「オカシュー」さんのページ

総レビュー数: 252レビュー(全て表示) 最終投稿: 2009年07月18日

人の人生は運に大きく左右される。それを人は運命と呼ぶ。
出会いそのものも重要だが出会うタイミングさえも重要な時がある。

「あの時出会っていなければ・・・」などというセリフはドラマ等でしばしば耳にするものだ。
出会いの大切さは人どうしに限らずあらゆるモノにある。

そう。マンガでさえも。

名作と呼ばれ多くの人の目に触れるチャンスを得る作品たち、その陰でタイトルさえ知られずに生まれ消えていく膨大な数の作品群。
自信を持ってお薦めできる程の完成度なら声を大にして宣伝したい。
逆にハッキリ駄作と断言できるのであればレビューするのも馬鹿馬鹿しい。心おきなくスルーできる。

その中間が難しい。

一押しではないが光る部分がある。傑作とは呼べないがタイミングによっては誰かの大切な一冊になるやもしれぬ。
そんな想いを込めて今回はレビューしてみたい。

小林よしのり著「目の玉日記」。
本屋に通う回数の多いあなたでも出会う可能性は低いかもしれない。いや、現物が置いてあったとしてもまさに目に留まらないと言った方が正しいか。

一言で言うと作者の白内障闘病記だ。
普通の人が読むと「ふーん、そう」で終わりそうだ。ぢゅわっ。

私自身は読むタイミングも良く(最近、目の疲れを感じていた)好きな作家という事も有り興味深く楽しめた。人間の目は日々劣化しているという分かっているようで忘れている事を再認識することができた。

要するにパソコンは長時間するもんじゃねぇ、という事をだ。

現在大量に出版されているマンガ作品。それは読者層の細分化が進んでいる。
女の子に向けた作品、おたく向け作品といろんないろんなマンガがある訳で。

「診察待ちでなら夢中になれる眼科待合室向け」作品。

そんな作品もあっていいんじゃあないかな?




こんなレビューじゃ紹介しても誰も読まねぇ・・・




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[投稿:2010-04-21 00:56:01] [修正:2010-04-21 01:28:20] [このレビューのURL]

水島プロ野球漫画。
水島漫画のプロ野球編は実在の球団を多く扱う場合が多いのですがこれは日本プロ野球すべてを創作した大意欲作です。

作者のまさに脂の乗り切っている時期だからこそ生まれえた作品だと思います。
球団の思惑や選手、監督にもスポットを当てながら主人公が追い求める「光のボール」完成までの道のりを描いています。

ただ水島野球漫画の最大の楽しみである試合やライバルとの盛り上がりは少なめな感じです。
球団、選手のすべてがオリジナル設定という所でコアなファンの為の水島ワールドを楽しむコレクションと言えるのかも・・・

しかしながら昭和50年代の水島作品はどれも秀逸な為、普通に面白く読む事ができるのでつまらなくて投げ出す事はないでしょう。

所持巻数 16巻

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-07-27 22:50:54] [修正:2009-11-26 03:14:43] [このレビューのURL]

ここのレビューで気になって1巻のみ買いました。
実に良質で堅実な漫画だなぁと思いました。特に丁寧でキレイな絵は良いと思います。

深い推理やトリックは無いので探偵コメディになりますか。
主人公の設定が良いのでサクサク読めて楽しめます。

ただ連続殺人や大掛かりなトリックありの王道の推理作品を好きで読んでいる人には物足りない部分もあるかな。
(1巻全話で死人は1人です。そっち方面の刺激は無いです。)

もしこれから大きな事件が出るとしたら面白くなるのかもしれません。

小粒な事件の数々をこなしていく、これがリアルな探偵事務所なのでしょう。
でも私は毎回死体と出くわす主人公の方が漫画としては好きかなあ。

あとペットのペンギンは凄くかわいかったです。

所持巻数 1巻


ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-09-01 22:54:01] [修正:2009-09-01 22:54:01] [このレビューのURL]

エッセイ風ギャグ。ファミ通連載のゲーム(ちょい)混じり漫画。
悪くはないと思います。しかしオールカラーの為、値段が跳ね上がっているのは痛い所です。

ゲームをそんなに知らなくても楽しく読めるのはとても良いと思います。
ただファミ通連載モノだと同じタイプで名作「あんたっちゃぶる」があり、そこまでの毒が無いから読みやすいともいえるし、あっさりしすぎているともいえるかな。

あと作者が漫画の主人公の為、読んでいるうちにもの凄く身近に思えて好感を持ってしまいます。
(アシの子まで何かいい感じがしてきます)

まぁでも定価1000円は子供には辛いでしょう。大人ならお薦めしてもいいかな。

所持巻数 1巻


ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-08-28 21:55:37] [修正:2009-08-28 21:55:37] [このレビューのURL]

