「鹿太郎」さんのページ
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7点 ファンタジスタ
2002年日韓W杯前後における必殺技を用いないリアルなサッカー漫画の隆盛。
週刊少年誌各誌にそんな系統の作品がありましたが、サンデー誌上で連載されていたのがこの作品。
他作品と比較すると、感情論だけじゃないしっかりとした実践的な理論をうまく漫画の中に取り込めている。
作中に出てきた「メッセージ付きのパス」なんかは素直に関心しました。
それと『ファンタジスタ』ほどサッカーの描写がやわらかい作品は無いと思います。
なんというか・・・タイトルでもある主人公を含めた特別なプレイヤーであるところのファンタジスタの周りがふわっとしてるんですよ(分かりにくくてすいません…)。
「これはすごい事をしてるんだ」っていうことをあくまでリアリティを失わない範囲内で描く演出力は抜群。
個人的にはジャパンユース編あたりが最高潮でイタリア編からちょっと好みの展開でなくなってしまったのが残念でしたが、それでもリアルサッカー漫画の一翼を担うべき作品であることは間違いないかと。
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[投稿:2006-06-09 18:50:54] [修正:2006-06-09 18:50:54] [このレビューのURL]
7点 青山剛昌短編集
『名探偵コナン』の青山剛昌先生のその名の通りの短編集。
収録作品の中でも自分が気になったのは天才高校生発明家とその年上の恋人のタイムマシンものである『ちょっとまってて』。
青山先生のデビュー作であり新人賞受賞作で、プロットがよく練られたSFです。
『コナン』の遅々たる展開に辟易してる人も多いと思いますがこの作品にはそんな面影は微塵も無く、新人作家らしい瑞々しさがあふれています。
線自体はまだまだ危いですが、それを補って余りあるアイデアと勢いがこの頃の青山先生にはありますよ。
ラストもポンとひざを打ちたくなるほど綺麗に収められています。
この短編集があるから、自分はまだ青山先生を諦められません…
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[投稿:2006-06-09 18:22:37] [修正:2006-06-09 18:22:37] [このレビューのURL]
7点 あずまんがリサイクル
『あずまんが大王』のあずまきよひこ先生の原点とも言えるアニパロ短編をまとめた作品集。
題材となっているアニメ作品は『天地無用!』『魔法少女プリティサミー』『バトルアスリーテス大運動会』など。
これらの作品について多少なりとも知識が必要かな…。
その意味では若干敷居は高いですが、それでも『あずまんが大王』や『よつばと』と同様、何度でも読み返したくなる中毒性は健在です。
数ページに及ぶ作品から4コママンガまで、平たく言えばオマケマンガを集めたものですがその一つ一つのクオリティが恐ろしく高く、むしろアニメ本体よりもオマケの方がお目当てになってしまう可能性も…(笑)
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[投稿:2006-06-06 18:16:51] [修正:2006-06-06 18:16:51] [このレビューのURL]
5点 やったね!ラモズくん
実際に読んでいたのは小学生時代でしたが、当時の記憶として毎月コロコロを買うたびこの作品を一番楽しみにしていたのを覚えています。
いわゆる90年代初期におけるJリーグバブルに乗った4コマギャグマンガなのですが樫本先生はこの作品くらいから4コマに適応した線の数が少ないシンプルな画風になり、作画面での安定ぶりがうかがえます。
さすがに登場キャラクター達は現在引退してしまった選手をモデルにしたものが多いので今更感は否めません…。
しかし、Jリーグマスコットキャラクターの中でも人気の高いグランパス君を主役にしたマスコット連中のドタバタ劇なんかは今でも楽しめるかも。
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[投稿:2006-06-06 18:15:54] [修正:2006-06-06 18:15:54] [このレビューのURL]
5点 不可思議堂奇譚
週刊少年ジャンプにて全9話で打ち切られてしまった作品。
作風としては今作品より以前に同誌で連載していた『ついでにとんちんかん』のようなギャグ路線ではなく、月刊の方のジャンプで連載していた『死神くん』のラインをたどったちょっと不思議な良い話系です。
決してつまらなくは無かったのですが週刊少年ジャンプという舞台では地味すぎたのかな。
まずかった点としては作画が相変わらず安定しません。
他にも、外見上はかわいい死神くんと違い主人公であるお穣のキャラクター造形に魅力が無い(えんど先生自ら本の中で語っていますが、でかい身体に太い眉など女性にとってマイナスイメージぶちこんだそうで…)点などですね。
全1巻なのでギャグではないえんど先生の入門編としては良いかもしれません。
