「gundam22v」さんのページ
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点数は細分化されているために結構迷います。
完全に主観ですが、6点以上なら及第点
で楽しめた作品という感じです。

7点 ベルサイユのばら
フランス革命を扱った現在でも唯一の長編名作漫画
少女漫画らしく恋愛の分量は多いながら(ちょく
ちょく恋愛パートに行く)、この作品の凄さは
歴史漫画としての要素が傑出して、この時代を扱う漫画
として唯一のものと言えるからではないか。
読み易さ、わかり易さ、詳しさ、史実としての公平さ(マリー・
アントワネットが主人公格だから美化要素はあるにしても、
彼女の非難されるべき部分もちゃんと描いている等)がありつつ、主人公のオスカルら架空人物を絡めながらの娯楽性も
しっかりしていて、悪い歴史漫画にありがちな事実並べてる
だけには決してなっていないのが大したものかと。
フランス革命を学ぶだけではなく、イメージ
し肉付け出来る漫画ならではの素晴らしさは普遍
だと思います。
絵柄も少女漫画的なものながら画力は高く、個人的には癖が少なかったですね。オスカル、マリー・アントワネットらは普通に美しく思えますし。フランス革命時代と思えばイメージにも
一致するのも有利な点でしょう。欠点を感じたのはアクションシーン、合戦の迫力が足りずにそこが盛り上がらない点でしょうか。そこは時代を感じた部分です(当時の画力水準はあるでしょうが)。あとは恋愛パートで詩のようにしつこく耽美部分があり、そこは食傷してしまいました。
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2014-03-16 05:39:40] [修正:2014-03-16 05:39:40] [このレビューのURL]
7点 ダンテ神曲
短いけどコンパクトに超有名なダンテ神曲の原作
をほぼ準拠で纏めていたと思います。
学習用だけじゃなく神話的な死後世界巡り冒険譚として
成り立ってたのは良かったですね。
ドレの絵を動いているように意識したという作りが
成功して雰囲気が良く出ています。
内容面も異教徒はみんな悪で地獄にいたのはビビリましたが、そういうキリスト教の本音部分もちゃんと描写していました(ただ永井先生がこれに批判的なので主人公ダンテには疑問を呈させる
など改変はしています)。たまに述べる現実・神話エピソード
の紹介や哲学的なセリフ(神が作った人間が何故悪事を働くのか、なんで地獄が必要なのか等)には感銘を受けるところがありました。
本当はもっと長い方が嬉しかったですが、これ以上は原典に
当たれってところですかね。一般的にダンテの神曲読んだことあると知ったかぶれる程度の網羅性はあると思います。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2014-03-03 17:17:06] [修正:2014-03-03 17:17:06] [このレビューのURL]
7点 バーテンダー
バーテンダーが題材の職業系漫画
こういう系統に外れなしって感じでの酒の
薀蓄が幅広い上に深くタメになる、
画力がしっかりしている、人情話も説教臭い面はあるが
メッセージ性が高く良く出来ています。
一編完結の話作りの安定感も大したものです。
地味なのにサクサク読んでしまいます。
欠点を言えば後半ヒロインが空気になったこと(ヒロインから主人公への恋心が、結末投げっぱなしなのは仕方ないにしても
存在自体の凄まじい空気化)、作画(というか
キャラデザ)が初期の方がきめ細かく良かったこと、キャラの描き分けがやや甘いので同じ顔の人が散見したこと(特に
後半はキャラデザが簡略化したので髪型でしか区別つかない
キャラが増える)、もう一つキャラの個性が全体的に足りないなと思ったこと等散見しました。
『ギャラリーフェイク』、『コンシェルジュ』辺りの
職業薀蓄一編完結物語が好きなら親和性はあると思います。
「バーテンダーって実は凄いんだな」と思える辺りが芯がしっかりした作品なのは間違いないです。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2014-02-28 23:44:43] [修正:2014-02-28 23:44:43] [このレビューのURL]
7点 もっけ(勿怪)
地味にアニメ化もされた田舎を舞台とする妖怪日常漫画
「もっけ」なんて可愛いタイトルや絵柄と違い
シリアスな要素も強いこと、本格的に実在
伝承の怪異を題材に解説しているのは意外性があって良かった
です。霊媒体質で性格も対照的な姉妹、解説役の祖父など
キャラも立っていました。基本一話完結ですが毎回良く纏めて
います。画力が高いとは言いませんが低くもなく、
これくらいの感じのバランスが良かったと思います。
あんまり上手いと怖いだけになりますから。
それ含めて不思議な怪異に惹かれる気持ちと恐怖と
両面を独特の雰囲気で作れていました。
ただ後半姉の高校生活が重すぎる雰囲気になったのは
読んでいて辛かったです。そこに関しても上手に畳んだ
ラストは綺麗な終わり方でしたが。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2014-01-30 02:17:46] [修正:2014-01-30 02:17:46] [このレビューのURL]
7点 Dr.スランプ
ドラゴンボールが有名過ぎるけど、長期アニメ化もされ
大ヒットした基本一話完結のギャグ漫画。
アラレちゃん、千兵衛さんはじめキャラの個性があるし、画力はこの頃からドラゴンボールに通じるかなりのものがありますね。話によっては爆笑できるだけのギャグが散見します。
ちゃんと話が進むことで千兵衛さんが結婚したり、父親になったり、時間経過があるのはドラゴンボールと同じで個人的には
評価できる点だと思います。
ただギャグ漫画は時代の風化が否めないので、古すぎる
パロディ、寒すぎる展開、
作者自身が出てきて絡むなど当時は許されたんだけど今やると
「うーん」みたいなメタなのも多いです。
最近の同作者の作品にはない若さゆえの勢いを感じるので
上記の風化部分を考慮しても読むだけの価値はあると思います。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2013-12-18 12:42:19] [修正:2013-12-18 12:42:19] [このレビューのURL]
