「gundam22v」さんのページ
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点数は細分化されているために結構迷います。
完全に主観ですが、6点以上なら及第点
で楽しめた作品という感じです。

6点 スマグラー
絵に個性はありますがデビュー作ということもあってか、粗くキャラの描き分けが甘い部分、女性キャラに至っては馬顔そのままな部分は気になります。ただ内容としては読ませるものがあり、「運び屋」という裏世界ならではの面白さは出せていたと思います。全1冊ものとしては良い出来で完結しており、映画原作となったのにも納得です。新装版で読みましたが本編の前日談が後付けで追加されて、画力の向上には驚きました。内容も本編の良い補完になっていたと思います。
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[投稿:2015-02-27 19:23:32] [修正:2015-02-27 19:37:15] [このレビューのURL]
8点 刻刻―KOKKOKU
「寄生獣」と設定は違いますが、雰囲気が似ていて画力の点ではこちらが上だと思います。狭い人間関係の割に駆け引きがあり先が読めない展開、竹を割った感がある(粘着質ではない)が本質を抉る心理描写などにもその辺を感じます。さりげないギャグ描写も意外に笑えました。主人公側よりも悪役の佐河に独特の魅力があったと思います。ややラストに唐突感がありましたが上手く畳んだ方ではあったかと。無料で現在配信されている「刻々300日後」という後日談を読めばその唐突感があった人物についても多少掘り下げるフォローもされています。まあ全体として止まった世界での限られた少人数の争いという地味めな作品であることは否定しませんが、近年の秀作であることは間違いないです。作者にかなりのセンスを感じたので次回作も期待します。
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[投稿:2015-02-27 01:59:23] [修正:2015-02-27 01:59:23] [このレビューのURL]
6点 県庁の星
民間研修に行く公務員主人公という珍しい漫画。同じような傾向に感じた「機動公務員かもしか」に比べると原作が当時ヒットした小説だけに突っ込みどころは減っているところ、随所に公務員のお役所体質をネタにしながらも、一定のオブラートに包みながら笑いで描くバランスは良かったと思います。真剣に考えると腹立たしいのですが。
主人公が県庁エリートに割には馬鹿に思える描写が多いこと、アラサー小2子持ちシングルマザーヒロインとの見てはいけないような気持ちになってしまうラブコメ要素(彼女との掛け合いは楽しいんですけどね)など余計に感じた部分はありますが、全4巻で纏まっている佳作だと思います。
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[投稿:2015-02-20 07:03:54] [修正:2015-02-20 07:03:54] [このレビューのURL]
6点 島津戦記
漫画の出来としては同作者の「元親」の方が良いです。地方の王者歴史ものとして基本スタンスは同じですが、こちらの作品では秀吉、家康の中央天下人が典型的な極悪・小物なだけ(両名ともがこうなっている作品は珍しいが)で島津にやり込められて悔しい演出になっており、美化伝記だなと感じる要素が強いです。島津の戦上手かつ一本気で真摯な部分は十二分に描けていますが、一方での頑固さやプライドの高さが災いして後半の失敗に繋がる部分は無視した格好になってしまっています(元親は結局俺は井の中の蛙だったのだな、秀吉の器量の圧倒される部分も触れている)。
関ヶ原直前に夜襲を提案して蹴られて、三成と喧嘩をしてやる気を失くした島津義弘のどっちもどっちの史実的な醜態を描かずに、歴史に残るがただの撤退戦を家康を奇襲で討つための示し合わせた作戦、あともうちょっとだったとかしている部分等も明らかに無理がありました。
それでも島津を主人公に扱った歴史漫画が他にはないこと、前半の九州統一辺りまでは突っ込みどころも少なく出来が良い作品であること、漫画でイメージを持ちつつ足跡を知ることで勉強になる部分がある作品であることは間違いないですが。
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[投稿:2015-02-18 00:49:08] [修正:2015-02-18 00:49:08] [このレビューのURL]
7点 長宗我部元親
四国の雄「長宗我部元親」戦国時代を勉強すれば誰もが知っている人物ですが、かといって詳しい人は少ないマイナーな域を出ていない元親を主人公にした作品。絵柄に癖あれど画力、迫力、演出が良くて単なる歴史語りになっていない、概ね史実準拠で話がまとまっているところなどからも学習用要素もあり評価出来るかと。四国から見た信長、秀吉との中央政権とのリンクにはニヤリとするところがあり新鮮な歴史を楽しめます。最近台頭する本能寺四国原因説をほぼ採用しているのも勉強になると思います(実際はあるとしても補助要素くらいかとは思いますが。斎藤利三は本作じゃそれが要因で謀反賛成ですが、史実的には無謀と反対していたようですし)。『センゴク』の主人公仙谷権兵衛の醜態は如何にも悪役なキャラはともかく概ねこの通りなのは事実ですし、知ってはいたものの衝撃です(その後復活したのも知っているからこそ尚驚き)。元親は大河ドラマでも主人公をやれそうな要素たっぷりな人物であり(仙石が要因である息子の死後は暗愚化しますがそのことはエピローグで触れている)、その魅力を描きながらも天下人には届かない限界という部分も描いており、単なる主人公賛美で終わっていないところも素晴らしいかと。歴史漫画として良作であり、作者作品は他にもこの手のが多いようなので読んでみたいと思える出来でした。
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[投稿:2015-02-12 02:34:21] [修正:2015-02-12 02:34:21] [このレビューのURL]
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