「レト」さんのページ
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3点 月光条例
名作2作を描き上げて藤田氏も力尽きてしまったのでしょうか。長編としても短編集としてもさっぱり面白くありません。サブキャラクターの行動はありきたりだし、大したドラマの掘り下げもされずに事件が解決してしまいます。主人公の正義感には押しつけがましさすら感じられ、むしろ仕事人に徹するイデヤの方が共感できるのも話に没入できない原因ですね。主人公持ち上げと憎まれ役貶しが露骨だからこそ不快感が強いのでしょう。また、お伽噺を題材にしながらも話を改変してしまっていることから、この作品は作者のお伽噺に対する感想や歯痒さが動機で描かれていると思われます。こういう作者本位で読者の視点を見失ってしまっている制作スタンスが話を共感させ辛く完成度の低いものにしてしまっているのでしょう。
追記:89話を読みましたが、さらに点数を下げます。内容は主人公持ち上げなのですが、もはや完全に過去のエピソードの焼き直しになってしまっています。話が盛り上がらない上に無駄なエピソードにページを割くとか、作者に何を期待していいのかわからなくなりました。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2009-04-11 01:46:47] [修正:2010-02-12 03:42:47] [このレビューのURL]
1点 ダブルアーツ
作者には連載には全く向いていないのだと思う。後の展開のことまで深く考えずに行き当たりばったりに自分の描きたいシーンを最優先し、話の整合性はほったらかしにしてしまうという姿勢が毎回のように感じられた。最終話の伏線丸投げもその姿勢を顕著に表わしていたように思う。キャラの性格もどれも極端で行動原則が謎の人物が多いのも話を共感させにくくしていた。ジャンプからは当初期待されていたようだし固定ファンもいる作品ではあるが、打ち切りは納得の結果だった。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2008-08-11 11:11:45] [修正:2010-01-02 16:35:45] [このレビューのURL]
3点 SKET DANCE
ギャグもドラマもあえてベタを狙っているような作風だけど、演出がどうも劣化銀魂としか思えない。問題なのは作者が自分自身のやや古いセンスに酔っている節があるところで、好きな人は好きだろうけどそうじゃない側からすれば非常に不快。特にシリアス展開の寒さは致命的でケータイ小説を彷彿とさせる痛さがある。掲載順が下がると人気キャラを出してあからさまに人気取りに走るのも手段が安易すぎて納得いかない。
追記:ボッスンの過去編があまりに酷い内容なのでさらに減点。もはや倫理感すらおかしくなってる。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2009-04-13 23:07:01] [修正:2009-05-12 21:12:51] [このレビューのURL]
一言で言ってしまえば「読み切りにしておけば良かったのに」。
ギャグ漫画としてはそこそこ面白かったですが、バトル漫画みたいなノリになってからは逆にどんどん失速していった印象です。そもそも話をシリアスにしてしまった時点でキャラの言動の煩わしさが浮き彫りになりイライラさせられるようになったのも原因の一つです。
特に打ち切りとしか思えない最終回には目も当てられません。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2009-02-09 14:47:25] [修正:2009-02-09 14:47:25] [このレビューのURL]
5点 ぬらりひょんの孫
人情路線を狙っていけばまだ可能性の見える作品ではあるが、バトル描写は完全に見栄え重視の軽薄なものになってしまっている。細かい設定も十分に整理されておらず、現時点では「人気取り」が透けて見える未熟な作品。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2008-11-06 14:07:01] [修正:2008-11-06 14:07:01] [このレビューのURL]
8点 PSYREN-サイレン-
新連載の中では結構面白い作品だと思います。何より、演出やバトル描写に安定感があります。ただその安定ぶりが逆にメインの読者層に受けないんでしょうね。
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[投稿:2008-10-28 16:28:18] [修正:2008-10-28 16:28:18] [このレビューのURL]
図らずも原作のガス抜き役を果たした作品。
原作既読かどうかで評価がガラッと変わる内容で
ストレスフリーに読める反面、ラブコメやバトルとしては傑出した点はなく本作独自の面白みは薄い。
ただ、原作がひたすらに胸糞だったせいもあって原作で無責任だったり無神経すぎたキャラがマイルド改変されただけでも読者としては救われた印象がある。
皮肉にも原作がアレすぎた恩恵を一番受けた作品。
