修正:2021-12-12 08:45:40] [このレビューのURL]
9点 ひらけ駒!
最近の藤井聡太四冠の活躍と相まって、面白く読ませてもらいました。
2度離婚歴のある作者の実生活を題材にしているようです。
これが見事に説得力をもって親子の絆のドラマを表現しています。
ドラマを見るかのような淡々とした人間模様が見事であるし、
悪人が出てこない気持ち良いドラマでもあります。
主題である将棋にまつわる上級者への成長模様も面白いし、
女流棋士さんの諸事情だとか、町の道場模様だとか取材も
しっかりされています。
読めば読むほどに将棋を指してみたくなる、いやしっかりと
勉強してみたくなる漫画です。
忘れてならないのは、ママさんの魅力です。表情が可愛い。
追記
改めて、再読してみました。
将棋や碁に関する漫画も沢山世に出ていて、思いつくまま列挙すれば、
「月下の棋士」、「ハチワンダイバー」、「ヒカルの碁」、
「3月のライオン」とあります。(他にもあったような気がするが、
思い出せない・・)
碁や将棋は、スポーツものと違って、なかなか勝負の展開を
上手く見せるのが難しく、漫画にならない気がしますが、
それぞれ全く異なるテイストで面白い作品を生み出しています。
本作品も同様です。
シングルマザーの女性の一人息子が将棋にはまり、
自身もその世界に一歩を踏み出す。
将棋の世界よりも親子の将棋を通した日常をほのぼのと表現されています。
『読むと元気に、成る』というキャッチコピーの通り、どこか現実感のない
将棋で飯を食べていくという世界を圧倒的リアリティーで描かれています。
8巻がスッと読めてしまうライトな感じも結構でした。
南Q太さんの生き方が凝縮されているような気がします。
他の作品にも触手を伸ばしたいと思っています。
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[投稿:2017-08-11 06:03:08] [修正:2021-12-11 10:54:41] [このレビューのURL]