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[投稿:2015-05-22 00:38:05] [修正:2015-08-09 22:45:08] [このレビューのURL]

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[投稿:2015-05-15 23:03:33] [修正:2015-08-07 18:56:32] [このレビューのURL]

徹底したスポ根と様々な才能を描ききっている傑作。
様々な才能というのは、題材通り卓球に関する才能。

「才能」に酔う者、「才能」に憧れる者、「才能」を隠す者、そして「才能」に潰れる者等。
そんな者達がストイックに自分を追い込み、或いは逃れるシーン等が、これでもかという程描かれている作品。

描写は相変わらず卓越している。



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[投稿:2015-08-06 20:39:53] [修正:2015-08-06 20:39:53] [このレビューのURL]

 まず黒博物館シリーズが再開したことに快哉を叫びたいほどですがそれより何より藤田さんの復活を喜ばざるを得ません。「月光条例」は正直「藤田さんも老いたな」と思いつつもそこそこ面白いし過去作の実績もあり最悪のことはなかろうと信じつつ読み終えた、と言った感じですが、今作はそういったことは考えずに面白いと思えます。
 そして過去作を読んできた人には「色々と濃い」藤田作品の特徴が復活したこととともに過去作に通じる要素も感じられて、より一層面白く感じることができると思います。
 個人的には今年まだあと三分の一もありますが、これよりガーンと来る作品には会えないんじゃないかと思います。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2015-08-01 20:44:57] [修正:2015-08-01 20:44:57] [このレビューのURL]

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[投稿:2015-07-21 23:32:07] [修正:2015-07-21 23:32:07] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

思念波が外部に漏れてしまい、他人に心の中が覗かれてしまう特殊能力者サトラレ。
しかし、同時に天才能力も合わせ持ち、人類への貢献度が高い。
彼らに関わる人達が、不思議に優しく、理解が深いのが救い。
人類は本当にこんなに優しいのだろうか、もっと残酷で見苦しくないか?、
と疑念を持つが、サトラレ種も純粋に設定されているので、
見守る人達をも感化されるのかとも。
いずれにしても、サトラレという特殊な設定を前提に、心のナイーブさを
良く解釈した作品。なかなかの良作です。

追記:その後、改めて全編を通読しました。その上での感想です。
一言でいえば、人間賛歌です。
サトラレであることを知ったために、孤島に一人住む白木。彼の島に漂流する少女との出会い。
サトラレとの結婚とサトラレの子を産む決意の人、小松。
サトラレである娘の将来を案じる武道家の父の無骨な生き方、育て方。
娘、片桐りんの爽快な生き方。

有り得ない架空の設定の下で、人間たるものはきっと当たり前に考え、悩み、行動するだろう
ことを先回りして予見し、美しく描いた作品です。大好きな作品の一つになりました。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-11-21 22:50:40] [修正:2015-07-21 22:42:54] [このレビューのURL]

 日本に生まれ、「武士道」という言葉を耳した事が無い人はいないであろう。
 武士道とは何ぞや。良いものなのか、悪いものなのか。古い考えと一蹴しても良いものか、それとも現代にも活きるものか。

 江戸時代末期、舶来の近代武器を前に武士の心である「刀」はその力を失った。もやは武士道は通用しないのか。忠義とは何なのか。
 銃の前に刀は無力であり、忠義を尽くすべきお上は下の者のことなど考えない。幕末という時代に、武士道などというものは古臭い、馬鹿げた考えの様にに映ったかもしれない。
 そんな中でも、見苦しいまでに武士道を貫き通す。だが、その見苦しさは、見ようによっては比べる物のないほどの美しい姿であった。

 この物語はそんな「武士道」を心に宿した者達のお話。

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[投稿:2015-07-21 18:18:39] [修正:2015-07-21 18:18:39] [このレビューのURL]

基本的に一話完結のSF、ショートショート。
巧みなストーリーとウィットで毎回知的な世界へ誘ってくれる名作。
漫画版星新一と呼ばれることも多いらしいが、かわいらしい絵柄もあってほのぼのとした人間的な優しさがある。
こどもっぽい漫画にはいい加減ウンザリ。というかたには是非お勧め。
夜、寝床に持ち込むのに最適。

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[投稿:2015-07-15 22:33:49] [修正:2015-07-15 22:33:49] [このレビューのURL]

9点 外天楼

素晴らしい作品です。

作者の持つ非凡な構成力に脱帽ですね。
他の作品でも発揮されていますが、伏線の見事な回収と予想もしないような物語展開も含め、良質なSFサスペンス小説のようです。

全般的に物語を描く作家なので、意図的に登場人物の人生に感情移入をしにくくしている作風ではあるのですが、この作品に関してはヤラれました。

人造生物の人生を思いを馳せて、最後の部屋に戻るシーンを読んだら・・・そりゃ感情的になるなっていうのが無理でしたね。

狂気でいて悲しい作品です。

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[投稿:2015-07-12 20:32:53] [修正:2015-07-12 20:32:53] [このレビューのURL]

寡作で著名な一ノ関さんの久しぶりの新刊。この作品は素晴らしい。
「面白い」というよりも「凄い」という評価が妥当か。

舞台は江戸中期(田沼意次から松平定信くらい)の歌舞伎界および周辺。
いやー、本当によく調べてますね、この御仁は。
とくにリアリズムとダイナミズムのバランスは絶妙。

ちなみにやっと写楽が活躍するかってあたりで話は終了。
作品には明記されてないが多分未完終了だと思われます。

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[投稿:2015-07-04 14:35:54] [修正:2015-07-04 14:36:59] [このレビューのURL]

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