「鹿太郎」さんのページ

総レビュー数: 407レビュー(全て表示) 最終投稿: 2005年07月13日

個人的にはじめて買った漫画だったりするので思い入れは人一倍強いのかも知れません。
この発明品で何が出来るんだろうと必要以上にワクワクしていたのを覚えています。
その高揚感はよりメジャーである『ドラえもん』にも勝るとも劣らないかと。

キャラクター的にもキテレツのダメダメな部分は『ドラえもん』ののび太と共通なのですが、のび太よりも分かりやすい特技として「発明」を持っています。
そういう意味ではのび太+ドラえもんの能力を携えているとも言えますね。
その分コロ助が同じロボットキャラのドラえもんと比べて、よりマスコットキャラに徹しており、かわいいというか今で言う「癒し系」になっているのかな。
他のキャラクターもヒロインの美代ちゃん・ガキ大将のブタゴリラ・金持ちのトンガリと『ドラえもん』や『オバQ』で確立された黄金比ともいえる五人を踏襲しており、非常にバランスが良いです。

『ドラえもん』と共に小学校の図書館なんかに置いてあってもなんら遜色無い作品。

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[投稿:2006-05-12 21:17:55] [修正:2006-05-12 21:17:55] [このレビューのURL]

吉崎先生の初期作品。基本的には女の子のバトル&コメディものかな。

この頃の吉崎先生は今では想像もつかないくらい鳥山明先生の影響が色濃いです。コマ割も背景込みの画風も。
ギャグのテンポと女の子キャラの雰囲気は現在の吉崎先生のそれなんですが、男性キャラ、特にマッチョなキャラはさらに際立って鳥山ライクです(後半はそうでも無いですが)。

ストーリーラインやバトルシーンは吉崎先生のシンプルな画風もあいまってちょっと単調かな。

あとタイトルの時点で気づいた人もいるかも知れませんがキャラクターの名前が全てジュースの名前という妙にチープな感じにも笑いました。

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[投稿:2006-05-12 01:51:07] [修正:2006-05-12 01:51:07] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

アニメ・小説と多方面に渡るメディアミックス作品の漫画版。
吉崎先生の月刊エースでの連載ということで、この後大人気作品となる『ケロロ軍曹』に繋がるという点では興味深い。

物語自体は主人公の王道成長ストーリー。
主人公の鬱化等々、当時の流行をうまく取り込んでるなぁという印象。
過去に前身作品があるようでそちらを知っていればより楽しめるのかな(自分は未見ですが)。
終わり方も伏線等を綺麗に回収し、作品としてすっきりとまとまっています。

吉崎先生は表紙裏の作者コメント欄で言及していますが、自分だけで描いたら描かない様な恥ずかしいシーンもあかほり先生の注文で描いたそうな。
確かにこの作品以降、良い意味であざといシーン増えた気がします。
まあ要するにサービスシーンが増えたかと。

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[投稿:2006-05-12 00:34:46] [修正:2006-05-12 00:34:46] [このレビューのURL]

無駄にエロいポケモン漫画。いや、無駄ではないか。むしろメインか(笑)。

基本的にはゲームのコミカライズというよりもアニメ版のコミカライズといった感じでしょう。
ストーリー自体は至極全うな冒険友情もの。
一話一話がてんでバラバラでエピソードごとのつながりが希薄な気もしましたが、アニメ版の良エピソードを選んで(多くのエピソードをはしょって)コミック化していたんでしょうから仕方が無いのかな。

それと連載途中に大人の事情でキャラクターの外見上細かい変更がありました。それに伴いエロも控えめに・・・。まぁ基が大きな作品ですしね。
ていうか小野先生に好き勝手描かせたらコロコロでの掲載は無理になってしまいますからね(それはそれで見てみたい気も(笑)。

地味にリアルなポケモンの造形が好みだったり。

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[投稿:2006-05-11 01:55:15] [修正:2006-05-11 01:55:15] [このレビューのURL]

アニメ化もされた小説のコミカライズ版。

小説と漫画では情報量に差があるので、コミック版では説明が足りずに消化不良だったり、物語をはしょりすぎで小説を読まないと理解できないなんてことは往々としてありますが、この作品はそのあたりに関しては上手く出来ていたと思います。

特に第三巻では小説で一冊分を漫画でも同じ一冊にまとめ、かつコミック版だけでも楽しめるような、エピソードの取捨選択の巧さが光っていました。

しかし、沢田先生の作風や筆致がご自身も巻末おまけ漫画でおっしゃっているようにシリアスに向いており、たまに挿入されるギャグパートではテンポやセリフのセンスが若干ずれているというか、ぶっちゃけ笑えません。

