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6点 人間カード
生身の人間をカードの中に閉じ込める、という設定は
とても新鮮で、恐怖心をあおられます。
その魅力的な設定を使って、先々にどんな展開が
待っているのか期待が膨らみます。
だけど、それは1巻まででしたね。
折角のアイデアを持て余してる印象です。
2巻以降、新たな登場人物が多過ぎて、謎がばらまかれ
そのまま放置されることが繰り返されます。
時折、力を入れてページ数と号数を稼ぐのは、無駄な
追跡劇だったり、敵基地への潜入だったりして、
結果的に展開が遅くなりストレスがたまってきました。
5巻まで読みましたが、恐らく原作者の限界だと
見切ってしまいました。
なんだか、とてももったいない作品でしたね。
それと失礼ながら、「DEATH NOTE」を連想
させる展開と描画ですね。
連想というか、はっきり言って○○りなんじゃないかな。
「FAIRY TAIL」ほどではないけど。
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[投稿:2022-09-30 07:40:03] [修正:2022-09-30 07:40:03] [このレビューのURL]
8点 一平
剣道の達人が学生時代に唯一勝てなかった刑事に師事する
ために、警察官になるというプロローグから始まる。
交番勤務の巡査の日々の警官としての生活を通した
ヒューマンドラマかと思いきや、回を重ねるごとに
一平の目指す人生の生き方が変化していく様がとても興味深い。
18巻を分類すれば、初期は剣道を中心にした青春ドラマ風
巡査の周辺日記、中期はヒューマンな古風な刑事ドラマ、
後期はスぺクタルなアクションドラマへと変貌していく。
剣道一筋の一平が剣業一致に目覚め、試合から引退したり、
交番勤務から刑事を目指したり、最後には国際犯罪捜査室で
世界を飛び回る国際派の刑事になってしまう。
母と酷似の女性は犯罪者であったため悲恋に終わり、
強く慕われる幼馴染とは恋人感情が持てないという
理由で交際を諦める。
色恋とは無縁と思いきや、最愛の女性に巡り合ったりと、
誠実実直一筋な一人の男の人生をなぞっている感があって、
最終話ではひとしお感慨深いものに仕上がった。
刑事ドラマというより一人の男の成長物語という印象が深い。
傑作とは言い難い面はあるが、記憶に残る良作というところだろう。
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[投稿:2022-09-24 08:29:15] [修正:2022-09-24 08:29:15] [このレビューのURL]
7点 おもたせしました。
グルメ漫画の中でも、極めて上品な香りがする食べ物が出てきます。
人様のお家に返礼品あるいは贈答品を”おもたせ”するので、
がっかりさせてはいけません。
うめさんの食べ物と文学に対する薀蓄も上品で上質なものなので、
作品自体は堅苦しくないのですが、
清潔で日本文化の香すら漂ってくる感があります。
出てくるおもたせはどれも美味しそうで、一度は食してみたいと
思ってしまいます。
残念ながら東京近辺のお店しか登場しませんので、
地方在住者には残念でしたが。
良い宣伝になってるだろうなと思いました。
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[投稿:2022-09-21 17:46:52] [修正:2022-09-21 17:46:52] [このレビューのURL]
7点 人類ネコ科
いわゆるラブコメもので、小学生の時に読み、とても面白かった印象がある。
もっと読んでいたかったのに3巻で終わってしまい、残念に思ったことを、中年になった今でも覚えている。
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[投稿:2022-09-19 07:51:51] [修正:2022-09-19 07:57:00] [このレビューのURL]