「blackbird」さんのページ

総レビュー数: 185レビュー(全て表示) 最終投稿: 2011年03月31日

音楽系のお話ではありません。
お話の中の言葉で表現すれば「リアル・ファンタジー」です。

平たく言ってしまえば、シングルマザーと娘の心温まるお話で、そこにスウと豊上さんとの恋愛話が展開する。育児漫画といえばそうかもしれないが、リアルなようでリアルではなく、ファンタジー。

実際あの若さでシングルだったら、あんな立派な家には住めないだろうし。
でもそんな事はどうでもいいのです。

スウとのんのんの楽しいやり取りや、思い出に生きたい・でも新しい恋をしたい、そんなスウの気持ちに揺られながら読み進み、読んだ後は優しい気持ちになれます。

豊上さん、格好良すぎでしょう。こんな人がいたら誰だって惚れてまうでしょ・・・そこもファンタジー。

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[投稿:2011-04-13 15:31:36] [修正:2011-04-13 15:34:04] [このレビューのURL]

せっかく面白い切り口で、話も絵も楽しめるのですが、
入り込めたのは6,7巻位(文庫本)までだったでしょうか。

残念ながら、私の理解力が落ちたのか、その後はストーリーの組み立ても、時間や場面の設定も、キャラたちのかき分けもわからなくなってしまいました。絵もかなり乱れてきた感じが・・・。

ただ、尾白と尾黒のコンビと、気まぐれな青嵐は大好きですね。

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[投稿:2011-04-13 00:08:39] [修正:2011-04-13 00:08:39] [このレビューのURL]

幼馴染って、家族ぐるみでの付き合いもあったり、思い出があったりで、なかなか恋愛に発展しづらくて・・・

告白してダメになって全て失うなら心の奥にとどめておこう、という、もう、本当にベタなシチュエーション。

どちらもうじうじうじうじ・・・
最後の最後は本当にいい加減はっきりすればいいのに!!と、ちょっとイライラしました。
でも何となくみちるの家族や、登場人物のほのぼのした雰囲気で、嫌な印象はない。亮平も、モデルをやるほど恰好良くて恋愛慣れしてるのに、みちるだけにはやたら弱いし。

周辺の人物たちのオムニバスの続編もあります。こういう風に、人物キャラの設定がしっかりしているといいですね。

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[投稿:2011-04-12 16:23:32] [修正:2011-04-12 16:23:32] [このレビューのURL]

一匹狼的で、天才肌の高刀柾は、バスケ部で活躍するけど何となく浮いた存在。
でも年上の可奈子にはからかわれているような、大人っぽく見せてしまうような、ナイフのような危うさも見せつけ、男子高校生のアンバランスさがとても上手く描かれている。

柾も可奈子も、また三角関係になるアキラも、大人っぽくあり子供っぽくあり、みんな不完全で魅力的。

作品全体的に、シリアスになりすぎず、何とも言えない味のある高刀家の騒動や家族達の様子が、いい笑いのスパイスを添えている。

後半の加奈子の手術と、バスケの試合のクライマックスは、緊迫感があり引き込まれます。

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[投稿:2011-04-12 16:15:41] [修正:2011-04-12 16:15:41] [このレビューのURL]

真面目にもほどがあるでしょうというような麻里と、バスケの事しか考えない武来君のながーいお付き合いのお話。
展開はモロ、純粋なる少女マンガです。

無口で、必要なことしかしゃべらない武来君、恰好いいとこも多いんですが、幾らなんでももう少し必要なことは話せよ!と言いたくなります。

誤解したり、武来の気持ちを考えすぎて行動できなかったり、自分を卑下して落ち込んだり、まあ同じようなところをぐるぐる回っているのですが、回りながらもゆっくり前に前に進んでいく健気さに、どっぷり浸かりたい気分の時はいいかもしれません。

イマドキはすぐにどうにかなっちゃう話が多いので、こういうゆっくりした恋愛を楽しみたい人におすすめ。

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[投稿:2011-04-11 23:18:41] [修正:2011-04-11 23:18:41] [このレビューのURL]

