「まれら」さんのページ
- ユーザ情報
- 1968年生まれ(性別:男性)
- Webサイト
- http://
- アクセス数
- 121347
- 自己紹介
-
漫画好きのオジサンです。読んでいるジャンルはやや偏向しているかも知れません。
好き嫌いが強く主観的なレビューとなってしまいますが、何卒ご了承ください。

6点 TOUGH
本作の存在意義は、現実の格闘技の世界のイメージとリアルタイムでリンクしながら、灘神影流という架空の流派をシミュレートしている(ように感じさせる)点であろう。前作の「高校鉄拳伝」ではまだしもスポ根めいた展開があったが、本作のドラマ部分は試合の煽りに過ぎず、どこかで見たようなファイターとキー坊との仮想試合が延々と繰り広げられる。
リアリズムの追求はそのまま地味さに繋がってしまうし、かといって派手な技の多用は非現実的になり過ぎるため、随分とさじ加減が難しそうではある。(とは言っても、鬼龍とのタッグ以降は随分と非現実化しているが。)
作者の格闘技への傾倒ぶりが窺える力作だが、格闘技ファン以外が読んで面白いと感じるとは思えない。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2007-12-19 01:25:32] [修正:2007-12-19 01:25:32]