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柔道マンガを読んだのは初めてだったけど、汗臭くなくて、爽やかなマンガです。絵がきれいで、ゴチャゴチャしてなくて目も疲れません。
このマンガの楽しむところは、柔道の場面ではなく、部員が奏でるドタバタコメディーにこそあると思います。とにかくスゲー笑えます。
全てのキャラに味があって、好感が持てます。
このマンガを読むと、こんな高校生活送りたかったなーなんて思うこともしばしば・・。
まぁ、一度読んでみることをお勧めします。

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[投稿:2010-05-04 15:29:57] [修正:2010-05-04 15:29:57] [このレビューのURL]

《正統派少年マンガ》


この人は昔から、絵が上手すぎてお話が下手すぎるなぁ?と思っていたんですが、ようやくその得手不得手がかみ合ってブレイクした作品です。

絵が上手すぎるとは純粋に褒め言葉です。
僕が思うに今、絵が上手いなぁと感じるマンガは井上雄彦、沙村広明、そして小畑健だと思っています。やっぱりそれくらい圧倒的に絵が上手い。


この作品は原作のほったゆみがネームまで描いたとされ(本人によるリライトはあるにせよ)それが何より功を奏したと思われます。
本来原作とは原稿用紙とかで文字だけで書かれる事が多いので、ネームまで描かせたという事は、ほったゆみが漫画家であったにせよ異例だと思われます。
けれどそれが作品としての屋台骨をしっかりとさせ、小畑健も作画に集中できるというよりよい結果になったのではないでしょうか。

作品を見てまず思うことは『とても純粋な少年成長マンガ』だということ。
これほど少年マンガにふさわしい作品は昨今珍しいんじゃないでしょうか。


囲碁と言うなかなか一般にはなじみがないジャンルもヒカルと同じ目線で一から勉強することが出来たし(実際僕もこれで囲碁のルールを知りました)、佐為というおばけの設定も平安時代の名人の囲碁指南というちょっとひねった感じがお話を盛り上げるのに一役買っています。


結構中盤で、ある理由から佐為の身に重大な出来事が起きます。

その後の展開はまだ見ぬ人にとっては知りたくないでしょうから避けますが、読者は物語は不可逆で過去には戻れないことをヒカルを通して知ることになります。

ここに大きなショックを受けました。きっと多くの人もそうだろうと思います。

その出来事は作る側から言えばとても勇気のいる選択です。その後の展開も含めて責任を取らなければいけないわけですから。

けどだからこそそこに僕達は人生を学ぶのではないでしょうか。
何かを失うことで、それと引き換えに何かを得ることが出来るのではないでしょうか。

その後も物語は続きます。ヒカルと共に僕らが共有した出来事はずっと大きな傷になってその後も続きます。きっとそれがすぐに“解決”してたならその傷も大した傷にはなっていなかったはずです。

僕らが受けた傷はあまりにも大きく、でもだからこそヒカルに対する思いも強くなっていくのです。


この作品は物語から最後の完結まで、まれに見る完成度で作られた作品だと思います。
まるで最初から最後まで決まってから作られたように、全ての要素が一本のラインとして美しい筋道を通っています。

『ヒカル少年の成長』

これがこの物語の核心であり、佐為もライバルの塔矢アキラも登場人物すべてがヒカルの成長の為に存在しているし、また彼ら自身もまわりの人物すべてが自分の成長のために存在しているのです。

人物描写、それこそがこの作品にとって一番の核であり、他のマンガより一段上に置かれている(少なくても僕の中ではそうです)理由だと思います。



その後、小畑健は「デスノート」や「ラルグラド」「バクマン」などを、このネーム原作という形を採用し続けて大成功を収めていますが、僕は小畑健の持つ超一流の絵で描かれる世界観を、少年のナイーブさをほったゆみの女性らしい温かな目線で描ききったこの『ヒカルの碁』が一番好きです。






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[投稿:2010-05-03 03:01:54] [修正:2010-05-03 03:06:45] [このレビューのURL]

文句なしで10点。

ストーリー、キャラクター、絵、どれも天下一品です。

つーかこれ終わったら幽白の時みたいにジャンプ売れなくなるんだろーなッて思う。

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[投稿:2010-05-03 01:48:39] [修正:2010-05-03 01:48:39] [このレビューのURL]

10点 銀と金

福本伸行先生の漫画の最高傑作だと思っています。
胃の痛むような心理戦やギャンブル漫画ならではの熱い展開が面白いのは勿論のこと、極限状態にいる人間の描写や考え方をこれほどまでにリアルに鮮烈に抉っていてしかもそれがイチイチ面白い、という作品は中々ありません。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-05-02 22:02:29] [修正:2010-05-02 22:02:29] [このレビューのURL]