7点 予告犯
ネット社会を題材にした
サスペンス漫画。作者の現時点の最高傑作だと思います。
実際の事件も参考にしつつ、そこへの皮肉も込めて
リアリティがある描写がされているのは面白かったです。
暗に派遣労働への問題提起がされているのも良い。
徐々に謎解きされて最後に真相が明かされ、どこか
清涼感すら感じるラストも良かったですね。
「人は誰かのためと思って行動する時は利害を越える」
というメッセージ性も説得力を感じました。
世界変革、警察はじめ特定団体との戦いを
期待した人には肩透かしだったと思いますが(自分も実は途中
は期待しました)所詮持たないものが、
ネットを使ってやれることはここまでなので、
最大限の現実への抵抗という意味でも良いオチだったと
個人的には思います。
キャラの個性がイマイチなのがこの作者の作品の特徴ですが、
本作はライバルかつヒロイン的な女刑事が
絵的にも凄い美人なので少しは補えてる方ではあるかと。
どうしても画力は高いが作風が淡々とした感じが
出るのは作者作品の共通した欠点ではありますね。
全3巻と手頃なので映画一本見るつもりで手にとれば
十分満足出来る作品だと思います。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2013-11-02 18:02:09] [修正:2013-11-03 01:01:14] [このレビューのURL]
7点 喰いタン
料理と探偵ものを融合した一話完結系。ほぼ毎回安定して
16巻まで行ったのは大したものだと思います。
食知識の解説が詳しく、それを用いたトリックが斬新、
推理ものとして一定の水準に達する推理要素、豊富なギャグ時々シリアスなど良い意味でのB級作品です。
食に関しては身近な庶民的なものに対しても平等に高く評価
して取りあげているところに好感が持てました。
主人公の言動が個性越えて不快にみえる箇所が結構多い
のが欠点でしょうか。伏線めいたものも
結構投げた終わり方でした。総合的にドラマ化もされただけ
ある良作だと思います。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2013-10-29 02:40:47] [修正:2013-11-01 04:00:10] [このレビューのURL]
7点 雷火
有名なロト紋は合わなかったけどこの作品はバトルファンタジー
として面白かったです。
画風もこの時代に人に対しては
合ってましたね。丁寧ですし
とんでもなくファンタジーバトルですが意外に
当時の世相など史実要素も抑えていて、邪馬台国末期から大和時代への移行を解釈していたのは驚きました。主人公が神武天皇になるのを暗示していたのは唸りましたね。ヒロインが
あの有名な卑弥呼の後継者で彼女もまた有名な
壱与ですがこれも可愛く描いて上手く絡めて
いたかと。他にも張政や難升米など意外に史実人物も出てきます。
国取り物語的に先が気になるストーリーも良かったです。
最後主人公とヒロインがとんでもない形でパワーアップ行為
をしたり、スケールがデカすぎるラストバトルになりましたが、
これも神話的なものだと思えば許容出来ますし、インパクト
がありました。
ただ欠点としては巻数が通常本だと20巻越えるのに
途中からゆっくりなんですよね。そんな主人公達が
冒険しているわけでもないのにダラダラしてる感じで。
脇キャラのバトルもやたら濃く描く。
敵キャラがなかなか死なないでしつこい印象があります。
最後はちゃんと畳みましたが。巻数的は半分くらいに
絞れたかなと。総じて隠れた良作だとは思います。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2013-10-13 08:49:50] [修正:2013-10-13 08:49:50] [このレビューのURL]
7点 D-LIVE!!
どんな乗り物でも乗りこなすスーパードライバーな
主人公の一編完結物語です。
画力が高く、話の質も毎回面白く、乗り物にも
興味が持てるのは長所かと。主人公も経歴だけみると
鼻につきますが、それを普段は無能・天然系・貧乏症で
カバーする辺りが上手いです。脇キャラも濃く
パートナーがローテのように変わるのでそこも
飽きさせずに良かったですね。あと読んでいて
もスピード感があるようにセリフ量が無駄に多くない
ところにも工夫を感じました。
本筋もちょくちょく進行するのですが、その本筋の
結末が割とあっさりだったのは残念ですね。ラスボス
が簡単に改心しますから。敵側は役者不足だった気がします。
終盤より一編完結で任務をこなしてる方が面白かったですが、
変に引き伸ばさないでキリの良いところで終わったのは
好評価です。隠れた良作だと思います。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2013-09-03 09:33:33] [修正:2013-09-03 09:33:33] [このレビューのURL]
7点 新クロサギ
旧クロサギの完全に続き状態である新クロサギです。
本題の詐欺の話については題材がアップデートされている
の(銀行批判など経済的制度を詐欺と呼ぶのも増えた)と各話の詐欺話よりもメインシナリオの方に重点を置いたという点が
違いでしょうか。前者のおかげで前作以上に詳細に
経済や政治の仕組みなどが学べるようになった点はプラスですが、後者のおかげで各回の詐欺事件における
主人公黒崎の解決法がまた同じ手かよというのが
仕方ない面もありますが多くあっさり片付く感じなのは
頭脳戦やインパクト的に残念ではあります。
なんだかんだで中だるみしながらも話は進んでいよいよ
浮かびあがったラスボス的存在と最終決戦へというところで終わり、全4巻予定のクロサギ完結編に投げますが話は
畳んでいこうとしている点は良いですね。下手すりゃ一生
やれるんじゃってほど題材はありますが、それでも
物語には終わりは欲しいですから。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2013-08-23 03:04:29] [修正:2013-08-23 03:06:54] [このレビューのURL]
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