まさか聖徳太子をこういう風に描くなんて、誰も思わなかったでしょう。発表当時から相当なインパクトを持ち、それから何十年たっても、相当な読みごたえ。強烈な作品です。

ファンタジー、オカルト、同性愛、近親相姦、神に仕える者への愛。
この作者でなければ、まとまらなかったと思います。

また、死や魑魅魍魎を少女マンガでこんな風に描くなんて誰ができたでしょうか。
だんだんと死霊が近づいていって、帝を連れていくところなんて、本当に怖かった・・・。
魑魅魍魎と遊ぶところは結構かわいかったですが。

それにしても、すべてを手に入れた聖徳太子が、一番欲しいものは手に入れられなかった切なさといったら。
完璧な人間などいないのですね。

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[投稿:2011-04-10 16:10:00] [修正:2011-04-10 16:10:00] [このレビューのURL]

前半はノンナがミロノフ先生に才能を見いだされ、若い時から活躍したがゆえに、その作品のイメージに縛られ、亡命(古い!)するかどうか決断するまで。

後半は一転、怪しげな大人の雰囲気をもったピアニスト、ルービツとの関わりから、大人へ成長する悩み、プリマとして一皮むける様子を描く。

全体的に昔の少女マンガ全開。
ただ、バレエのライン、厳しさ、そして、プロとしてバレエを踊っていくものの成長を描いた名作の一つで間違いないでしょう。

後半ではミロノフへの恋愛感情の描き方も大きく変わる。
おそらく連載当時では、こういった恋愛、性的な内容の描写も、また、若干レズっぽい話も、衝撃的だったのではないかと思わせる。そこを思い切り描いたのはやなり山岸凉子ならでは。

ソビエト時代の話なので、ファッション的には何ともいえない前時代的。そこからも当時の世界のことがわかるでしょう。

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[投稿:2011-04-10 16:00:44] [修正:2011-04-10 16:00:44] [このレビューのURL]

パソコン通信に残った、昔の庇護者の声だけを頼りに生きてきた孤独な大。
友達に心を明かせないのは、家族がいないということを隠して日本で暮らすためだった。

かたくなになった大の心を開いていったのは、友達だった。
難問も立ちはだかるが、何とかして大が今まで通りの日本での生活をできるように友達はじめ、弁護士や友達の家族などが手を尽くすところは、とても心が温まる。
特に、デリィの奔走ぶりと、偏屈に見えるデリィの祖母レディ・モートンの計らいには思わず笑みがこぼれる。

後半、大の唯一の身寄りのおばあさんとの深く暗い溝を埋める戦いは、心が痛む。これ以上大を傷つけないで、孤独にしないで・・・と願わずにいられない。
ラストは意外とあっさりと訪れるが、希望に満ちたエンディング。

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[投稿:2011-04-10 15:47:50] [修正:2011-04-10 15:47:50] [このレビューのURL]

6点 砂時計

見事な少女マンガです。

親の死が重く心に残って、彼に素直に飛び込めなくて、彼も支えきれなくて、気持ちはお互いに何度も行ったり来たり。

健全な生活を送れた人にはイライラするかもしれないけど、実際にこういうトラウマがある人は、なかなか消化できなくて、前に進めずに悩むのかも。そういう重さはよく表れていると思う。

「もういいかな」と思うのに、何となく「また読むかも」と、手元に残してあるというのは、何となく魅かれるものもあるという事なのかもしれません。

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[投稿:2011-04-10 15:16:50] [修正:2011-04-10 15:16:50] [このレビューのURL]

「わけわかんねー」という程の不条理ものではなく、ただ作者の感覚が合えばすごく笑えるギャグ4コマ漫画。くだらないけど、なんかおかしい。

愛すべきキャラが幾つかいて、何度となく登場する。
すぐ耳を狭いところに挟んだりする、切なそうに幸せを探すしあわせウサギが好きでした。

ツボにはまるネタが幾つか忘れられない。

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[投稿:2011-04-08 17:02:18] [修正:2011-04-08 17:02:36] [このレビューのURL]