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10点 ひかりのまち
この人の漫画は映画のようです。だから映画にすることは難しいだろうと思います。アニメ化なら出来るかも知れませんが、多分陳腐なものになってしまうだろうなあと思います。
漫画以外の媒体に置き換えることでこの漫画が持っている何らかの力が失われてしまうでしょう。つまりこの人の漫画もまた漫画として完成している漫画なのだと思います。
この人の絵からは明るさを感じます。ところがそこで繰り広げられる物語は陰惨さを含んでいます。そして乾いています。陰惨な中で登場人物は嘆かないのです。あるがままを受け入れているというか、或いは無気力と言っても良いかも知れません。
大上段に構えるようですが、この人の物語りは60年代イデオロギーの一角とされた高橋和巳に通ずるものがあるのではないでしょうか。文学がかつてのような力を失った今、同じような力を潜在させているものは恐らく漫画です。ただ漫画には文学ほど煽動する力はありません。絵は印象は言葉より能弁に語りますが、言葉ほどに思想を語ることは出来ないからです。そうしたものが時代を表す媒体になっていることが現代を象徴しているのかも知れません。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2009-10-25 23:51:17] [修正:2009-10-25 23:51:17] [このレビューのURL]
7点 乙嫁語り
表紙の絵の美しさに感動して、即購入しました。
作品全体の詳細な描き込みが美しく、まるで自分が十九世紀の中央アジアに飛び込んだような気がします。
基本的に登場人物みんなが朴訥な良い人々で、読んでいて気持ちが良いです。
特に、作者の趣味が詰め込まれているヒロイン・アミルが凛々しくも可愛らしくて、格好いい!とうっとりしつつ、ほのぼのとした気持ちにさせてくれます。
一巻目は物語の背景・設定をじっくり描いている部分で終わっています。二巻目からお話が動き出すんじゃないかな?
物語の展開次第で、すぐに8点9点に跳ね上がりそう。
期待大な作品です。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2009-10-25 13:46:07] [修正:2009-10-25 13:46:07] [このレビューのURL]
9点 銀と金
福本先生は絵は下手だけれども引き込む力の才能は一品だと思います。個人的に平成の天才的漫画家、浦沢先生、高橋留美子先生、荒井先生、井上先生に並ぶ人だと思います。
しかし残念なことに中途半端なところで終わっています。カイジなどを読んで気に入った人はこの漫画読んでみてください。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2009-10-24 20:35:23] [修正:2009-10-24 20:35:23] [このレビューのURL]
0点 あずまんがリサイクル
あずまんが大王の関連マンガと思って購入したら、まったく関係なくて、激しくがっかりしました。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2009-10-23 23:19:10] [修正:2009-10-23 23:19:10] [このレビューのURL]
8点 愛人〔AI-REN〕
女の子にリアリティは感じない漫画
こんな女の子いねえよ!って突っ込みながら泣きたい
いい涙流したい
物語の展開は最終兵器彼女に近い感じがします
最彼がすれちがいつづけて、回帰した感じなら
アイレンは寄り添い続けて、消滅していく話
キャラ設定が神 あと台詞がちゃんと練りこまれているのが分かる
全体像を把握するのは時間がかかりますが、それだけ理解を深めるだけの価値はあると思います
すばらしい性と命の物語です、オススメ
作者、エロ漫画描きなのにすげえいい話描いちゃったよ
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2009-10-21 01:24:57] [修正:2009-10-21 01:24:57] [このレビューのURL]
6点 キングダム
スケールダウンしたベルセルクってことでOKか。
戦争における描画の細かさとパワーや単騎突貫型の主人公はベルセルクと同じ。
しかし、主人公の活躍の描写においては、読者の予想を超えた表現がなく、爽快感は限定的(それでもかなりある方だが)。
面白いのは、戦争における個と群の距離感。いわゆるセカイ系のように個の内面に執着するわけでもなく、横山光輝版三国志のように歴史ダイジェストになるわけでもなく、個人の活躍が徐々に集団に影響を与えていくプロセスをきちんと描いている点が特長。
描写にかけている精神的「枷」を取り去れば、今後大化けする可能性アリ。
(常識的にあんな細腕の子供が大の大人を真っ二つにできるのはおかしいよね、って思わせない描画力(=説得力)があればもっと面白いはず。)
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2009-10-18 03:51:40] [修正:2009-10-18 03:59:47] [このレビューのURL]
4点 G戦場ヘヴンズドア
評価が高い作品であることはわかります。ですが自分には全く合わないのが読んですぐわかりました。なんというか主人公を全然好きになれない。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2009-10-17 23:07:59] [修正:2009-10-17 23:07:59] [このレビューのURL]
1点 ぬらりひょんの孫
妖怪ものといったらやはりうしおととらと比べてしまいます。うしとらと比べるとやはり天と地の差があると思います。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2009-10-17 19:00:27] [修正:2009-10-17 19:00:27] [このレビューのURL]
10点 SLAM DUNK
絵が動いているかのように感じます。
アニメよりも、漫画の方がすごいプレイをしているように思える。
キャラクターもそれぞれが魅力的で、ストーリーも良かった。
もう少し続けてもらいたかった気もしますが…
最後はいい年して、号泣してしまったです。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2009-10-16 23:25:19] [修正:2009-10-16 23:25:19] [このレビューのURL]
8点 赤灯えれじい
ちょっと古臭い感じも漂ってますが、若いころ特有の、独特な感じがよく出ていて、あんまり盛り上がりのないお話なのに、最後まで一気に読んでしまいました。
期待せずに読んでいたのですが、ところどころ、うっかり泣いてしまいました。
懐かしい感じがして、たまに読み返してしまいます。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2009-10-16 23:15:28] [修正:2009-10-16 23:15:28] [このレビューのURL]