「lemonlemon☆」さんのページ
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ジャパニメーションという言葉があるが、マンガこそ日本の誇る文化ではないだろうか。
メッセージ性を持っているもの。熱くなれるもの。ワクワクドキドキさせてくれるもの。
いいマンガとの出会いが人を成長させ、そして引きこもらせるw

「戦い」ということに対して作者はひとつの答えを出している。
格闘技はスポーツである。
柔道は武道である。
スポーツとしての格闘技ではなく、
本当の実戦において、という観点で柔道を
贔屓目なしに評価できている作品。
そして。
コータローイズムというか、
さらにさらに柔道をとおして
武道・武術がどうあるべきかを作者は語っている。
・技は無意識に出せるようになって初めて技と呼べる。
・一本以外は相手を制したことにはならない。
・心に隙がなければ壊し技にはかからない。
・生き延びれば次のチャンスもある。
作者にシンクロできる人間が果たしてどれだけいるだろうか。
またこれは人の成長を描いた熱い熱い青春スポーツ漫画でもある。
それぞれの柔道への思い。
人への思い。
自分への思い。
一人一人のキャラクター描写の緻密さは
他の追随を許さない。流石である。
最後の三四郎の台詞。コータローの表情。
青春漫画である。
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2007-03-30 02:22:12] [修正:2007-03-30 02:22:12] [このレビューのURL]
これ、すごい作品。
読み手を選ぶ。これは間違いない。
芸術というものを『感性の共有』と定義するならば、読み手を選ぶというのは必ずしも悪い物言いではない。
シュールな笑い、かと思えばマンガ好きではない人の間にもファンを獲得したりしている面もある。
『マサルさんだけは全巻持っている』、飲みの席でマンガに話が及んだときに意外な人からその言葉が聞けるかもしれない。
おしむらくはその芸術性を帯びた作品が作者の年齢による感性の衰え(?)と共に、劣化ならずも変化を見せてしまった。
ジャガーとは違う笑いの次元を持っている。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2005-11-27 15:25:41] [修正:2005-11-27 15:30:04] [このレビューのURL]