「blackbird」さんのページ
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胸キュンものから硬派なものまで。
少女・少年マンガから青年マンガまで。
大事なことはたくさん漫画から学びました。

8点 サバス・カフェ
パソコン通信に残った、昔の庇護者の声だけを頼りに生きてきた孤独な大。
友達に心を明かせないのは、家族がいないということを隠して日本で暮らすためだった。
かたくなになった大の心を開いていったのは、友達だった。
難問も立ちはだかるが、何とかして大が今まで通りの日本での生活をできるように友達はじめ、弁護士や友達の家族などが手を尽くすところは、とても心が温まる。
特に、デリィの奔走ぶりと、偏屈に見えるデリィの祖母レディ・モートンの計らいには思わず笑みがこぼれる。
後半、大の唯一の身寄りのおばあさんとの深く暗い溝を埋める戦いは、心が痛む。これ以上大を傷つけないで、孤独にしないで・・・と願わずにいられない。
ラストは意外とあっさりと訪れるが、希望に満ちたエンディング。
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[投稿:2011-04-10 15:47:50] [修正:2011-04-10 15:47:50]