「鹿太郎」さんのページ

総レビュー数: 407レビュー(全て表示) 最終投稿: 2005年07月13日

「シリウス」創刊時に表紙をまかされ、雑誌の看板として期待されていた作品。

で、実際はそうはならなかったわけですが、うーん・・・やむなしといった感じかな。
天然系ロボット少年・ロビンとひねたうさぎのおっさん・ウサ吉のバディ物で二人の関係性としては初期の「ダイの大冒険」のダイとポップが近い。
最初は騙し・裏切り何でもござれだけれど最後は助けに戻ってくるウサ吉はポップとかぶる。

後半からはSF臭がきつくなってきて、物語もハードで暗い方向へ進む。
そのあたりからちょっと付いていけなくなってしまった。
元々、「感情移入」という面では微妙だったけれど、展開上それに拍車がかかって行ってしまった印象。

画力自体は相当高く少年漫画らしいデフォルメも上手いので次回作に期待。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-12-17 07:56:09] [修正:2007-12-17 07:56:09] [このレビューのURL]

100%悪ふざけ。

毎話の始めに作者と担当編集らしき人が流行に合わせてテーマを話し合う。
で、バトルやエロ、少女漫画や東大入試なりを47都道府県をモチーフにした美少女キャラでやってみましょうという作品。
全部ひっくるめて人気作のパロディギャグといった感じかな。

ところどころ笑わせ方が露骨な下ネタや強引な団体芸なところもあるので好き嫌いは極端に分かれそう。
個人的にはコレくらいやりきってこそギャグマンガだとは思います。

後半は大量に放り出したキャラの特徴付けのための4コママンガに変貌。
ここら辺は蛇足かな。
全キャラ終わったと思ったら作品自体が終わるし。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-12-16 10:19:32] [修正:2007-12-16 10:19:32] [このレビューのURL]

5点 RANGEMAN

ヒーローネタをからめたラブコメディ。
スタートしてしばらくは真面目にヒーロー物をやる感じでしたが、最近はほとんどパロディの素程度で微妙な扱いになってますね。
むしろ足かせになってしまっているような気さえします。

実際、真面目にバトルシーンやろうとすると途端に魅力が無くなってしまう。
もっと言えばヒロインの風香が画面から消えると・・・になる。
そのくらい、主人公よりもヒロインのキャラクターや存在感が抜群。
モリ先生自身が根っからラブコメギャグの人なんだろうなあ。

`07 11.18 追記
結局、打ち切り。
後半になって初登場ないし再登場してきたキャラクター陣がいまいち機能しなかったかなあ。
せめて名脇役というようなキャラクターが生み出せていればもう少し盛り上がったかも知れないが・・・うーん。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-06-09 01:43:25] [修正:2007-11-18 17:47:59] [このレビューのURL]

第一志望の美大に落ちてしまった主人公が同人誌の世界に足を踏み出す。

テーマは主人公の復活だったり逆境からの脱出なので意外と入りやすいとは思うのだけれど、エロゲー原作の上に題材が題材なので万人にはお勧めできないかな。
キャラクターもテンプレ通りでキャッチーな美少女陣が並んでいるので、良くも悪くも人を選びがち。

作画は基本的には標準的なレベルだと思うけれど、横顔になるととたんに崩れるのが少し気になった。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-09-17 01:16:11] [修正:2007-09-17 01:16:11] [このレビューのURL]

5点 GO ANd GO

読み始めてまず第一に思ったのが『スラムダンク』の野球版かなということ。
ステレオタイプな不良っぽくてイキの良い主人公が持ち前の身体能力を活かして大活躍という設定や、何より作画や表現方法が「井上雄彦」とそこに少し「森田まさのり」を足して2で割った感じ。

もちろん30巻にもわたる長期連載の上、基本的には王道の高校野球物なので読んでいけばそれなりに読ませてくれるし、グッと来るシーンもちらほらある。
しかし、前述の印象を吹っ飛ばすほどのパワーは無く、良くも悪くもまとまった作品。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-09-08 07:03:43] [修正:2007-09-08 07:03:43] [このレビューのURL]

超王道少年バトル漫画。
というかジャンプ作品のようだった。
無鉄砲な少年が旅の途中で出会った友人たちとともにある目標のためにバトル。
色々なジャンプ漫画が頭に浮かんでは消え、ものすごい既視感を覚えつつあまりの王道ぶりに笑ってしまった。

う〜ん、作画も含めて悪くは無いのだけれど、どうしてもオリジナリティという部分で引っ掛かる。
別にこの作品でなくても、同じような展開でもっと面白い作品はゴロゴロ転がっている気がして・・・。
この作品と言えばコレといった「武器」の無さは感じた。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-09-04 22:32:54] [修正:2007-09-04 22:32:54] [このレビューのURL]

5点 GO AHEAD

南国でアイスホッケー。
アイスホッケーが大好きなのに環境のせいで挫折しかかっている少年と、過去のある出来事のせいでアイスホッケーを辞めた先生。
ありふれた初期設定でありふれた展開を順々に踏んでいっているのでそれなりに面白いし、週刊でヒット作を産み出しているだけあって作画も大安定と大ハズレはしない陣容。

その代わり冒険心が感じられないかな。
読書中「この先どうなるんだ?」というようなワクワク感が一切無い。
収まるべくして平凡の枠内に収まってしまっている。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-09-04 22:30:49] [修正:2007-09-04 22:30:49] [このレビューのURL]

ドジでマヌケな少年をポコニャンが不思議な道具でお助け。
大胆に設定がアレンジされNHKで放送されたアニメ版とは違って原作コミックは完全なる対象年齢を落としたドラえもん。

さすがに小さい子供向けに描かれた作品だけあって、言葉づかいや写植にも気が使われていてストーリー的にも丁寧に咀嚼されているので非常に理解りやすい作り。
それこそ分かり易すぎて物足りないくらいに。
大人が面白く読むのは少々厳しいかな。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-08-22 01:15:43] [修正:2007-08-22 01:15:43] [このレビューのURL]

「南総里見八犬伝」のキャラクターと世界観を使った和風冒険ギャグ。
かわいらしい絵柄で作画・内容ともに一定のクオリティは保たれていると思います。

ただ、安定しているがゆえにアクが無いかなー。
いかにも女の人が描いたギャグマンガという感じ。
ネタのチョイスに清潔感があって下や不謹慎な方向には絶対に転ばない。
何でもござれな感じが無くて、それに伴って爆発力が無い。

よく言えば「安心して読める作品」なのだけれど、個人的にギャグマンガに安心感を求めていないので・・・。
嫌いではないんですけどね。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-07-20 19:33:04] [修正:2007-07-20 19:33:04] [このレビューのURL]

5点 女帝

超有名原作者のヒット作。

ドラマの角が立っていて非常に分かりやすい。
お話が二転三転しても置いてきぼりをくうことはないと思う。

その反面、昼ドラ的なチープ感も出てしまっているかなあ。
自分の人生経験上、この種の作品をリアルに感じることは無く、どの作品も終始「ふ〜ん、なるほど〜、こういう世界もあるのか〜」という感じなのだけれど、それにしてもこれはドラマチックすぎる。

まあ、このジャンルにおいては間違いなく代表作の一つだし、それなりにハラハラさせてくれる展開もあるので水商売物の入門書としては最適ではないかと。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-07-16 17:41:13] [修正:2007-07-16 17:41:13] [このレビューのURL]