「メカざわ」さんのページ
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自宅が漫画喫茶化しています。つけたレビューは、全巻所持・全巻読破・連載中は8割以上読破したもののみです。
レビューは「5」を基準につけていて、4以下は駄作扱い、6以上は良作、7超えで名作、9以上は神の領域としています。他の方と比べると辛口の評価なので、5以上の作品は悪くない作品たちですよ。極力、自分個人の採点ではなく、客観的に作品の完成度をみて得点をつけています(おもしろいと思ったから10点、自分は好きだから10点というつけかたはしません)。ただ、嫌いな作品はとことん叩きます。
私のレビューはこれから読もうとする人の参考となるように描いているつもりです。どうぞご参考までに。

5点 幽☆遊☆白書
格闘漫画。絵は良。
連載漫画というのは読者の人気がとれなければ打ち切り、または路線変更を余技なくされるのだが、本作品においては良い意味での路線変更がとれたといえよう。本来、作者が描きたかった世界が違うのだろうということは1巻からも分かるのだが、路線変更し格闘漫画とかわったあとは、ドラゴンボールとはまた違った新しい世界を描かれていた。
今や典型的ともいえる5人のトーナメントバトルや、徐々に強くなっていく敵・・・開祖ともいえるでしょう。とにかく分かりやすすぎる展開と表現は普通におもしろいと表現できる。
後半になってくると勢いは低下しているものの、私としてはただだらだらと敵を倒す展開ではなく、新しいテーマにチャレンジする姿勢が見られ高評価である。富樫先生が天才だと思われるのはこのあたりからだと考える。
本来なら6点をあげたい作品のレベルではあるが、最終シーンとオチがだいなしにしている。画太郎先生クラスのラスト崩壊だ。狙ったラストというより、もう描きたくないのに描かされているんだとダダをこねる作者のわがままが読者に聞こえてくるような悲惨な描画。腐ったネーム。意味のない展開。小学生がRPGツクールで作りはじめるのに妙に凝るが、途中であきて後半グダグダになるというような印象が強くとられる。
もはや未完となったほうが世間ウケがよかったと思える。終盤はファンブックに近い形で表現され、ダイジェストで終わればもっとよかったのにと不思議な評価をつけたくなる謎の作品。
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[投稿:2009-08-19 20:34:17] [修正:2009-08-19 20:34:17]