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[ネタバレあり]


少し前に、図書館から母が借りて放置されていたこの漫画を発見し、読み始めた。はじめはコマ割りが昔風で読みづらそうだなと思ったが、一気に読破してしまった。

この作品の何が一番良いのかといえば、巻末にある対談にも書いてあったと記憶するが、本来悲壮感たっぷり、涙なくしては語り得ないような、波乱万丈の実話を、笑いありでギャグ風にさらっと書いてしまっていることである。

たしかに、コマ割りは昔風に正方形に区切られ小さく、吹き出しも多くテンポが悪いことは否めない。

だが、ネタが面白すぎる。最近のギャグ漫画は主人公がめちゃくちゃなことをするばかりで、ついていけない漫画が多い。しかし、この人はのっけから山の斜面で首つりをしようとして、そのまま寝てしまい、死ぬのをためらいホームレスになるという、トンデモ話をクールに、かつ事実報告的に描くので面白い。本当に面白い話というのは、筆者が笑いながら描いてはいけないのだ。(この話も、本来涙ながらには語りえないであろう・・・)

欠点はあるものの、今のギャグ漫画が忘れてしまった精神が、この漫画にはある。一巻完結で図書館にあることも多いこの漫画、お手頃な本であると思うのでぜひ一度手に取ってほしい。

続刊もあるようなのだが、残念ながらまだ手に取っていない。あくまで、「失踪日記」だけの評価として読んでいただきたい。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-10-09 23:10:39] [修正:2008-10-09 23:10:39] [このレビューのURL]

7点 ONE PIECE

[ネタバレあり]


この漫画はまさに王道漫画そのものである。

常に前だけを見つめて苦しみながらも敵と戦い、勝利して、仲間と共に成長していく。逆境の中でも決してあきらめない。掲載されている週刊少年ジャンプの「勝利、友情、努力」の三大テーマを盛り込んだ秀作である。いや、だったと言うべきか。

なぜ過去形か。

もちろんその三大テーマはブレていない。特に、前半部(偉大なる航路に出るところ辺り)までであれば、歴代の週刊少年ジャンプの作品群の中でも1,2を争うほど、ジャンプの求める理想像を追求し、かつ面白さを兼ね備えた漫画であったであろう。私自身とても熱く読むことができ、毎週欠かさず楽しみに読んでいた。登場人物の背景描写が丁寧で、戦闘での能力の応用もなかなかに秀逸であったからだ。特にサンジの話は魅力的だった。

だが、途中からテンポが著しく悪くなりはじめた。ひとつの節というか章というか、の戦闘が長くなる余り、登場人物の描写や主人公たちの住む世界の奇妙で興味深い世界観の描写がいい加減になった。そのため、冒険をしているという感覚がなくなってきたのである。偉大なる航路を旅する主人公たちの面白い冒険が読みたかった。

また、戦闘も能力の二段化(このあたりから読まなくなったので詳しくはないが。)や、七武海がゴロゴロ出てくるようになってから、巻数が増えていくにつれて不可避的に生じてくる問題ではあるが、能力のインフレ化、それに伴う戦闘の大味化で、戦闘の持つ緊張感が薄れてきた。

ゆえに、序盤の爆発的エネルギーは最近では鳴りをひそめ、看板漫画として、編集部の給油抜きには走れないような漫画となってしまった。よって前半は9点、後半は4点で、全体的に見て7点、という評価とした。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-10-09 22:33:05] [修正:2008-10-09 22:33:05] [このレビューのURL]


この漫画の最大の魅力は、敵キャラクターの描写、戦闘における敵との駆け引きや細やかな能力の設定にあるだろう。

敵を一方的な悪役にするのではなく、大義を与えて話を奥深いものへと深化させている。それによって、魅力的な敵キャラクターが描写され、駆け引きにおいても登場人物の微妙な感情の機微が表現されている。特に、NGL編は作者のこだわりが感じられた。

また、念能力の設定が絶妙である。念を系統別に分けて、相関関係を築き、絶対的に強いものがないようにしているため、戦闘における能力者の相性や、能力を制約を課すことで強めるなど、能力暴走型漫画(最近の少年誌には特に顕著である。)に歯止めがかかるような配慮が感じられた。それでも最近はその傾向があるのは残念だが。

