「鹿太郎」さんのページ

総レビュー数: 407レビュー(全て表示) 最終投稿: 2005年07月13日

物語の途中で選択肢が設けられていてそれによってストーリーが分岐していく昔懐かしゲームブック形式の作品。

一周まわって新しいというべきか?とコンセプト自体に期待感はあるものの、実際読んでみると分岐によって一冊に数本のストーリーを入れ込んでいるため案外にボリュームが無い、そもそもページをめくるのが面倒くさい、やはり今更感が付きまとうなど色々と楽しめなかった。

掲載誌的にも仕方が無い面もあるものの、ストーリーもほとんどエロマンガだからなあ。
内容的にも片手落ちになってしまっている印象。

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[投稿:2008-04-03 23:08:42] [修正:2008-04-03 23:08:42] [このレビューのURL]

主題にマジックを持ってきたという以外、ストーリー展開はいたって普通でごく真面目な作品だったと思う。

どうにもこうにも地味な作風で、個人的な作品への興味の持ち方、惹き付けられ方も「ストーリー」や「キャラクター」でというよりも作中で披露される「マジックの種明かし」でという方が多かった。
引っ掛かりどころがないというかとにかくアクが無いので、どうしてもさらりと読めてしまって後に残るものが無いかなという印象。

決して悪い作品では無いのですけどねー。
点数をつけるなら減点方式だとそこそこ高得点、加点方式だと伸び悩むといった作品だと思う。

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[投稿:2008-04-03 20:20:06] [修正:2008-04-03 20:20:06] [このレビューのURL]

序盤のコメディパートはいつも通りそこそこ面白い。
ただ、ストーリーを動かしてからのシリアス展開がいま一つ。
実は浅野先生の作品全てにおいて共通している欠点だと思っているのですが、この作品も例に漏れずどうにも盛り上がらない。
しかも過去作の『CHOKOビースト』や『PON!とキマイラ』と違って個人的に気に入ったキャラクターも居なかったのでなおさらきつかったかな。

昭和初期のレトロな舞台設定や雰囲気は面白そうなのですけどねー。

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[投稿:2008-04-03 20:12:09] [修正:2008-04-03 20:12:09] [このレビューのURL]

ライトノベル原作のラブコメディ。
主人公とヒロインがお互いの恋愛を成就するためにタッグを組むが・・・といった導入。

まだ1巻のみですがかなり先が気になるスタートでした。
ラブにより過ぎず、コメディ一辺倒でもないライトさがちょうど心地良いバランス。
作画の力も相当高く、キャラクターが本当にかわいく魅力的に描けています。
それこそ原作で先が読みたくなるものの、この絵で楽しみたいという葛藤が生まれるくらいに。

どうやらアニメ化が決まったみたいですね。
大きくハネそうだなあ。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-04-03 20:10:56] [修正:2008-04-03 20:10:56] [このレビューのURL]

内臓系の肉(白肉)専門店が舞台の焼肉漫画。
料理漫画の王道的に白肉のウンチクを語りつつ、最終的にはカルビやロースなど赤肉を取り扱う大手焼肉チェーン店との料理対決に収束していく流れ。

ストーリー展開的にはあまり見るところの無い作品ですが、ベテランらしくとにかく料理の作画が上手い。
読者のコンディションによっては胸焼けしてしまうくらいに食欲を刺激してくれる絵。
調理品だけでなく食材からして美味そうで、異常なまでに熱のこもったジューシーさが表現できていると思います。
読書中に腹が鳴ることウケアイ。

ちなみに映画とのタイアップ作品だったらしいですが、あまり話題になりませんでしたね・・・。

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[投稿:2008-04-02 18:31:49] [修正:2008-04-02 18:31:49] [このレビューのURL]

こいで先生久しぶりの単行本。

タイトルは『ユルミとシメル』ですが内容の方は大分ユルミに引っ張られていて非常にゆる〜いギャグマンガ。
畳み掛けるようなギャグの応酬というよりはコント的な雰囲気で笑わせるタイプなので退屈に感じる人もいるかも。
こういう作品は緩く、そして何より長く続けることによって味わい深くなっていくはずだと思っていたので全2巻での終了は残念だなあ。

こいで先生のデフォルメ作画は個人的に大好きなので次回作はブランク開けずに描いて欲しいが、どうですかねえ・・・。

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[投稿:2008-04-01 01:44:23] [修正:2008-04-01 01:44:23] [このレビューのURL]

有体に申し上げて「エロ」と「萌え」に特化した作品。
さえない主人公がなぜか美少女たちに持てまくるというテンプレ通りの展開で、赤松漫画を薄く煮締めた感じというのが一番ピンと来る。

あまりにも語り代の無い内容に辟易しつつ、エロに関しても個人的にはシチュエーションがワンパターンすぎてあまり・・・という感じ。
何はともあれヤフコミで70ページ近く立ち読みできる(大判振る舞いですね)ので気になった方は一読あれ。

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[投稿:2008-04-01 01:43:17] [修正:2008-04-01 01:43:17] [このレビューのURL]

荒廃した東京でゾンビと銃撃戦。
Vシネマのコミカライズでシナリオ担当が入っているものの、いつも通りの伊藤明弘作品という印象。
作品のテーマや女の子のガンアクションというやっていることからしてオリジナルの伊藤作品と何ら遜色ない。
このコミカライズに伊藤先生を指名した人が慧眼だったということでしょう。

全ていつも通りとはいえ、まあ大まかなお話の流れは多少掴みやすかったかな。
思わせぶりな伏線がわりとハッキリ描かれているのでいくぶんかユーザーフレンドリィだったと思います。

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[投稿:2008-03-30 17:37:40] [修正:2008-03-30 17:37:40] [このレビューのURL]

人気ゲームのコミカライズ作。

今となっては「ヤエちゃんがエロかった」とぐらいしか語られることが無い作品ですが、地味ながら安定したクオリティを保っていた作品。
長年「コミックボンボン」を支え続けた名バイプレイヤーという印象。

自分が読んでいたのは『3』くらいまでなのでそれ以降も読んでみたいと少し思うものの、ボンボンコミックスはそもそも市場にあまり数が出回らなかったのでいまさら全巻集めるのは至難の業ですね(案の定、ヤフオクで高騰しているし)。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-03-30 14:20:51] [修正:2008-03-30 14:20:51] [このレビューのURL]

体に衝撃を受けると過去にタイムスリップしてしまう特異体質な男。
未来に起こった核戦争を原因に30年前に戻ってしまう。
核戦争の原因となる将来の総理大臣を殺そうとする
・・・とこうしてあらすじだけ見ると荒唐無稽でどこのターミネーターの亜流だよという感じですが、読み始めるとすぐにそんなのどこかへ吹っ飛んでしまって、キャラクターの真剣さとストーリーのドライブ感ですっかり引き込まれてしまいました。
息つく間もない展開はさながら最近流行のアメリカドラマの様。
日本にもこんな作品、しかも漫画で表現できる人がいるんだなあと感心することしきり。
舞台が1995年というのがミソでこの一点とってもよく練られているのが伝わってきます。

全2巻という尺的にも手ごろだし、よくまとまった良質なサスペンス作品。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-03-29 00:00:31] [修正:2008-03-29 00:00:31] [このレビューのURL]