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7点 クレヨンしんちゃん
実際こんな園児がいるわけがない。
という園児が家庭や幼稚園でドタバタを引き起こすという大人向けの作品だったはずが、いつの間にか子供向けと言われるようになった。
ぞうさんネタも使わなくなってからは確かに読みやすくなった感はある。
しかし子供に読ませたくない漫画とされていることには、違和感を超えて怒りが湧く。
他のレビューにもあるとおり、ハナからこれは大人向け作品だ。わきまえろクレーマー野郎!
子供にも配慮するようになってからは、落ち着きを持つ中にも独自の笑いを醸し出す唯一無二の作品になっていった。
醜さや情けなさを抱えながらも、家族に対する思いは人一倍という野原家の面々は、子供に読ませるに値する素晴らしい家族である。
ただ、奇跡的すぎるご都合主義で物事が解決するパターンが多く見受けられるので、そこはマイナス点である。
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[投稿:2017-05-28 00:32:28] [修正:2017-05-28 00:32:28] [このレビューのURL]
2点 マジック・マスター
第1話の時点で嫌悪感を覚えた作品。
主人公に絡む不良っぽい奴の前に、マジックを得意とすることで有名な学生がいきなり無言のままドヤ顔でマジックを始める。
ステッキを空中に舞わせるというマジックであるが、それを見た不良は
「うわーーー」と言って逃げ出した。
って、はぁぁぁぁ!?
マジシャンのマジックを見て、それに恐れを為して逃げるだぁぁぁ!?
オイオイ、マジックという存在をどういう位置に置いてるんでしょうねぇ、
この作者、常軌を逸したバカなんじゃないですかぁ!?
と怒りを感じたのを今でも覚えている。
掲載雑誌を買っていた手前パラパラーっと読んではいたが、
絵に繊細さも魅力も無く、単行本を買いたいとは微塵も思えず、
知らぬ間に打ち切られていた。
その程度の作品。
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[投稿:2017-05-28 00:10:30] [修正:2017-05-28 00:11:23] [このレビューのURL]
5点 シュトヘル
西夏や文字というマイナー題材に注目しているところ、文字の大切さを訴えるテーマ性は素晴らしいのですが、前作でのハラハラや戦記感が失われた気がします。繰り返し訴えられるそのテーマ、逃避や個人バトルが中心となって、盛りあがりに欠けているように思えました(バトルが絵的に見にくいのも)。大モンゴルが絡むに関わらず、戦記的に盛りあがらなかったのがどうしても惜しいです。
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[投稿:2017-05-26 23:30:16] [修正:2017-05-26 23:30:16] [このレビューのURL]
知名度なら題名通り「神のごとき」ですが、ミケランジェロ個人の人生についてはほとんど知らなかったので、漫画として違和感がないほどの面白エピソードの数々には笑いとタメになるの両方で楽しめました。かといって彼の根底にある真摯な芸術家性も描かれており、元々抱いていたイメージ通りで安心出来たところ。
レオナルドやラファエロとの絡み、参考文献多数の情報量も活かされており、基本コメディ調ですが歴史漫画としてもしっかりしています。最近流行している作風の流れを汲んだ一作で掘り出しものでした。
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[投稿:2017-05-26 21:31:59] [修正:2017-05-26 21:31:59] [このレビューのURL]