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10点 寄生獣
最後の最後で人間を否定したのが『デビルマン』。
それを下敷きに発展、追求し、とうとう真逆の真理にたどり着いたのが『寄生獣』だと僕は思う。
ミギー大先生の最後の言葉は、僕の中でおそらく生涯ブレることのない価値観になっています。
恐れ入りました
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2006-12-12 05:20:04] [修正:2006-12-12 05:20:04] [このレビューのURL]
10点 ぼくんち
僕が初めてこの作品を読んだのは、たしか高校一年生の頃だったと思う。
その時ははっきり言ってこのマンガのなにがいいのかさっぱりで、すぐに当時好きだったマンガ(派手なだけで今読むと・・・な)に手を伸ばしていた。
当時の僕は今よりもっとマンガに対して視野が狭かったんですね。絵が良ければ名作みたいな考え方でしたから。
セリフを噛み締めて読むなんてしたことすらありませんので、『ぼくんち』を理解するなんて到底無理な話です。
ほんわかした絵柄と雰囲気だけでダメだと決め付け、肝心の内容はほったらかしでした。
それからしばらく経ち、いろいろな良いマンガに触れ視野もそこそこ広がった高校三年の卒業シーズン。
三年という月日の中で僕なりにいろいろなことがありました。
女の子におもいっきりフラれたり、尊敬できる友人ができたり、身の丈に合わない難しいことを考えてみたりもしました。
そんな中、卒業アルバムの寄せ書きで見つけたある言葉に僕はとても感動した。
それを書いた友人によるとそれはなんとあの『ぼくんち』のセリフなんだとか!
「へー、こんな良いセリフがあったのか。どれ、もう一回読んでみるか。」
そのセリフがどのシーンのセリフかを聞き忘れたため、最初から最後まで、全セリフをじっくり舐めるように読んでいった僕は
気付けばジャバジャバ泣きながら『ぼくんち』を読み終えていた。
幸せとはなんだろう
大事な人が悲しんでいる時になんて言ってあげれるんだろう
いっそ死んでしまおうか
もしそんなことを考えたことがあるなら『ぼくんち』を読んだほうがいい。
あなたは絶対になにかを感じられるはずだから。
まっすぐな顔をして笑っていた人が翌日に死んでいたりする非情な世界でも、そこで暮らす人たちは笑う。
そこには哀しい優しさがあり、優しい哀しさもある。
それらを感じられたなら、このマンガの底を流れるもっと大切なものを同時に感じられるはずだ。
もし『ぼくんち』を読んでもなにも感じなかった人がいたら、それは絵柄だけに目を奪われて、もっとも重要な「言葉」を読みとれていないだけではありませんか?
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2006-12-11 02:55:29] [修正:2006-12-11 02:55:29] [このレビューのURL]
10点 20世紀少年
この漫画は一気読みにかぎりますね。読んだことない人は、大人買いして読んでみてください。浦沢ワールドに引きずり込まれるでしょう。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2006-12-06 00:12:16] [修正:2006-12-06 00:12:16] [このレビューのURL]
10点 ヒカルの碁
何度読んでも面白い。第二部が不評のようですが、個人的には第二部も十分に楽しめる。勢いが落ちたとは思いません。最初から最後まで面白い。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2006-12-05 02:00:04] [修正:2006-12-05 02:00:04] [このレビューのURL]
10点 HAPPY!
タイトルとは全く違って、不幸な主人公の話。徹底したイジメ役として登場する竜ヶ崎蝶子の性格が悪すぎて、この漫画が嫌いという人も多いであろう。しかし、竜ヶ崎蝶子というイジメ役の存在があったからこそ、この漫画が奥深く、面白くなったのは事実である。それと、この漫画はテニスを題材にした漫画というより、人間ドラマをテーマとした漫画だと思う。主人公の海野幸に関わった人々は彼女によって人格が揺さぶられていく。そう、この漫画は主人公を取り巻く人間を描いた人間ドラマなのだ。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2006-12-05 00:23:46] [修正:2006-12-05 00:23:46] [このレビューのURL]
10点 ONE PIECE
大好き。やっぱり少年漫画といったらコレは外せませんね。多くの子供たちを魅了する尾田先生を尊敬します。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2006-12-03 02:22:07] [修正:2006-12-03 02:22:07] [このレビューのURL]
10点 ピューと吹く!ジャガー
大爆笑ですよ こりゃあ
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2006-12-03 01:04:40] [修正:2006-12-03 01:04:40] [このレビューのURL]
10点 不思議な少年
主役の不思議な少年は、時空を超えられ、幻覚をみせられ年すら変えられる永遠の命をもつ神に近い存在です
でも、この話は別に、この少年の能力を見せつける為のお話ではないのです
少年に名前がないのは、彼がマンガを読む読者の代弁者であるからだ
しかし、彼には一つだけ意志がある
それが人間に対する興味
そんな少年が様々な世界の人間の心の世界を、人間の可能性を探るお話
作者の山下和美が長年積み上げてきた人間観察力が発揮されている
「天才柳沢教授の生活」を読めばその研ぎ澄まされていく観察力がわかるはず
色々な人間の心を描いてきた作者の集大成的な作品
題材が人間そのものなので、個人個人でどう写るかはその人次第
この作品をどう見るかによってその人が見えてくる
怖いな、ほんと
それくらい出てくる人たちは生きているかのように様々な顔をみせます
これを読めば作者は他人を通して自分の心の深いとこまで潜っているのかわかるはず
深い面白みがあります
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2006-12-02 20:05:15] [修正:2006-12-02 20:05:15] [このレビューのURL]