青年誌で大人気となりついに週間少年誌に乗り込んだ福本先生の漫画です。
結果からいうと打ち切りでした。

ただ青年誌からのファンに支えられコミックス人気はそう悪くなかったのでしょう。(再挑戦させてもらえているので)
先生の漫画は他もそうですが週刊誌で読むには物足りなくコミックスで読むのが一番楽しめる為、人気投票では不利だったと思います。

まぁ最大の敗因として結論を述べさせていただくとあの少年週刊誌の今のほとんどのキレイでオシャレな絵の中で福本ざわざわ絵(?)は勝てないだろうなぁと・・・

福本ファンがアンケートハガキ出すタイプにも思えないし・・・

所持巻数 全巻

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-08-22 19:55:18] [修正:2009-08-22 19:55:18] [このレビューのURL]

漫画家も人の子である。
物語を作る時に自分の趣味を絡ませるとノッて描けるのではないだろうか。

古谷先生はどうもかなりの単車好きのようである。
別の作品でもバイク関係のエピソードをよく見かける。

想像するにこの作品もバイクやツーリングに先生がかなり燃えていた頃に作られたのであろう。(今現在もそうなのかも)
主人公の関わる恋人や仲間すべてがバイクでつながっている、そんな感じの作品です。

それがその時の先生の思い描く幸せのかたちだったのであろう。
(そうでないとバイク描くの大変だもの・・・)
ただ思い入れが強すぎた為かその影響で作品のデキはイマイチの感じがします。

あと先生の描く漫画は主人公がどれも人生とは何ぞやみたいな事を悩んでいるシーンが出てきます。
人生を笑い飛ばすような漫画を描きながら先生自身も自分の人生にどこか迷っているのであろうか。

所持巻数 全巻


ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-08-20 19:24:11] [修正:2009-08-20 19:24:11] [このレビューのURL]

格闘漫画です。「バキ」タイプで早々と異種格闘技戦に突入していき、そうだよ!小者とのじゃれあいはいらないという読者の気持ちを分かってくれていて潔いです。

もともとお色気系ラブコメ描いていた人なんで絵に迫力がもう少し欲しい部分があるものの思っている以上にハマれました。
「バキ」より戦いは地味な印象を受けますがお話の展開がうまいのでしょう、ノリノリで読めました。

しかしコレ系マンガの悪い所も「バキ」とソックリでムダにコマは大きく、手の動きは止まることなく瞬速でページはめくられていきます。
コストパフォーマンスがあると思えるかどうかはどれだけこの漫画にハマれるかにかかってくると思います。

テレビで格闘技の番組を観る位の人はとても楽しめるんじゃあないでしょうか。
あと身内の門下生より主人公を心配する義理のないヒロインはでもやっぱりかわいいかな。

所持巻数 15巻

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-08-19 23:01:37] [修正:2009-08-19 23:01:37] [このレビューのURL]

名作ロボット漫画の続編です。現代のメカ系アニメの礎となった作品の1つです。
戦闘機が変形合体してロボットに!というのはこの漫画から人気が始まったと思いますが、本当に素晴らしいアイディアです。

もう男の子ならワクワクせずにいられません。
私も子供の頃は夢中になって観ていました。

さて本作はそんな大人になった昔のファンをメインに狙いながら漫画的リアルさも大幅アップで登場いたしました。
本来この作品が持ついい部分を残しつつ現代風にうまくアレンジしていると思います。

私は神谷さんの「ゲッタァァァ、トマフォォォク、ブゥウーメェラン!!」を思い出しながら読んでいます。

所持巻数 4巻

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-08-19 22:31:06] [修正:2009-08-19 22:31:06] [このレビューのURL]

麻雀漫画です。知る人ぞ知るほんま先生です。
面白いですが連作短編で小さくまとまりすぎたかなと思える作品です。

普通に楽しめるのですが劇的な大盛り上がりの回も無かったのが残念かな。
あとタイトルの「必殺雀鬼〜」はちょっと子供じみていると思われハズかしいなぁ。

良作でも6点くらいの評価では誰も読んでもらえないでしょうし、このままうずもれて行くのかなぁ・・・残念。

せめて名作「麻雀激闘録4分の3」だけでも誰か見てあげて・・・

所持巻数 2巻

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-08-18 22:17:48] [修正:2009-08-18 22:17:48] [このレビューのURL]

ほのぼのサラリーマンコメディです。
とても心が癒されます。時々うちの会社に入ってくるバイト連中にも読ませてやりたいくらいです。

難問が持ち上がっても持ち前の努力と運で切り抜けていきます。
現実に働いている人は「こんなあまいわけねぇだろ」と思われるかもしれませんが仕事でくたくたのおじさんにはちょうどいい具合なのです。

絶対オススメと言う訳ではないのですが社会人の方にはまぁ楽しめる作品かと。

所持巻数 15巻

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-08-13 10:21:42] [修正:2009-08-13 10:21:42] [このレビューのURL]