「まれら」さんのページ

短編集ではあるが、1本1本が丹念に練り込まれており、珠玉の出来。
特に標題作は最も幻想的な設定ながら、地に足が付いたような骨太の作品。行基様のくだりは畳みかけるような文章表現も見事。
川原作品はファンタジーだと思って読んでいるが、その中でも最も好きな1冊。

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[投稿:2007-11-25 00:54:27] [修正:2007-11-25 00:54:27]