原作を読んで後悔した人やこれから原作を読もうという人には是非オススメしたいです。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2018-11-10 18:26:24] [修正:2018-11-10 18:32:05] [このレビューのURL]
5点 ジョジョリオン
作風自体は紛れもなく変わらぬジョジョなんですが、過去作に比べて大きく勢いが落ちた印象は否めません。
ラスボスもストーリーの着地点も不明なまま進むため読者を引きつける推進力に欠け、一つ一つのエピソードもぶつ切り感が強く全体的にダラダラしてしまっています。なにより過去作に比べて演出の力強さが失われているのも没入感を削ぎ、ダラダラしたエピソードの羅列という印象を助長しています。
康穂の過去が明かされ徐々にキャラクターの繋がりは見えてきましたが、それも18巻になってからなので終わるまでに更に17巻はかかりそうですね・・・
長期連載ゆえのグダグダ感は6部の時点で既に見られましたが、本シリーズではそれが更に酷くなっている感じで今一つ楽しめません。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2018-03-17 22:55:28] [修正:2018-03-17 22:56:41] [このレビューのURL]
10点 デアデビル:ボーン・アゲイン
「希望を失った男は恐れを知らぬ男なのだと」
アメコミ界を代表するライター、フランク・ミラーが不朽の名作を立て続けに世に送り出した奇跡の1年にバットマンと同時進行で制作したデアデビルシリーズの1エピソード。
内容はというと、宿敵によってどん底にまで落とされた主人公が周囲の協力を得て再び立ち上がるという胸熱なストーリーを一級の犯罪小説ばりのリアリティを持たせて描いている(そもそも作者が犯罪小説好き)。
映画で人気のあのチームも最後に登場。
荒唐無稽なストーリーが売りのヒーローコミックにおいてリアリティの要素を持ち込んだのは作品を地味にする難点もあっただろう。
しかし、本シリーズにおいてはリアリティこそが作品の魅力となり、本作においても2つの点で大きな意味を持っている。
1つは正体がバレるというヒーローものにおける定番の展開を主人公が最大の危機を迎えるきっかけとして機能させたこと、
そして闇社会のボスというありきたりな設定の悪役を主人公を極限まで追い詰めるだけの権力を持つ悪役としてその強大さに説得力を持たせた点だ。
コスチュームを着れば無敵の主人公も表の顔は弁護士とはいえ、単なる一般人に過ぎない。
そんな彼から組織は周到な計画の元、地位も名誉も財産も根こそぎ奪い去ってしまう。
ヒーローとしてのアイデンティティから切り離された一個人は組織に対してあまりにも無力であった。
そんな主人公を救うのが仲間であり、組織よりさらに強大な「市民」である。
本作が人気を博す要素の一つが彼ら「凡人」の果たす役割の大きさだろう。
本作は決して超人的なキャラクターばかりが活躍する「神々の闘争」の類の物語ではない。
家族が脅威に晒されてなおジャーナリストとしての使命を全うするベン・ユーリック、作品が作品なら「クズ」の一言で切り捨てられそうな落ちぶれたヒロインのカレン。
いずれも傷つきながらも懸命に主人公の支えとなる。
そして最後の最後に悪役を追い詰めるのは「世界最強の援軍」である市民。
力のある者だけが世界を動かすのではない。彼らの陰に隠れた非力な者たちにも重大な存在意義がある。
そんな力強いテーマが伝わってくる人間賛歌の傑作だ。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2015-03-03 21:15:44] [修正:2015-03-03 21:16:50] [このレビューのURL]
5点 メイド諸君!
メイド喫茶という馴染みの薄い別世界で繰り広げられる客との掛け合いは新鮮で序盤の職場に馴染んでいくまではそれなりに面白いです。
蜂矢と愛理のエピソードは切なく一番印象に残りました。
ただ、肝心の主人公の千代子が精神的に未熟すぎて最後まで共感出来ませんでした。そのため、メインエピソードともいえる鳥取との恋愛も応援する気になれず白けてしまったのが痛いです(そもそも、異性として意識してもらえないから専属メイドになるという発想が気持ち悪い)。灰音の兄から鳥取を庇うシーンも本来ならグッとくる展開のはずなのに、千代子の主張が幼稚すぎて逆に兄のほうが正しいと思ってしまいました。せっかく、鳥取は弱者としてそれなりにリアリティの感じられる造形になっていたのにこれはもったいなかったです。
加えて灰音と兄もバックグラウンドの描写が多い割に何がしたいのか最後まで掴めませんでした。あるみの結末もハッキリ言って消化不良です。千代子のエピソードばかりに注力しすぎて他が若干おざなりになっていた印象です。
また、上記の専属メイドといい緊縛ネタといい、エロゲーまがいのシーンを強引にねじ込んでいたのも違和感を強くしていました。
一見、丁寧な作りながら素直に楽しめない要素が多すぎて残念な作品でした。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2011-11-11 21:10:25] [修正:2011-11-11 21:12:47] [このレビューのURL]
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