生きるという事の大事さ、人とのつながりを考えさせてくれる作品だと思います。
絵は好き嫌いがあると思います。
私自身あまりこういう絵の作品を好んで買うことはありませんが、この作品に関してはこの絵でいいと思います。
人の複雑な心情が出ていていいです。

ただ終わり方がちょっと難しいと思いました。
全てが明確にはされていません。それでもいいって言う人にはとても素晴らしい作品だと思います。


ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-04-29 03:53:14] [修正:2010-05-02 14:57:34] [このレビューのURL]

10点 寄生獣


絵が苦手、グロい
これ以外の理由でこの漫画を面白く無いと言う人は、オススメの漫画を教えてもらいたいです。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2010-05-01 20:36:53] [修正:2010-05-01 20:36:53] [このレビューのURL]

格闘漫画の最高傑作だと思います。
勇次郎のインフレが激しすぎる為、最近は他のキャラまでどんどんトンデモ能力者になってきてるけど、バトル描写は圧倒されます。
バトルでここまで圧倒された漫画ありません。

バキの試合は微妙だけど、他のキャラが凄くアツイ!!
克己とか列とか花山とか渋川とか独歩とか最高

でもやっぱり勇次郎大好き!!

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-04-30 02:13:21] [修正:2010-04-30 02:13:21] [このレビューのURL]

休載?手抜?
気にしない。
バスタードより待ってないし。

最終回まで書いてくれればそれで良い。
同時期連載開始の漫画は50巻出てたりするけど、ハンターの内容密度は倍以上だと思う。
だから待たされてもOKです。
GI編のワクワク感、蟻編の絶望感は凄く良い。
このマンガ程、次の回どうなるの?って感じるマンガ少ない。

傑作です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-04-30 01:46:16] [修正:2010-04-30 01:46:16] [このレビューのURL]

今の少年漫画の中では明らかに群を抜いた存在。
王道的な展開を否定しながらも、また違った切り口で王道を突き進む作品でもあります。
敢えて足りないとすれば、「幽☆遊☆白書」や「レベルE」では辛うじて描かれていた
ラブコメパートぐらいでしょうか。
と言うかこの人もともとラブコメ作家だったような気がしますが。まぁそれはさておき。

ストーリー、世界観、表現力、演出、心理描写、テンポ、バトル、構図、
作者の得意な斜め上を行く展開。
すべてがオリジナリティに溢れ、それぞれが高次元で融合しています。
なにより凄まじいのは、次の回、次のページ、次のコマで、いつどの登場人物が死ぬかもしれない、
という圧倒的な緊張感、緊迫感。
本当に強い敵と対峙したときの力の差、絶望感。
こういう感覚を味わえることにもうとにかく脱帽です。

作者の姿勢を問題視する人が多いのも理解できますし、その批判ももっともだと思います。
ただ、それでも続きを楽しみに待ち続ける読者もここにいるわけで。

ずっと読み続けたい作品ですが、続けるのが難しいのであれば、
せめてきれいな形で終わらせてほしいです。
そう心から願いつつ、毎年コミックスを待ちわびています。

ナイスレビュー: 5

[投稿:2010-04-29 22:43:25] [修正:2010-04-29 22:43:25] [このレビューのURL]

10点 ONE PIECE

大傑作。
少年誌史上最高傑作だと、僕はそう思っています。
一見すると普通に熱い、所謂王道的なヒーロー漫画です。海賊王ゴールドロジャーの残した大秘宝「ONE PIECE」を目指す、仲間想いで実直な主人公。それに負けず劣らず大きな夢・信念を持つ魅力ある仲間達。彼らが仲間になる時に描かれる過去の話では必ずといっても良いほど涙腺が決壊しました。また、どんなに不利だと思われる戦いにも果敢に、諦めることなく立ち向かい勝利する姿は昔から愛されてきた王道少年漫画の鏡とも言えます。

ただし、本作品がそれだけの漫画なら僕は最高でも8点しかつけなかったでしょう。

僕にとってこの漫画の最大の魅力は、細部まで注意深く読んでみるとわかる、過去に例が無いほど張られた伏線の多さなんです。それらは未だ多くが回収されていません。現在連載しているマリージョアにおける頂上戦争。読んでいる方ならわかると思いますが、毎週毎週鳥肌モノという異常な面白さを見せてくれました。グランドライン前半の締めくくりの戦いということで、伏線の一部を回収したことになる訳ですが、「一部だけ」で生じたあの興奮ぶりたるや。
このONE PIECEという物語の終盤に一気に伏線が回収された時のことを考えるだけで、鳥肌になってしまうのは僕だけではないはずです。グランドラインの後半「新世界」と呼ばれる海で何が待ち受けているのだろうか。今からワクワクしてきます。

良い意味で早く終わって欲しい漫画。
この作品自体が僕にとってのONE PIECEなんです。

是非、御一読と云わず二読三読を。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-04-26 21:12:37] [修正:2010-04-26 21:14:34] [このレビューのURL]

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