「鹿太郎」さんのページ

総レビュー数: 407レビュー(全て表示) 最終投稿: 2005年07月13日

「サンデーGX」の創刊時のメンバー。
小野先生はコロコロなどの児童向けと18禁の成人向けの間を行ったり来たりしている作家さんなのですが、この作品はそのちょうど中間から少し児童よりの雰囲気。
基本的にはちょっとHな王道の少年漫画という枠に入っています。

内容は偶然?にもネコの王になってしまった主人公とその使い魔的なネコとのパートナーシップだったり、お互いの成長物だったり。
後半部分で割りと重い話になり、ガツンと来るセリフなんかもあったのですが、演出が軽いせいかいまひとつのめりこめなかったのは減点。

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[投稿:2007-01-13 17:35:26] [修正:2007-01-13 17:35:26] [このレビューのURL]

内容的にはよくある選手や監督いじりの4コママンガですが、そのターゲットが全て浦和レッズ。
タイトルの通り完全に浦和サポーター向けのアイテム。

とはいえ浦和には日本代表選手も多く、Jリーグの中でも一般浸透度の高いチームなので、自分のような外野の人間でもそれなりに楽しめます。
似顔絵もよく特徴をとらえていて似ていますし特に文句の付けようもない。

まあそれでも、あくまで100%楽しめるのは浦和サポーターだけだと思うし、またそうあるべき作品だとも思いますけどね。

この手のプロスポーツパロディ作品は一昔前にプロ野球物などで隆盛を誇ったジャンルですが、最近はいまいちヒット作が出てきていないのかな。
そういう状況も含めて、モデルを一チームに絞り、あえて読者を選ぶというやり方は面白い。

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[投稿:2007-01-08 20:41:14] [修正:2007-01-08 20:41:14] [このレビューのURL]

3点

仮にも天下の大ジャンプ様に連載された作品に対してこう言うのもなんですが、正直商業誌レベルに達していないと思う。
子供が考えたような設定やストーリー展開、未熟な作画、矛盾したネーム(これは編集がチェックして整理しろよとも思うが・・・)など連載を開始する以前に詰めるべき部分が大量にある。

それでもラスト付近での少年漫画らしいアクション演出や構図取りには非凡なものを感じますので、その部分を残しつつ全体をレベルアップさせればかなり大幅な成長が期待出来そう。
次の連載が何年後になるかは分かりませんが。

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[投稿:2007-01-08 20:28:50] [修正:2007-01-08 20:28:50] [このレビューのURL]

女の子以上にカワイイ女装少年。
偶然にも最近のトレンドにもはまっていますね。

作品の位置づけとしてはギャグの古典であり、漫画にポップなセンスを取り込んだ最初の作品。
ギャグのテンポは良いものの時事ネタやパロディが多用されるので今読んでも分からない部分もあり、この手のネタはその時代の中で読まないと本当の面白さは伝わらないんだとつくづく思います。

それでも現在においてもこの作品を名作たらしめるのは「絵」。
とにかく女の子の一枚絵が当時のギャグマンガとしては破格の上手さだと思うし、可愛い。
江口先生がイラストの仕事をメインにしていったのもうなずけます。

ラストは壮絶に未完。
HUNTER×HUNTERがこのまま終了するなら、この作品と並びジャンプの負の部分の象徴となること受け合い。

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[投稿:2007-01-03 09:44:14] [修正:2007-01-03 09:44:14] [このレビューのURL]

人気アニメのコミック版だが、設定・ストーリー共に大幅に違うので別物として見た方が良い。

お話の筋自体は主人公の王道成長ストーリー。
なにぶん巻数が少ないので戦闘シーンにタメが足りなかったり、大量に出てくるキャラクター達をさばききれていない気もするが、その分高いテンションで走り切っているので一話一話が非常に濃密。
作画面でも筆者の佐藤先生がノって描いているのが紙面から伝わってくるようで、女の子は可愛く、漫画オリジナルにデザインされた衣装もカッコいい。

佐藤先生はチャンピオン本誌にとって久々に現れたストーリー漫画で主力に成れそうな逸材だと思うので、ぜひ本誌にカムバックして欲しいなあ。

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[投稿:2007-01-02 08:09:26] [修正:2007-01-02 08:09:26] [このレビューのURL]