しかし、多くの人が述べているように、週刊誌での掲載時に、絵がラフのような状態で出されたのは、残念であった。

もちろん、単行本では絵が修正されてはいる。しかし、いくら内容が良くても、週刊誌に連載すると決めた以上は、最後まで作品として形をなした状態で発行するべきだし、そうするのは当然である。内容がいいなら週刊連載でなくても問題ないという人もいる。しかし、多かれ少なかれ、他の作者もファンはいるであろうし、殺人的なスケジュールの中漫画を描いているのである。読者あっての作品であるのだから、例えば隔週掲載にするなり、月刊誌に移行するなりして定期連載をしたほうが、作者のためにもなるであろう。

以上のような欠点もあるため、7点の評価としたものの、単行本で読む限り、非常に面白く読める漫画であることは間違いない。

作品自体への評価という点で連載自体への問題ということを扱うことに多少抵抗もあったが、今後の展開への期待をこめて、作品自体への評価ではなく週刊誌に連載された状態での評価とさせてもらった。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-10-09 21:32:29] [修正:2008-10-09 21:32:29] [このレビューのURL]

 他に類を見ない作品と言えるのでは。アイデアも画風も。

 キャラにほとんど人格を与えないという手法は、星新一氏の小説に見られる登場人物の記号化に通ずるものがある・・・というのはこじつけすぎでしょうか。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-10-07 21:52:58] [修正:2008-10-07 21:52:58] [このレビューのURL]

宇宙に魅せられた男達は、好き放題やって好き勝手に死ぬ。
その火球の様な怒りに共感し、魅せられた。

好き勝手やって道を見失った男達は、枷であったはずの家族と恋人のところへ還る。
その不変の真理に納得し、本を閉じた。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-10-07 13:36:29] [修正:2008-10-07 13:36:29] [このレビューのURL]

結構好きだった。
しかしB級の評価は免れない。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-10-07 13:21:25] [修正:2008-10-07 13:21:25] [このレビューのURL]

言わずもがな
内容だけで言ったら9点なんだけど
(その理由も、「読みすぎて飽きた」って理由なんだけど)
やっぱり各方面に与えた影響のでかさを考慮すると
10点以外ありえないかな、と
だって94年に連載終わったのにまだドラゴンボールの製品出続けてるねんで
すごすぎる
今の子どもたちで、スラムダンク知らん子はいても、ドラゴンボールを知らない子はいない気がする
あと、鳥山明の絵がうますぎる
鳥山信者です

オススメ・・・・ってゆうかドラゴンボール読んでない人いねぇよな

・好きなキャラ
いすぎる

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-05-22 19:11:27] [修正:2008-10-06 21:19:46] [このレビューのURL]

6点

結構クオリティー高いと思う 毎回

ただこういうマンガは評価がむずかしい・・・



というものを少なからず教えてくれたからプラス1

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-10-06 18:44:25] [修正:2008-10-06 18:44:25] [このレビューのURL]

10点 蒼天航路

これは凄い。

私の中から他の三国志漫画を駆逐した作品です。

現在他に覇-LORD-と火鳳燎原を読んでいますが蒼天航路を読んだ後だと物足りない。両者ともかなりの作品だとは思うんですけど。


まず画力が凄い。序盤の迫力のある絵から終盤になるにしたがってはっきりした絵になっていきました。好き嫌いはあるかもしれませんが私は両方大好きです。
何より馬が凄い。他の作品と一線を画す最大の要因はここでしょうね。

既存の歴史を大きく脚色しながらも脱線しない展開は熱かったですね。



ただし赤壁の諸葛亮は嫌いです。はい。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-10-06 11:52:48] [修正:2008-10-06 11:52:48] [このレビューのURL]

いろいろありますが、
子供のころは純粋に面白かった。
これ以上のものはなかったのではないかと
何よりも興奮した

大人になって改めて読み直すと、
話のタイトルで結末が分かってしまう。
ヤムチャの扱いが笑えるぐらいにひどい。
敵の強さがインフレだぁ。とか言ってますが、
桃白白の出した数字はインフレどころの騒ぎではなかった。

面白さの影に何かいろんなものを置いてきてる。
何か忘れていたり、何かが足りない。
どこかに必ずおかしいところがあったと思う。
そんな気がしました。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-10-05 15:32:25] [修正:2008-10-05 15:32:25] [このレビューのURL]

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