「そのばしのぎ」さんのページ

総レビュー数: 194レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年09月04日

マーヴェルコミックスの翻案で、主人公や舞台が日本に変更されている。
序盤はアメコミ同様、エレクトロやリザード、ミステリオなどとの戦い。
池上遼一の劇画タッチでのエレクトロはダサすぎる。

第7話から原作に平井和正がついて雰囲気が一掃する。
正直、スパイダーマンである必然性は殆どなく、実際にエピソードを後に平井和正が改変してウルフガイのエピソードとして流用している。

ゴーゴー喫茶や過激派団体だとか時代を感じさせる部分もあったり、スタン・リーが「これはスパイダーマンではない」と否定したりもしているが、個人的には巨大ロボットを操縦するTV版より面白いと思う。

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[投稿:2010-09-23 16:58:57] [修正:2010-09-23 16:58:57] [このレビューのURL]

6点 火の鳥

ライフワークとはいえ、共通のテーマが流れている訳でもない。
火の鳥が出てくる必要があったのか?と思える編も多い。
羽衣編などは初掲載時の台詞を全部書き直して、全く違う話になってしまっていたり、それに続く望郷編なども迷走してしまっている。
個々の編で読むと面白い話もあるのだが、組曲的な総合評価はできない。

ただ、手塚治虫の漫画家生活を語るに欠かせない漫画ではある。

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[投稿:2010-09-23 16:44:15] [修正:2010-09-23 16:44:15] [このレビューのURL]

6点 童夢

「真っ赤なトマトになっちゃいな」というのは当時の仲間内で流行った名台詞でした。
現在では評価する事は難しいかもしれません。反対に言えば現在は少なからず影響を受けている漫画家が多いと思います。
手塚治虫が「大友克洋みたいな絵はかけるけど、諸星大二郎の絵は描けない」と引き合いに出すくらい、当時大友克洋のような絵を描ける漫画家は当時いなかった。
特に複雑なストーリーらしき物もなく、超能力を持つ少女と老人の闘い、ひたすら破壊される建築物が描かれているだけです。それだけで息を呑んだ物でした。
ただ漫画という表現が限りなく映像に近づいた作品です。

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[投稿:2010-09-21 23:52:44] [修正:2010-09-21 23:52:44] [このレビューのURL]

特に1980年代のニューウェーブな音楽シーンが反映された一冊。
坂本龍一、デヴィッド・シルヴィアン、デュランデュラン、カルチャークラブ、リッチー・ブラックモアなど実在のアーティストをネタにパロディ化。
デヴィッド・シルヴィアンもボーイ・ジョージも今はすっかりオジサン化してしまっているが。
ボーイ・ジョージが女装ファッションで颯爽と現れ、お茶の間歌番組では教授と忌野清志郎がキスシーンをPVで披露して家族はみんなドン引きするなど、衝撃的な時代だった。
「JUNE」の創刊が1978年らしいから、この頃はBLなどの始まりだったのかね?

音楽ネタ、アーティストネタばかりなので、興味のない人には意味不明な漫画であろう。

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[投稿:2010-09-21 20:40:10] [修正:2010-09-21 20:40:10] [このレビューのURL]

以前、みのり書房からホラー漫画が一杯て出ました。
この黒田みのるの漫画も沢山あった。
小学生の頃に古本屋で買いあさっては色々読んだ。
背景やmobキャラなどは結構いい加減だったけど、大概は女の子が主役で少女漫画風の美人。

この漫画といえばエクソシスト。当時はあまり気にしていなかったけど、エクソシストと言いつつ、やってるのは悪魔祓いではなくむしろ除霊。
手を構えてかざすと悪霊どもが苦しんで離れていきます。
(この辺で勘の良い人は気づくと思いますが)

そんな漫画も忘れた頃、新聞で黒田みのる氏の名前を見かけました。
漫画家としてではなく「ス光光波世界神団」の教祖として。
ペンダントにエネルギー込めて信者に高額で販売とかやってました(笑)
朝日だった筈だが今思うと何でそんな記事が載ってたのか不思議。

死後の世界の物語を描いたりと、ホラーというより心霊漫画でしたが、
真光系宗教の宣伝漫画だった訳ですね。

まぁでも普通にフィクションとして読んでいれば面白いです。

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[投稿:2010-09-20 17:00:46] [修正:2010-09-20 17:00:46] [このレビューのURL]

アニメもありますがほとんど別物です。
人類と、高い知能を持った昆虫種族のギドロン、ギドロンが人類を改良して作り出したミクロイド達の戦い。後半は、世界中の昆虫が一斉に人類に襲いかかりパニック物として描かれています。

ヤンマの兄ジガーはギドロン側につき、ヤンマと行動を共にするアゲハはジガーの婚約者と、一筋縄ではすまない愛憎関係が成り立っています。

マナブの好きになった女の子がギドロンに摂り付かれ、マナブは彼女ごとギドロンを倒すのだけど、今の漫画だと大概死亡フラグが立つのは初めからどうでも良いキャラ扱いされていて、こんな悲惨な展開ってない。

手塚治虫という古典ですけど、今読んでもパニックSF物として面白いんじゃないかと思います。

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[投稿:2010-09-20 15:39:42] [修正:2010-09-20 15:39:42] [このレビューのURL]

漫画として面白い事に異論はないけど、自分の中では名作という程の印象はない。
管理人さん、五代君に魅力を感じないからかな。
結局、管理人さんは美人だから、五代さんは頼りなくて放っておけないから・・・という理由だけで惹かれあって最後まで行っちゃった気がする。

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[投稿:2010-09-20 14:51:52] [修正:2010-09-20 14:51:52] [このレビューのURL]

幕末と竜馬について一番わかりやすい漫画ではないだろうか。
一部フィクションも入ってはいるが、時代背景としてうまく活かされている。
登場人物が皆、実際の写真に似せて描いてあるのも面白い。

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[投稿:2010-09-20 14:32:41] [修正:2010-09-20 14:32:41] [このレビューのURL]

絵はうまいですね。
ただここまで話や行動原理がスッカラカンだと、この辺でパンツ見せて、
この辺でちょいエロ展開にして、と機械的に見せられている気がする。
ラブコメと言うけど、ラブもコメディもない。ストーリーすらない。

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[投稿:2010-09-20 14:05:45] [修正:2010-09-20 14:05:45] [このレビューのURL]

藤原カムイはこの作品より以前のH2Oやチョコレートパニックの頃、漫画ブリッコなどのエロ雑誌においてニューウェーブな作品を発表していた。
知る人ぞ知るという感じだったから、ドラゴンクエストの漫画化なんて話になった時は「大衆に迎合した」なんて不満をもらす声も一部から聞こえた。
まぁ、あれです。密かに掘り当てた宝の地図が大っぴらになったという、ファンの我侭な独占欲の心理なんですけど。

しかし、メジャーの世界に行ってもやはり藤原カムイは凄かった。
それまではストーリー展開といった物よりも、感性を直にぶつけてくる作家だったが、一般受けするセオリーを踏まえながらも、カムイさんらしさが出ている。

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[投稿:2010-09-20 12:47:44] [修正:2010-09-20 13:38:42] [このレビューのURL]