未来の退廃した東京でお姉さん方が謎のモンスター相手にドンパチ。
細かい背景設定やキャラクターなどで時代を先取り、後の作品にあたえた影響も大きい。

自分が元々SF設定の濃い部分が苦手というのもあるのかも知れませんが、それを差し引いても分かりにくい。
誰が誰とどこで何のために戦っているのかをいちいち頭の中で整理しつつ読みすすめないといけないので非常に面倒くさい。
作内設定は自然にスーッと入ってくるように整理して提示して欲しいなあ。
面白いSF物ほどこういう部分が上手いものだと思いますが・・・。

関連本やサイドストーリー的な作品も大量にあるようなので、そちらをチェックしつつ深くはまっていけばそれなりに面白いのかもしれませんが、そこまでしたいと思うほどに惹きつけられるものも無かったです。
トーン過多の華やかな作画もいまいち好きになれず、どうにも楽しめませんでした。

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[投稿:2007-01-02 08:07:27] [修正:2007-01-02 08:07:27] [このレビューのURL]

この作品も長いなあ。
スタートから20年ですか。

パッと見は普通の地味社員。
その実、会社内の様々なトラブルを解決する「スーパー総務マン」。
サラリーマン漫画の基礎を築いてきた作品の一つでもあるので、基本通りのキャラ配置・エピソード選びなど安定したクオリティは保っていると思います。
六平太のキャラクターと絵柄もあいまってか他のサラリーマン漫画よりものんびりした印象。

個人的にはそろそろ展開に変化が欲しいところですが、メインの読者層を考えるとこのまま続けるのがベストなのかな。
これぞ「偉大なるマンネリ」か。

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[投稿:2006-12-30 21:13:27] [修正:2006-12-30 21:13:27] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

高橋先生はもはやこの作品を、サッカーというスポーツを面白く魅せよう、試合展開がどうとかチームがうんぬんというレベルで考えてないですよね。
試合になったら完全に一対一または一対複数の攻防でしかなく、決してチーム対チームになりえない。
相手がスーパープレイを出してきたらこちらはそれをさらなるスーパープレイで凌駕する。
それの繰り返し。
後出しジャンケン。

現実でスーパープレイを見た、もしくは体験した感動を作品に取り込もうとする意図は分かるのですが、漫画・特に『キャプテン翼』の世界でそれをやられても伝わってこないですよ。
世界観自体に現実感が無いもの。
そこに新鮮な驚きは無い。

そんな中、若島津がCFになったのだけは驚かされました・・・
GKとCFの二足のわらじをはく選手なんて元メキシコ代表のカンポスぐらいしか思いあたらないんですが、実際プロレベルでそんな選手、他にいるんですかね?
これで若林のかませ犬からは一歩抜け出たかもしれませんが、今度は小次郎のかませ犬になりそうな気が・・・

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[投稿:2006-12-27 00:15:47] [修正:2006-12-27 00:15:47] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

前半と後半で評価が分かれますね。

前半は一癖ある監督が高校野球部を変えていく、タイプとしては『ラストイニング』や『駆けろ大空』が近い感じ。
仲良し野球部がチーム内で衝突しながらも戦う集団になっていく。
ここまでは純粋に熱いストーリー。

後半は剛速球のエースがほぼ主役に。
一定の熱さはあるんですが、エース一人をクローズアップしてしまったがために、前半で築いてきたチーム熱は冷めてしまったかなあ。うーん。

そしてラスト付近での衝撃的な鬱展開。
初めて読んだのが小学生の頃だったので、正直トラウマ。
なまじっかベテランならではの表現力で描かれているものだから余計にダメージが・・・。

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[投稿:2006-12-24 16:46:48] [修正:2006-12-24 16:46:48] [このレビューのURL]

原秀則先生が描く漫画家漫画。
この作品は原先生の作品の中でも取り立てて評価の高い作品ではありません。
ただでさえ派手ではない原先生の作品群の中でも1、2を争う地味さ。

しかし、個人的には好きです。
凡人が故の葛藤とともに、人間のドロドロした部分がよく描けていると思います。
読んでいて非常に痛々しい。精神的にクるものがあります。

作品の締め方、ラストエピソードまでのくだりは若干唐突かな。
あまり伏線の張られていない方にストーリーが進んでいった印象。
最初の頃に出ていたヒロインらしきキャラクターとかどこ行ったんだろ。

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[投稿:2006-12-24 16:45:04] [修正:2006-12-24 16:45:04] [このレビューのURL]