「あおはな」さんのページ
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- お気に入り漫画が次々に完結して少しシュールだなとおもいきや、また新連載が次々に開始されて・・・あーよかった。最近はそんな毎日です。

7点 ジョジョの奇妙な冒険
好きな人は好き嫌いな人は嫌いの代表格漫画。
私は好きです。
3部に入ってから急激に面白くなりました。
独特さが増したのは4部からで正直「重ちー」のときにその観点からするとひとつの転換点に達した気がしています。
ちょっと個人的には6部が不満だったのですが、トータルでこの独自性を好みにしているのでいいかなと思います。ストーリーを重視しての点数ではないのであしからず。
今からジョジョを読もうとする人は最初からコツコツ読んでいくことはあまりオススメではないような気がします。まずはこの漫画の雰囲気を掴んでみて(特にバトル中心の部分)いけそうなら最初から読んでみてはと思います。その観点から個人的に提案したいのは第三部の門番の鳥とイギーのバトルからダービー弟、ヴァニラアイスそしてDIOへと続く三部の終局部分(24巻から27巻くらいだったか)多分このへんでピンと来ない人はこの作品向かないのではないでしょか?特に4から6部がきつくなるとおもうので。
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[投稿:2010-11-03 17:21:07] [修正:2011-02-02 19:23:08] [このレビューのURL]
6点 三国志
横山三国志は「功罪」入り混じる三国志でもあります。
この作品を「史実の吸収」と捉えるのかあくまで「エンタメ」と捉えるのか。
本作品が三国志演義がベースにして記述されていることを予備知識として持たない読者に本書を読んで「三国志の歴史を勉強した」と錯覚させている可能性が高いという意味では「罪」。しかしあくまでもエンタメとして本書を把握するにあたっては漫画の歴史上意味が深い作品(というよりエポックメーキング)という意味で「功」。
あくまで横山三国志は「フィクション」であってそのうえでの価値があるということをもっと伝達したいです。
本作の影響で蜀びいきが横行しているけれど、実際の三国志は「曹操対その他」なのでむしろそういった意味では一見オーバーに描かれている蒼天航路のほうがはるかに実話に近いですね。(孔明と曹操。武力系の人が余りに脚色されていることを除外すればほとんど史実どおりですから)
こんだけぶっこいた後で言うのも何ですが、読む価値は十分にあります。でも個人的に「コレは歴史じゃない」ということを前提に読んでいただきたいです。
あと蜀を際立たせる効果の1つとして魏の軍師の顔を「故意」に同じ顔にしたことが個人的にめちゃ不満なので1点減とさせていただきます。(この効果について横山先生自身がカミングアウトされておられる記述あります)
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[投稿:2010-11-06 17:09:07] [修正:2011-02-02 19:21:32] [このレビューのURL]
6点 項羽と劉邦
横山三国志よりはるかに史実どおりで展開します。
でもやはり本作品も「エンタメ」であり「歴史学習」ではないということを伝達したいです。
本作についてはフィクションということではなく「意図的に記述を止めた」ことでエンターテインメント性を強調したことについて。
本作品の場合、なぜ本作をあそこでラストにしたかについて作者自身が明確に巻末で述べておられるのですが、一言でいえば「あの後の史実を生理的に受け付けないから描きたくなかった」そうです。
確かにあの後を漫画で描くとグロい。歴史をそのまま描くことをつまり先生は意図的に拒否したわけですが、これによってよりエンタメ性は際立ったといって間違いない。
その後の劉邦及び勝利側の人々がどうなったか気になる人は徳間書店の「史記」がもっとも読みやすいのでお読みになるといいかも。なぜ漫画はあそこでラストなのかがはっきりします。この点について考える時、横山先生は「漫画が漫画である理由」を常に意識しておられたのだなあと感心してしまいます。
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[投稿:2010-11-06 17:24:57] [修正:2011-02-02 19:19:56] [このレビューのURL]
住吉が新たに加入しパワーアップかと思われたが、逆に「内輪もめ」主体の漫画に変貌してしまったような気がしないでもない本作品。
金田さんがヨソの事務所にいってしまってからも濃厚に田村と絡んでくるアタリまでははっきり読んでいたのですがね。カバチタレでも触れましたけど、行政書士が(社会保険労務士もふくんでおこう)本作品のようなことを行えると思わないほうがいいです。
あくまで娯楽作品としてフィクションとして。なんでコンだけしつこく述べちゃうかというと、私この資格を保有していて、いつもこの手の質問されるのでもうウンザリしてます。資格取るのは自由ですけど(勉強は大変だが)業務はこの漫画のようにはできない(逮捕される)のでホントに変に影響されないように注意して読み楽しんでもらいたいなあ。
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[投稿:2010-11-06 20:28:25] [修正:2011-02-02 19:18:29] [このレビューのURL]
8点 鋼の錬金術師
ついに堂々完結。
非常にハートフルで全てのストーリーにしっかり落としどころをつけて締めてくれました。
少年系の漫画(しかもダークファンタジー)を月刊誌系でこの年月にわたっての連載という意味においては、今後現れううのか否かというほど稀有な漫画であるとおもうので点数高めにつけました。
最初はベタなイメージで、読むのを完全に敬遠していたのですが、いざ先入観を捨てて拝読してみたところ意外に面白い。多分「等価交換」をベースにした主張(哲理)がよく練りこまれていて、本作品のイメージ以上に深いからなんでしょうか?
最終巻のホムンクルスの親玉と神(らしき方)との対話は深い。
最終巻の作者の挨拶も、当たり前すぎて深い。
あとやけに長期化する昨今の少年系漫画のなかにおいてはまさに適量というべき長さでまとめてくれたところもうれしいです。
読んで損をしたという感覚にはなりにくい作品なのではないでしょうか?
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[投稿:2010-11-21 18:59:09] [修正:2011-02-02 19:17:35] [このレビューのURL]
9点 バガボンド
本作品は万人受けのノリでモーニングで連載され始めたことを考慮する時、はっきりと破綻しているのだと思います。
主張されている哲学性(荘子のような主張)が理解できない人にとっては完全に「上から目線」的な漫画に思われるのでいつのまにか人を選ぶ作品になってしまった気がします。
でも吉岡弟の話で出てきた蟻と鳥の話は重要ですよ。このテーマ扱っている漫画家さん本当に多いです。個人的には理解されずに高みを目指していくことの感覚はきらいではないので高めに点数はつけますが、人を選ぶのかな。
同じ観点で蒼天航路、G戦場へブンズドア、ぼくらの、ピンポン、シグルイ、古谷実先生の後期作品、かなりつっこんだアタリでは、なるたるかな。
意外なところではワンピースの随所にちりばめられた哲学的発言部分や宇宙兄弟の生き方の提示に相当する絶妙な決め台詞もこの系統でしょうね。
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[投稿:2010-11-03 17:14:26] [修正:2011-02-02 19:13:46] [このレビューのURL]