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10点 BECK
絵の迫力や大きいコマワリで音楽の表現に成功した良作音楽マンガ
強い悪役が出てきて、主人公達は弱者だけど才能と結束で乗り切るというコテコテサクセスストーリー少年漫画なんだけど、そんな事は感じさせないのは、題材と絵の迫力だと思う
コテコテな分ハマリやすく面白い
多くの男性漫画家がステレオタイプな女性像しか描けない中、この作者は生きた女性が書ける数少ない男性漫画家だと思う
なので、恋愛マンガとしても、それなりに成功している
作中で少女マンガがよく出てくるところから、よく少女マンガを読んで研究してるんでしょうね
追記
ただの音楽サクセス漫画として読んでて少し後悔した。
途中で飽きた人もこれは最後まで読んで欲しい。成功したから良かったねという漫画ではなかった
昔、宮崎駿監督がなんで映画を作るのかというのを書いていた本があった。自分が何かを見て受け継いだものを次の世代に渡すため、その為にアニメを作っていると言っていたのに感銘を覚えたものだ
BECKもそういう漫画だった。伝えたいから歌う。受け継ぎたいから歌う。そういう流れが一つの大きな力となっていく話だった。
なので何かを感じ取りたいという感覚というのかな?。なんとも表現しにくいけど、そういう受容体がないとただの音楽サクセス漫画となるが、受容体がある人にはかなりの感動が待っていると思う。作者は受け継いだバトンを次に渡すために今までがんばって書いてきたんだな。感動した
ナイスレビュー: 3 票
[投稿:2006-11-27 03:55:39] [修正:2009-03-08 03:10:54] [このレビューのURL]
10点 THE レイプマン
一言で言うならばレイプマンガ。しかしにもかかわらずベースとなる作風は人情マンガの味を醸し出しており、そのギャップが読者の笑いを引き起こす素晴らしい作品です。鉄砲玉の様に名言が飛んでくる所は、どこかヤマジュンの作品に通じる物があると行って良いでしょう。また作者みやわきの画力は漫画界でもトップクラスであり、これだけでも本書を読む価値はあると思います。この作品を作った作者に「姦」の一文字を送りたい。
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[投稿:2009-03-06 22:42:13] [修正:2009-03-06 22:42:13] [このレビューのURL]