「そのばしのぎ」さんのページ
- ユーザ情報
- 年生まれ(性別:男性)
- Webサイト
- http://
- アクセス数
- 181024
- 自己紹介
-
ネット上には漫画にしろ映画や音楽にしろ、色々な素人レビューが溢れかえってます。
そんな中で読んで面白いなと思っていたのが映画「シベリア超特急」やエド・ウッド作品のレビュー。
Z級とも言われるこれらの映画。映画の内容は本当にお粗末なのですが、書かれたレビューを読んでいると、レビュアーも監督も観客も本当に映画が好きなんだなという気持ちが伝わってくる。映画に対する愛があります。
作品の好き嫌いだけ書くのであればチラシの裏でいい。
どこの誰かもわからない他人の好みに興味は持てません。
評論家気取りで上から目線というのも、勘違いしているようで非常に恥ずかしい。
物を語るのに無知を披露するのもおかしな話。
常日頃、反省はしているのですが、気が向いた時に勢いに任せて書いてたりします。
点数は適当につけています。点数評価は不要な気もします。

宮沢賢治の童話は目にする機会も多く、誰でもひとつふたつは読んでいるだろうが、自分もさすがに全編読破まではしておらず、読んだのは数編に限られる。
グスコーブドリの伝記もこの漫画で初めて読んだ。
飢饉による貧しい生活と自然に翻弄されながらも生きて立ち直っていく物語。
宮沢賢治とグリムは大人のための童話とよく言われる。結構残酷でもある。
しかしながら他のシリーズ作品と同様に、登場人物を猫に置き換える手法により、人間の泥臭い悲惨さを出さず、透明感のある無国籍な世界となっている。
温故知新とはこういう作品を指すのではないだろうか。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-10-15 21:25:49] [修正:2010-10-15 21:30:19]