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[投稿:2006-06-03 16:59:45] [修正:2006-06-03 16:59:45] [このレビューのURL]
6点 まじっく快斗
青山先生はこの作品が描きたいから漫画家になったそうな。
そのくらいの意欲作のはずなのだが最近放置気味。
作品の雰囲気としては『YAIBA』と『コナン』の中間という感じかな。
手品の技術を生かしながら怪盗業をやるんですが普通に魔術師とか出てきてわりと何でもありです。
『コナン』では基本的にクールな部分しか見せない怪盗キッドですが今作ではかなり崩れて表情豊かです。
あと、連載期間が尋常ならざるほど飛び飛びなので作風・画風共にかなり変わってます。
『コナン』だけ読んでると青山先生は絵があまり変わらない作家さんだなと自分は感じていたんですが、この作品を観るとかなり変遷してますね。
復活あるのかなぁ…
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[投稿:2006-05-22 18:54:40] [修正:2006-05-22 18:54:40] [このレビューのURL]
7点 ハイパーあんな
近藤先生の初期作品。
バトル&コメディもの。とはいえどちらかといえばコメディに傾いてます。
というかバトルものとして期待すると拍子抜けする。
そのくらいほのぼのしてる。
作画的には安定しているとは言えませんが、これが初連載作なので致し方ないかな。
キャラクターはそれぞれ特徴がありおもしろいです。特に主人公とその親友を絡めて百合的な要素を流行するはるか以前に取り込んでいる点はすごい(笑)。
初期も初期の短編も収録されておりファンにとっては貴重。
近藤先生は作風や各単行本の巻末コメントからしててっきり女性の方だと思っていたので男性だと知った時は驚くと共に、少し空寒くなりました…。
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[投稿:2006-05-16 21:00:18] [修正:2006-05-16 21:00:18] [このレビューのURL]
5点 ボールパークへようこそ
もしも野球シミュレーションゲームの『プロ野球チームをつくろう』を漫画化したらこんな感じになるのかなぁと思いました。
主人公の所属するチームが、あの楽天とライブドアの争いよりも以前に仙台に本拠地を置いていたり、そのチーム名がイーグルスならぬファルコンズだったりで妙に先見の明がありますね。
というか、上記の他にもホーム球場にメジャーリーグの雰囲気(ボールパーク)をいち早く取り込んでいる点など、むしろ現実がこの作品を追って行ったかのようです。
そんなわけでリアリティは抜群ですね。
しかし、1エピソード毎がわりと長めで、なおかつストレスの溜まる展開も多い。
それが読者人気面で苦戦し比較的早期での終了に繋がってしまった理由なのかな。
この作品の切り口自体は面白かったと思うので、ぜひこれに続く作品が出てくることを期待します。
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[投稿:2006-05-15 00:43:20] [修正:2006-05-15 00:43:20] [このレビューのURL]
大きく分ければ妖怪退治バトル物かな。
エピソードとしては中〜短編が多く、かつ途中途中でコメディパートも入るのでさくさく読めます。
キャラクターや戦闘方法も妖怪ごとの特徴を良く生かしており、よくあるただの非日常の象徴としての妖怪では無く、ちゃんと作品内に「妖怪」が生きついています。
コメディパートは元サンデー作家なだけにサンデー風の軽いノリで楽しいです。
サービスシーンも多いですがそれも少年誌に毛が生えた程度。
中津先生は『燃えペン』&『吼えペン』にモデルキャラ(うかつけんじ)が出てたりするので島本先生とも親交が深いのかな?
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[投稿:2006-05-14 10:59:10] [修正:2006-05-14 10:59:10] [このレビューのURL]
5点 やるっきゃ騎士
嗚呼!!麗しのバカ漫画!!
コンビニ本として復刊していたので読んでみました。
PTAのおばちゃん方が読んだら瞬間湯沸かし器のごとく激昂しそうなシーン&シチュエーションの雨嵐。
画風やネタ的には(大友克洋先生のパロディとか)さすがに時代を感じるんですが、この作品の場合そんな指摘は野暮ですね。
あと読んでいて瀬口たかひろ先生の『オヤマ!菊之助』への影響も顕著だなと感じました。
舞台設定こそこちらは女尊男卑の共学校でしたが『菊之助』では女子校とより分かりやすいものにしていますが、その他の人物配置なんかはまんまだなと。
コンセプトとしてこの作品を目指していたのかな?
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[投稿:2006-05-13 07:39:51] [修正:2006-05-13 07:39:51] [このレビューのURL]
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