「kazu」さんのページ
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8点 愛しのアイリーン
このままでは一生結婚できなさそうなどド田舎の農家の息子と
その男に金で買われて結婚するフィリピーナの恋愛物語。
恋愛物語?
違うかも。訂正。
ロマンスの欠片も無い、ド田舎で繰り広げられる泥臭い人間模様を描いた話。
結婚したいからってフィリピーナを金で買う主人公、家族のために金目当てで結婚する花嫁、金のために娘を遥か遠くの国に送る母親、田舎の世間体とシガラミに縛られた挙句、娘を殺そうとすらする姑、日々痴呆が進んでいく父親、etc・・・。
出てくるキャラみんな、どいつもこいつも
最高にエゴイスティックなんだけど、どうしても憎めない。
それは、現実には到底いなさそいうなキャラクターなのに
でも、みんなどうしようもなく人間らしいからだと思う。
新井英樹は、人間をデフォルメするのが天才的に上手い。
それでいて、登場人物たちはみんな紙面からはみ出すほどの
生命力とかエネルギーで溢れてる。
最高に愛すべき最低のエゴイストたちが繰り広げる、珠玉のラブ・ストーリー。
岩男とアイリーンの間に愛は無いけれど、
物語自体は人間愛に満ちてる。はず。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2008-01-27 22:40:21] [修正:2010-09-23 11:48:43] [このレビューのURL]
8点 キーチ!!
この漫画は、キーチという「カリスマ」が成長する過程を描いた物語だ。
下でも別の人が書いてるが、4巻までの幼児期のキーチの物語も面白いが
5巻以降は加速度的に面白さを増して行っている。
5巻から登場する、小学生にもかかわらず新井節を炸裂させる天才・甲斐と
すでに本格的なカリスマ性を備えつつあるキーチとのからみは見ていて胸が高鳴る。
「一緒に、日本動かさへんか?」
キーチへこう問いかけた甲斐だが、6巻以降その台詞はいよいよ現実味を帯びてゆく・・・。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2005-05-05 01:47:22] [修正:2005-05-05 01:47:22] [このレビューのURL]
8点 ジョジョの奇妙な冒険
この作品の最大の魅力といえば、やはり「波紋」や「スタンド」といった独自の超能力を使った、少年漫画ではあまりお目にかかれないハイレベルな知能戦が繰り広げられている戦闘シーンの数々。敵が勝利を確信したその時!ジョジョはすでに勝利しているのだ!
その戦闘シーンを含め、先の展開を読むことができない物語、圧倒的な個性を持つ(というかちょっとイカれた)魅力的なキャラクター達、そして一見嫌悪感を覚えるが、しかしアーティスティックともいえるあの絵、それらがうまく調和した結果、この傑作(奇作)「ジョジョの奇妙な冒険」は成り立っているのだ。
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2005-03-27 16:00:21] [修正:2005-03-27 16:00:21] [このレビューのURL]