うーん・・・評価が難しいですね。
個人的には惜しい作品ということで。

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[投稿:2006-05-11 01:53:41] [修正:2006-05-11 01:53:41] [このレビューのURL]

金田一先生の他作品と比べると、掲載誌に合わせてか設定上に縛りが強く、良い意味で地に足がついている。
その上でキャラが良く動き作劇としての巧みさを感じます。
これぞシチュエーションコメディといった感じ。

2006年5月現在、まだまだ連載初期であり、今後どのように物語が展開するか分かりませんがとにかく期待作です。

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[投稿:2006-05-10 23:11:25] [修正:2006-05-10 23:11:25] [このレビューのURL]

6点 Pico Pico

衛藤先生の代表作『魔方陣グルグル』の初?中期頃に別誌で連載されていた作品。
したがってこの作品も『グルグル』初?中期のノリそのままです。
衛藤先生は時代によって作風も画風もガラッと変わる作家さんなのでその辺ご注意を。

基本的には『グルグル』と同じRPGゲームのパロディだと思います。
最初の舞台設定を現代にしたことでファンタジーの『グルグル』よりも自由に自分の趣味であるPC関係やDJ関係を盛りこんだ感じ。

ギャグセンスのわけ分からなさなんかは相変わらずの衛藤節で面白いんですが、『グルグル』と比べるとどうしてもキャラクターが薄いかな・・・。
まあ要するにキタキタおやじ分が足りないかと。

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[投稿:2006-05-10 23:08:30] [修正:2006-05-10 23:08:30] [このレビューのURL]

『ゲームセンターあらし』へのオマージュを基本として、レトロゲームから連載当時の最新ゲームを扱った作品。

相変わらず作画は大安定。
基本的に扱っているゲーム自体を知らなくても楽しめる作りになってます。
知っていれば「そうそう!!」「あったあった!!」「懐かしい・・・」などノスタルジーに浸れちょっとお得かな。
その辺のコアな読者向けandライトな読者向けのバランス感覚やネタの取捨選択は『ケロロ軍曹』でも分かるように抜群。
何より吉崎先生のゲーマーぶりが伝わってくる作品です。

アニメ化の際の復刊にあたって細かく描き直されてますが(パックマンパンティー→パッションパンティー、謎の人のビジュアルetc)、吉崎先生と『ゲームセンターあらし』のすがやみつる先生の対談が収録されなかったのは残念。

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[投稿:2006-05-06 17:57:28] [修正:2006-05-06 17:57:28] [このレビューのURL]

5点 神無

どこか一つでも煮詰めて行けばさらに面白い作品になったであろう非常に惜しい作品。
歴史物的な要素や神話的な要素も、もちろん娘萌え的な要素も(笑)。
色々な要素を詰め込みつつもそれらを煮詰めることなくカタログのように小出しに並べていってしまったような印象を受けました。

もちろん、主人公の娘である神無を筆頭に女の子キャラ達は逐一可愛いと思うし、仮想過去のような地での現代の知識を生かした戦術も感心させられましたが如何せん浅い。食い足りない。

色々な要素を取り込んだ結果、作品イメージが散見してしまい、これ!!という押しが弱いように感じました。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2006-05-04 00:31:10] [修正:2006-05-04 00:31:10] [このレビューのURL]

アニメ化もされた『ジャングルはいつもハレのちグゥ』の金田一先生の作品の中ではマイナーな本作。
自分は少女漫画に疎く掲載誌の『月刊プリンセス』を聞いたことさえ無いという体たらくです。

一話読み切り、かつ10ページ前後なのでライトに読めますし、金田一先生のアクの強いキャラクター、ブラックなギャグは今作でも炸裂しているので金田一作品の導入としては最適かな。

エピソード自体は重いものが多いんですが、基本的に解決策を見出してハッピーエンドで終わるので、読後暗い印象は受けません。
その辺のバランスは今作が一番じゃないですかね。

完結記念に追記
結構あっさり終了してしまいましたね。少し残念。
まぁ他に新連載もありますしそちらに期待ということで。
あとはどうでも良いことですが、この作品だけペン入れが妙に丁寧じゃないですか?
少女誌だからかな?

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-05-02 01:58:18] [修正:2006-05-02 01:58:18] [このレビューのURL]