「」さんのページ
雰囲気を楽しむ漫画。
急いで、ページをめくってはいけない。
次にどうなるのだろうと、期待をしてはいけない。
時には、行ったり来たりして読むべし。
場合によれば、最初まで戻って読み直すのも良い。
読み終わった後には、江豆町の住民になっている。
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[投稿:2021-10-18 09:20:48] [修正:2021-10-18 09:20:48] [このレビューのURL]
4点 先生の白い嘘
教師である主人公は親友の婚約者から陵辱されながら尚もその関係を続けていく。生物学、社会的性差の話はいくつもあるがここまで強いインパクトがある冒頭は中々ない
主人公、主人公の親友美奈子、美奈子の婚約者早藤、主人公に恋する新妻、新妻が気になるミサカナ
立場や性別や視点を変えた人物から語られる
『男とは女とは』が面白かった
特に良かったのは3巻
「私は彼女を見下す座席を与えられたのだ」
「かわいそうな美奈子 かわいそうに」
主人公の自己の見つめ方や客観性が物悲しく、薄暗い怖さが際立っていた
しかし4巻の美奈子の妊娠から安っぽい展開が続く
不倫されていた美奈子、不倫相手の玲菜、レイプされ続けていた主人公たち女が皆謎の「新しい命」パワーから早藤を救おうとする、そしてそのパワーに圧倒され早藤は自爆
新妻周辺の話がごちゃついたせいで新妻ー主人公の関係性も薄くなってしまい、主人公が早藤を許すに足る展開が無かった
3巻までの問題提起は色々考えさせられたし面白かった(ここまでなら6点くらい)キレイに纏めようとし過ぎてご都合主義展開になってしまったのがとても残念
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[投稿:2021-10-17 22:19:31] [修正:2021-10-17 22:49:32] [このレビューのURL]
2点 能面女子の花子さん
作者にギャグのセンスが全くない
話の流れとは関係ない部分で気が散る、例えば
先生は能面に対して高価、程度の知識だったのに後に能楽師にキャーキャー言っていたり
初対面の筈がいきなり次のコマであだ名で呼んでいたり
能楽師の髪型がいきなり変わったり
どうでもいい流れなだけに一瞬(ん?)となり気持ちが悪い
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[投稿:2021-10-17 20:12:04] [修正:2021-10-17 20:21:08] [このレビューのURL]
6点 エマ
丁寧な書き込みや舞台背景など随所に作者の英国愛が感じ取れる良作
またシーンの見せ方がとても上手
10話【ひとり】直接的な死を書かず胸に来る話の運びがとても良い
23話【愛の響き】オペラ観劇中、落ちた時計を拾うとする背中に手を触れてからの告白シーンがとても素敵
ケリー、ハンス、アデーレ、マリア、アーサーとても魅力的なキャラクターが多い中
肝心の相手役ウィリアムに魅力を感じなかったのが残念
エマとウイリアムの関係性といえばウイリアムの一目惚れから博物館デートとキス程度で薄く感じられる、熱烈な再開シーンはロマンチックだけどこれまでの流れから(そこまで想い合ってた?)と感じてしまった
(初期絵柄だとエマの美形さが伝わらないのも関係あるかな)
父親や世間の階級意識から結婚は難しいものだと期待したが割とあっさり結婚、もう少し奮闘するウィリアムとエマが見たかった
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[投稿:2021-10-15 11:46:55] [修正:2021-10-15 11:46:55] [このレビューのURL]