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7点 惡の華
第二次成長が始まり心身ともに変化の訪れる思春期、不安定なバランスの中で
鬱屈した感情が衝動的な行動に走らせる、というのはよく聞く話だ。
この漫画の主人公もそんな思春期の真っ只中にあり、
そこに中村さんという存在がトリガーになって暴走を始める。
だが特別不幸な生い立ちにあった訳でもないのに、
あそこまで自暴自棄な行いを繰り返したことは実のところあまり共感できていない。
周囲を巻き込みながら罪を重ねていく様子も
現実から必死に逃避しようともがいているようで痛々しく、
ページをめくる手も重くなっていった。
自分がこの漫画を楽しんで読めるようになったのは、
高校生になった彼が過去を背負いつつも前へ踏み出そうとし始めた後半の物語の方だ、
同級生の常盤さんとの恋愛模様も加わり前半とはうってかわってスラスラと読むことが出来た。
後半の展開は割と普通の青春漫画のようでもあるが、
前半の後ろ暗い過去がバックボーンとなり思春期の浮き沈みをより引き立たせている。
終わり方もまた良い、女子の体操着を盗んだところから始まり破滅の道を突き進んでいた物語が、
まさかこんな晴れやかな結末見せてくれるとは、予想外の嬉しい誤算だった。
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[投稿:2019-12-15 09:56:30] [修正:2020-03-23 02:31:41] [このレビューのURL]
6点 プラナス・ガール
そもそもこの漫画は「第1巻の最初の数ページ」が作品全体のキモであり、かつこの漫画の一番面白いところでもあります。なので、このレビューの続きは、その最初の数ページを読んだ前提で読んでください。
さて、そんな訳で読んでもらって分かった通り、この漫画はズバリ、どう見ても女の子にしか見えない「男の娘」の物語です。
最初の数ページで衝撃を受けたところ以外は別段面白いところも、話の山場などもありません。あとは日常系コメディにありがちな「僕たちの日常はまだまだこれからも続いていく」的な終わり方で物語は完結します。
・・・ただ、個人的には藍川は「本当は女だった」の方が良かったな、と思ってます。
男の子×男の娘
の組み合わせが、恋愛として成立するとはどうしても思えないので。
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[投稿:2013-08-23 22:57:29] [修正:2020-03-15 18:06:15] [このレビューのURL]
6点 僕たちがやりました
以前マガジンで連載されていた「神さまの言うとおり」の原作者、金城宗幸先生の別作品ということで一時期途中くらいまで読んでいたのですが、思った以上にすんなり終わらなくて、中盤以降そのまま読むのを放置していました。
しかし今回、ドラマ化され原作も無事に完結したということで、早速その続きを読んでみたのですが、正に青年漫画という感じの終わり方でした。少年漫画のようにご都合主義に頼ることもなく、奇跡も偶然もとことん排除する至って現実的な解決方法。まぁ、すっきりはしませんが、無難な終わり方だったかなという感じです。
なお、評価点の6点は正確には6.8点くらいの評価点で、7点台を付けなかった主な理由は「10年後のエピソードが無駄に長く感じたから」です。個人的には、10年後のエピソードはパイセンと蓮子の二人だけで、2・3話くらいの分量でパパッとまとめてほしかったです。
とは言え、道中は結構面白かったです。ただ、少年漫画と違って話の中身が色々と「青年漫画」なので、その辺はご注意いただければと思います。
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[投稿:2017-08-04 19:49:01] [修正:2020-03-15 18:03:50] [このレビューのURL]
7点 少女終末旅行
もうすぐ「平成」が終わり、新たな元号になるのと同じように、おそらく歴史というのは、そうした一年ごとの小さな変化の積み重ねであり、また人々が生きてきた証そのものなのだろうと思うのと同時に、今この時代「平成」を生きてきた自分たちの時代が、何十年、何百年、何千年後の人類からしてみたら、果たして、一体どのような時代としてどのように記憶され、また記録されていくのだろう。
そんな、悠久の時の流れの壮大さと無常さを感じさせてくれるような、とても不思議で広大で、そして寂寥感の漂う作品です。
2017年秋季にアニメ化された作品で、人類文明崩壊後の世界を探索するという、その空気感というか世界観がとても自分好みな作品でした。絵の描写力に関しては確かに不十分な印象もありますが、それを上回る発想力というか構想力みたいなものがとても独特で魅力的な作品でした。
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[投稿:2017-12-23 18:30:00] [修正:2020-03-15 18:02:07] [このレビューのURL]
7点 ふらいんぐうぃっち
実際のところ、別冊少年マガジンでこの作品が連載されていた時は全く面白いと思えず、1話か2話くらいまで読んだだけで、あとはそのままスルーしていました。
しかし先日アニメ化されたということで試しにこの作品のアニメ版を観てみたのですが、これが予想以上に面白く、改めて原作を読みなおしてみると自分がこれまでこの作品に対して抱いていたマイナスイメージがまるでウソのように面白い作品だったという、自分でもびっくりな手のひら返しとなってしまいました。
たまにこういう、1巻1話の連載スタートの段階から爆発的な面白さを持った弾丸のような作品ではなく、じわりじわりと読者の心に根付いてくるような強かな面白さを持った作品が現れてくるので、物語ってのは油断できないなって思います。
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[投稿:2017-11-03 18:02:57] [修正:2020-03-15 18:01:42] [このレビューのURL]
6点 みゆき
ポケモントレーナーみゆきです!
今回は私と同じ名前の作品 みゆき について書いていきます♪
みゆきは、あだち充さんの作品としては珍しい、スポーツなどの要素が絡まない純粋なラブコメ作品です!
妹萌えの先駆けとも言われた作品で、血の繋がらない妹を含めた三角関係が展開されていきます。
ヒロインは2人。
1人は前述のちの繋がらない妹・若松みゆきです。
そしてもう一人。
主人公のクラスメイトでマドンナ的存在・鹿島みゆきです。
二人のみゆきと主人公の甘酸っぱい三角関係を描いた今作、あだち充さんの良さが散りばめられています。
アニメ版のエンディング曲はみんなが知ってる名曲 H2Oの『想い出がいっぱい』です!
今ならこのみゆきが3月21日まで無料で全巻読めるとのこと!
https://japanese.engadget.com/jp-2020-03-04-3-8.html
ぜひこの機会に読んでみてください♪
以上、ポケモントレーナーみゆきでしたー!
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[投稿:2020-03-15 17:39:05] [修正:2020-03-15 17:40:17] [このレビューのURL]
4点 NINKU−忍空−
ポケモントレーナーみゆきです!
忍空は、ぶっちゃけアニメしかほぼ知りません笑
でも、アニメは普通に楽しめる良作でしたー!!
途中までは!!笑
戦乱の中で活躍した、忍術と空手を合わせた史上最強の武術・忍空。
それを扱う忍空組と呼ばれる集団の中で、12の流派のそれぞれでトップを張っていた風助(ふうすけ)を含めた3人の男たち。
彼らが平和な世の中のためにいろいろ場面で奮闘するのがこの作品です!
戦闘シーンがカッコイイ!
忍空を使う動きが真似したくなる!!
などの良い要素がたくさんある一方、やっぱりツッコミどころが満載だったりします笑
それでも今作は、同年代の作品としては幽遊白書に次いで健闘した作品と言われてるので、一度見てみる価値はあると思います?
以上、ポケモントレーナーみゆきでしたー!
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[投稿:2020-03-14 21:51:46] [修正:2020-03-14 21:51:46] [このレビューのURL]