「kiki」さんのページ

総レビュー数: 471レビュー(全て表示) 最終投稿: 2011年01月23日

一応今年は平清盛イヤーですからね(流行ってない気もしますが)。
平安後期の主に平家にかかわる人々を題材にした短編集の少女漫画を
手にとってみました。
絵も恋の行方模様も80年代の少女漫画満開です。
なので少女漫画に慣れない人には辛いかも。

史実からなかなか面白く恋愛を色々作り出されていると思います。
時代柄切ない系の話が多く、昔ながらの一途で奥ゆかしいヒロイン
好きなら楽しめるかと。

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[投稿:2012-05-22 00:24:41] [修正:2012-05-22 00:24:41] [このレビューのURL]

「岬でバスを降りた人」は岬や昭和臭満々の店舗兼家の独特の空気を
よく描いてて、内容も結構よくできているなぁとは思ったのですが、
後の作品が私にはつまらなかったです。
特に絵にモノローグが多様された短編は懐かしい作風ではありますが、
引き込まれるものが全くなかったです。
ファンなら他の話も楽しめるのでしょうけど、私はこれ一編だけに
お金は出せないなぁ。

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[投稿:2012-05-22 00:16:24] [修正:2012-05-22 00:16:24] [このレビューのURL]

8点 水域

これは素晴らしい和風ファンタジー!
倒れて意識だけが余所の世界に行ってしまって、その世界は現実とも
リンクしているところもあって…なんて話は別に斬新でもないけれど、
それに日本の昔ながらの川沿いの田舎を魅力いっぱいに描かれていて、
清涼感があふれているのが読んでいて心地よかったです。
田舎の夏の水辺の風景っていいですよねぇ。

そんな魅了的な田舎も過去の話も現在の話もやるせない事があって
それでもその現実を受けとめ沿って生きていくヒロインの家族…
それぞれの村への想い、亡くした家族への想い、見事に描ききって
いると思いました。
じんわり感動する何度でも手にとってしまう作品です。

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[投稿:2012-05-16 22:32:55] [修正:2012-05-16 22:32:55] [このレビューのURL]

正直ストーリーはせっかくの時代、場所設定が斬新だからもっと面白く
できそうなのに想定内の展開というか、中央アジアの日常漫画っぽく
なってしまっている気がします。(それはそれで好きなんだけど)
アミルさんのキャラ以外があまりキャラ立ちしてないかな。

それでも彼女の取材力と描写力がすごすぎて引き込まれます。
愛情こめ過ぎですw それが漫画読んでるだけでヒシヒシ伝わってくる
のがいいですね。

中央アジアは大好きな地域(旅行で行きました)なので、まさかあんな
マニアックな場所を漫画にしてくれる人がいるだなんてそれだけで感激です。
しかもそれがあのマニアックな森薫さんだし。
木彫りに刺繍に最高すぎる!



→4巻まで読んで修正。

1、2巻では森さんのアミルさんや、狩り、模様などの萌え度が
高すぎて個人的にはツボだったけど、ストーリーはまぁまぁかな
なんて思ってました。
3巻からは居候だった英国人のスミスさんが旅に出ることで
行く先々で様々な乙嫁達に出会います。
当初感じていたストーリーのぎこちなさは感じなくなり、3、4巻
と進むにつれかなり面白くなってきています。
3巻のタラスさんとの話なんて、イスラム社会の父権制度がよく
描かれてて上手いなぁと思いました。

モスク描いて欲しいなぁ。

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[投稿:2011-04-16 15:56:29] [修正:2012-05-16 20:56:31] [このレビューのURL]

最近のLaLa掲載だし、このタイトルだし、なんかかわいらしい絵だし
想像はついていたんだけど、やっぱりオタクくさいノリの漫画でした。
キャラ萌え漫画ですね。クールでカッコいい狼陛下(2面性があって
子犬っぽい性格の時もあり)にキュンときまくるかわいいヒロイン。
それだけのように思えました。

中華ファンタジー風味で「彩雲国物語」っぽい。
そういうの好きな人には楽しめる作品かも。

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[投稿:2012-05-12 17:03:11] [修正:2012-05-12 17:03:11] [このレビューのURL]

4点 レベルE

冨樫義博氏のファンや少年漫画好きには最高に面白いんでしょうね。
別にそうではない私には絶賛する程面白いとは思えませんでした。
絵は上手いし、ストーリーも練っていてコンパクトにまとまっている
とは思いましたが、話に全く引き込まれませんでした。

一巻で文字がギッシリ書いてあるページを見て、読むのをやめようか
と思ったけど全部で三巻だし…と最後まで頑張ってページをめくり
ましたが、面白さがヒートアップすることはなかったです。
古めの普通のSFドタバタコメディ。
若い頃に読んだら違ってきたかもしれませんが。

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[投稿:2012-04-21 10:36:37] [修正:2012-05-12 16:57:27] [このレビューのURL]

なんていうか川原さんのストーリーの持って行き方は本当に独特。
一見のほほんとしているけど根底は父親の不在で寂しい少女と
苦労したせいで大切なものを置き忘れている青年のマリアージュが、
フロイトが作った小田原提灯による夢の共有。
内容は普遍的なんだけど、話の運びが川原節溢れていて面白いです。

主な舞台がスーファミのゲームソフト会社なので古くさく感じるのは
否めないけど、不思議でいてあたたかいストーリー運びには
何度もページをめくってしまいます。

そして川原さんはのほほんととぼけてるけど一途なヒロインを描くのが
上手い。彼女がションボリするとこちらまで胸が痛くなるし、ラストの
ハッピーエンドには心があたたまりました。


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[投稿:2012-05-06 23:07:50] [修正:2012-05-06 23:07:50] [このレビューのURL]

15年という歳月を経てしまった事件に対してどのように事件を
紐解いていくのか、また後半の時効に間に合うかの心理戦など
ラストまでハラハラひっぱられ読みました。
強引な点などもあるけど、3巻という短さだし手軽に一気に
読めてしまう漫画だと思います。
ただし読み終わった後もう一回読もうという気は全く起こりませんが。

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[投稿:2012-05-06 16:24:34] [修正:2012-05-06 16:24:34] [このレビューのURL]

宇宙風景や宇宙船内部などの描写もすごく、切なくなる系のいい
ドラマが沢山つまっている作品だとは思うのですが、淡々と描かれている
ので私には少し味気なかったです。
プロットが凄く考え込まされる話もあったのですが、なんてか大人な物語。
劇画調のせいか「ゴルゴ13」の宇宙版のように感じました。

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[投稿:2012-05-02 21:44:55] [修正:2012-05-02 21:44:55] [このレビューのURL]

「とべ!人類」とについての感想。
人類滅亡後の唯一の希望を託された普通の中学生達が、何の説明もなく
気がついたら宇宙空間にいたところから物語はスタート。
少年向け漫画らしく様々な困難が降りかかろうとも克服していく彼ら。
いや克服はしてるけどあまりの犠牲の凄さに度肝ぬかされました。

特に目新しい視点もないけど、一巻という短いページの中に様々な
ドラマが練りこまれていてテンポよくぐいぐい読まされました。
「とべ人類2」含め骨太な宇宙SFに仕上がってて、尾瀬先生って
昔はこんなSFも描く人だったんだと思いました。
人間ドラマが主体なので今の作風とも通じてますが。

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[投稿:2012-05-02 21:30:58] [修正:2012-05-02 21:30:58] [このレビューのURL]