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9点 Landreaall
3巻まで読んだらとりあえず一旦1巻に戻り、主人公の初登場シーンを見てほしい。こういうさりげないのがそこかしこに散りばめられてあって、それを読み返しながら探すのが宝探しのようで楽しい。読みながら感じた疑問の答えは、読み進めていけば必ず出てくる。……十巻単位で先かもだけど。
国語の難問のようだけど、わからなくても面白い。一周目と二周目以降で別の楽しま方ができる。
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[投稿:2021-07-04 01:14:40] [修正:2021-07-15 12:09:40] [このレビューのURL]
3点 血の轍
テーマは、母子相関か、あるいは、壊れる人格か。
狂気と異常な親子偏執愛も絡んで、どこに焦点が
合っているのか判然としない。
先を読めば、これも明らかになってくるのだろうか。
しかし、3巻まで読み進めても、事件が一つあっただけで、
遅々として展開しない。
興味が続かないのは、母の狂気の原因と子の恐れる
気持ちが理解できないためと思う。
残念だが、ここで撤退を決めた。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2021-07-15 07:33:33] [修正:2021-07-15 07:33:33] [このレビューのURL]
6点 クピドの悪戯「虹玉」
紅玉という虚構の病気の設定以外は、極めてリアルな青年の恋愛物語です。
恋愛あるあるがたんまり出てきていて、ここでのレビューでも
そのあるある一個ごとに共感しているのがおかしかったです。
(いつの間にか、頭を打っているシーンとか)
怜子に一途に恋する睦月も、妊娠疑惑から一気に豹変する怜子も、
これに右往左往する睦月も実にリアルです。
理性ある大人なら絶対に理解できない一連の行動も、
青年期だからこそやっちゃってる感じが、ものすごく分かります。
絵はとても上手ですね。特に、女性の体の美しさ、美人顔の
書き分けが、とても上手いです。
ランキング1位候補じゃないですかね?
一つだけディスりますと、タイトルの紅玉の設定がとても良いのに、
メインシナリオにほとんど絡まないですよね。
要ります?というか、せっかくの設定なのに、活かされていなかったのが
残念でした。
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[投稿:2021-07-14 06:53:10] [修正:2021-07-14 06:53:10] [このレビューのURL]