「gundam22v」さんのページ

総レビュー数: 644レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年12月06日

最近増えている音楽漫画ですが、
有名曲2つに絞って、豆知識を入れながらオーケストラ技術を解説、タイトルの巨匠指揮者を軸に据える、一話完結形式で進行して構成員にスポットを当ててクライマックスの一体感を盛り上がる、この辺の試みは今なお独自性があるのではないかと。謎のじじいで天才指揮者の天道について彼の素性を明かして行くことによって物語に惹きつける構成も上手かったです。その正体とオーケストラを開催する目的も意外性があり、天道が言葉で語るより表情や態度で見せるキャラだったのも好ポイント。たった3巻ですが終盤に山が来て綺麗に終わっています。

欠点は皆さんが指摘するようにやはり画力ですね。絵柄は悪くないですし、演奏シーンは一定の迫力もあるのですがもっと上手い人が描いてくれたらという気に何故かさせてしまうものがあります。
あと構成員の話は面白いのとつまらないのが混交という感じでした。天道の下ネタ発言癖は不要だろという気持ちも加わり、
不快感がありました。総じて来年に映画化が決まっていますが映画向きの良作だとは思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-11-13 23:13:09] [修正:2014-11-14 21:49:48] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

女の子同士の大学寮生活なんて聞くと地味そうですが、中身が詰まっています。ギャグが作者の作品で一番笑えました。大学生という年齢層を高めにしたのが正解だったと思います。シリアス部分も考えさせられる名言が先輩を中心に多かったです。全1巻なのにやりたいことやったんだろうなという充実感があるのも良いです。ただ先輩の失踪行動は最初から読者に予告はあったし、彼女の気持ちも分かるのですが、やはり周囲の迷惑考えると勝手だなと思う部分もあり肯定出来ずモヤモヤする読後感はあります。それでも作者の作品では個人的にはこれが一番面白かったです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-11-08 16:16:40] [修正:2014-11-08 16:16:40] [このレビューのURL]

単に良作とは言い難く迷いましたが
面白さでこの点数ですね。とにかく真に受けないでネタ漫画として楽しむということが大前提です。時代の古さも完全に本書の内容が外れた今の時代だからこそ安心して読める部分はあるでしょうし。今現在囁かれている陰謀論だの危機論だのが結局どれも大したことないであろうということが、この漫画当時の話題と現在に至る平穏で分かるのも利点でしょう。毎回とんでもない方向に行く前にそれなりに解説する豊富な雑学やオカルトやSF的な定説、当時の真に受けた読者を怖がらせた高い画力・迫力十分な演出、主人公キバヤシの濃すぎるキャラとよくこんな発想浮かぶなと感心するだけの主張と 超有名な「なんだってー」など他作品じゃ真似出来ないものが詰まっている異色の漫画であり一見の価値はあると思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-10-27 05:14:56] [修正:2014-10-27 05:14:56] [このレビューのURL]

超有名な「仮面ライダー」制作の舞台裏が描かれて勉強になるだけではなく、作者特有の熱い作風ともマッチして出来の良い全1冊もの。ほとんどがスタントマンの話題になっていること、ボリュームが全1冊なので人物を把握している頃には話が終わっているというところが欠点ではありますが、それを凌ぐだけの長所がある作品。仮面ライダーに興味のない人にも特撮作品を作る上で影で支える人に焦点を当てたドキュメント作品として薦められるものだと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-10-26 03:38:30] [修正:2014-10-26 03:38:30] [このレビューのURL]

面白かったです。前半は謎解き要素もあり、途中から宇宙人と遭遇しますが話がどんどん壮大になり期待感がありました。キャラも好感が持てる人物が多かったです。終盤の急いでショボイ悪役倒して解決だけはガッカリ感があったのは事実ですが。原作は知りませんが圧倒的画力、スケール、分かりやすいSF要素があり、引きつけ度は有名な「2001夜物語」よりも良かったです。ただ最後のたたみ方はあちらの方が上でしたが。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-10-13 19:14:17] [修正:2014-10-13 19:14:17] [このレビューのURL]

