「そのばしのぎ」さんのページ
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ネット上には漫画にしろ映画や音楽にしろ、色々な素人レビューが溢れかえってます。
そんな中で読んで面白いなと思っていたのが映画「シベリア超特急」やエド・ウッド作品のレビュー。
Z級とも言われるこれらの映画。映画の内容は本当にお粗末なのですが、書かれたレビューを読んでいると、レビュアーも監督も観客も本当に映画が好きなんだなという気持ちが伝わってくる。映画に対する愛があります。
作品の好き嫌いだけ書くのであればチラシの裏でいい。
どこの誰かもわからない他人の好みに興味は持てません。
評論家気取りで上から目線というのも、勘違いしているようで非常に恥ずかしい。
物を語るのに無知を披露するのもおかしな話。
常日頃、反省はしているのですが、気が向いた時に勢いに任せて書いてたりします。
点数は適当につけています。点数評価は不要な気もします。

タイトルのとおり和田誠の映画評論「お楽しみはこれからだ」の漫画版パロディ。
こういったレビューサイトでもそうですが、作品を知らない人に見所を解説し、「面白そうだな、読んでみようかな」と思わせる文章を書くのは非常に難しい事です。
ただし、それは文章力・表現力の問題のみにとどまらず、漫画というメディアの特性による部分も大きいと思います。
実際にこの本で取り上げられている漫画で印象に残っている物は、リアルタイムで読んだ物か古典作品。
「あんみつ姫」などのような、手塚治虫以前の黎明期の漫画を引っ張り出される分には問題ありませんが、それ以降の微妙な漫画を持ち出されても読める機会がないんですね。
そういった意味で、みなもと太郎氏と同じ時代を生きた人間でないと共感できない部分は多いのではないだろうか?と思えます。
BS漫画夜話などは結構続いたのはチョイスが良いのか、時代の移り変わりのせいか。
実はこの本を読んで一番印象に残っていたのが吾妻ひでおの「やけくそ天使」を取り上げながらも思い切り脱線しまくっていたダニエル・キースの「アルジャーノンに花束を」の話題。
吾妻ひでおも漫画も関係ないじゃん、とツッコミたくなる。
漫画は時代と共に消えるけど、小説や映画の名作は残ると言う事でしょうか。
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[投稿:2011-09-21 01:13:08] [修正:2011-09-21 01:13:08]