「電光石火」さんのページ
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一応ガイドラインの評価基準載せておきます。
10点
漫画というメディアを超え魂を揺るがし、人生に影響する作品
9点
物事の考え方が変わったりするほどの力をもった作品
8点
人によっては日常生活に影響がでたりする作品
7点
夢中になってよみふけってしまう漫画
6点
良質な漫画
5点
可もなく不可もなくといった漫画
4点
ちょっと微妙だけど時間つぶしぐらいにはなる漫画
3点
読んだ後に失敗したかもと思う漫画
2点
つまらない漫画
1点
読後、脱力感におそわれる漫画
0点
もはや保護したいぐらいの希少価値がでるほどつまらない漫画

9点 シガテラ
初レビューになります。
何がいいって、何が起こるかわからないところ。
世に出る物語のルールというか最後の砦を 割と簡単に破るあたりがすごい。 俺の今まで呼んできただいたいの話は、読み進めていくにつれてだんだんと外堀が固まってきて、こういう方向性で話が進んでいくんだろうと予想できるんだけど、彼の作品はそこにちょいちょい予想だにしない毒が混入されている感じ。
シガテラは最後まで読んだら、うわーリアル…と思うしかない。
普通の漫画だったら、主人公が浮気じみた行動を取ったらその因果で、ばれて酷い目にあったり、金蔵とか新林のあたりは大事件として描かれたりするんじゃないのか。
特に金蔵。あれは…やるか普通?
でも、あえて物語的なわざとらしい盛り上がりを避けてリアルに描くことで、現実世界で起きたら多分こんなもんなんだろう、って逆に納得させられちゃうよね。
んでもってラストですわ。
描き方としては、直接的な場面を避けて匂わせておいて、最後の最後で登場人物たちのその後を読み手に知らせる、っていうオーソドックスな感じだったけど。やはり毒を混入してましたね。
あれだけ二人の歩みを描いておいて、
ここへきて!っていうね、うん。
もう何を言っているのか分からないね。
でもあのラストがあるから作品が評価されたんでしょう。
初めて恋人ができたとき、「この人と結婚して一生一緒にいるんだ」と思い込んでいた。それは数年後には儚い思い出に変わるけど、あのときの想いや言葉に嘘はなかった。
自分のことと重ねてしまう人も多いんじゃないかな。
ナイスレビュー: 3 票
[投稿:2008-04-12 21:59:50] [修正:2008-04-13 00:22:13]