最初は描いた時代もあって、ステレオな宇宙ものだなと思いましたし、作者独特の淡々とした作風も悪い方に働いている感じでした。しかし、後半になるにつれて前半の一話完結物語を上手く絡ませて綺麗まとめた良作だと思います。全体として一話完結を重ねながら、SF知識を盛り込み宇宙に夢というよりかは怖さを感じさせる宇宙人類史になっているのは大したものかと。ロビンソン一家の顛末には感心しました。画力はやや見にくい箇所はありますが申し分ないです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-10-13 19:07:58] [修正:2014-10-13 19:07:58] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

ちょっとここの評価は高すぎかなという気がしますが、卓球という題材で絵柄に癖が非常にあれど、画や構図に独特のセンスを感じる漫画だと思います。特にラスト付近のペコ対ドラゴン戦の描写はセンスの塊みたいな凄さです。
内容も評判通りに才能の差という現実をこれほどかと示しています。その一方でその屈指の才能を持つペコが自分で怠慢のため途中まで雑魚キャラ扱いで潰れかけてしまうのが、本気で一から自分を鍛え直して屈指の実力を発揮する辺りに努力の大切さも描いてるんですよね。おばば、アクマ、スマイル以外ペコの才能には埋もれてる頃は気付いてないという点も見逃せないところです(実力者でも雑魚扱いしている人間が多数。誰も気づかない可能性もあったしその場合本当に埋もれた可能性がある)。最初の頃は正直つまらないなと思える部分はありますが尻上がりに盛りあがり、終わってみれば全5巻とは思えない密度を持った良作だったと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-09-19 07:55:37] [修正:2014-09-19 07:55:37] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

人殺しまでしてくるイジメに対する壮絶な復讐を描いた漫画。画力はゆうやみ特攻隊の途中より下なんですけどバトルのグロさ、エグさは上行ってるのが凄いですね。先が気になり熱中して読んでしまうことは間違いないです。ただ都合良く悪い方向に転ぶみたいなところは気になったのは確かです。せめて主人公の彼氏くらいはまともな人で居てあげた方が良かったのではないかと(結果は同じ結末でも印象が違うと思います)。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-09-16 03:23:36] [修正:2014-09-16 03:23:36] [このレビューのURL]

絵柄に似合わないシリアスかつ迫力あるバトルシーンが売りのホラー格闘漫画。最初はのんびりでしたが、途中から主人公の過去や出自の焦点が当たり勢いが出て、意外に伏線めいたものがあってほとんど畳んで綺麗に終わったところが良いですね。中だるみ感が薄かったです。格闘描写はびっくりするくらい迫力があります。画力も長期連載だけあって最後まで向上。ただもう一つくらい突出したものがあればと少し物足りなさもありました。展開が予定調和的だったなという感じがするのもやや残念でした。隊長の謎の強さやうつぼ神の存在について理由が完全放置でしたが、ここら辺が繋がればもっと驚きかつすっきりしたものになったのでしょうけど。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-09-12 16:58:21] [修正:2014-09-12 16:58:21] [このレビューのURL]

「おざなりダンジョン」の第二部的な続編。面白さとしては新世界ですが各地を冒険するだけであること(前作はわりと自由気ままにと行った感じだが決められたコース感が前作より強い)、伏線貼りの側面が強いこと、前作より主要3人組以外魅力があるキャラに乏しいこと(敵幹部が全員外見子供だったりする)等の点からやはり落ちた感は否めないですね。一方で一編一編なら物語の面白さはそう変わらず一気に読めてしまったこと、画力は前作以上ではというほど向上が見えます。ここから間があいて一旦は過去編といったところですが読んでみたいです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-08-29 16:41:00] [修正:2014-08-29 16:41:00] [このレビューのURL]

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