「souldriver」さんのページ
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しばらく漫画から遠ざかってましたが、少し余裕がでてきたので過去のレビューの修正などぼちぼちやってます。
自分のレビューを読み返していて気付いたことが1つ。それは「緊張感」という言葉を多用していること。
僕にとっての漫画の評価基準とはつまり、(ユルい作風でも、ギャグ漫画であっても)「独自の緊張感」を感じられるか否かということろに終始するようです。
7点でオススメ、8点で秀作、9点以上で傑作、10点は特別な点数。点数は気分次第でけっこう変わるので、なるべくレビュー本文をしっかり書くように心がけてます。
○定期的にチェックしてる作品(レビュー変更の可能性あり)
「ヴィンランド・サガ」 「岳」 「銃夢 Last Order」 「CRAYMORE」 「さよなら絶望先生」 「シグルイ」 「SIDOOH 士道」 「ジパング」 「スティール・ボール・ラン」 「Damons」 「賭博堕天録カイジ」 「バガボンド」 「ハチワンダイバー」 「ヒストリエ」 「PEACE MAKER」 「へうげもの」 「BECK」 「HELLSING」 「魔人探偵脳噛ネウロ」 「無限の住人」 「よつばと!」 「ラストイニング」 「リアル」 「WORST」

9点 風の谷のナウシカ
非の打ち所のない域にまで完成された世界観、洗練された人物像。この点においては現段階で最高の完成度を誇る作品の一つと言って良いと思う。
映画版とは違い宗教問題や民族問題、泥沼の権力争い、さらには人類の在り方といった、愛や環境問題にとどまらない深いテーマまで踏み込んで取り上げており、重厚で複雑なストーリーは非常に読み応えがある。
絵は丁寧なコンテのようなものだが、決して手抜きではないし、どの場面にもしっかりとした味がある。逆に絵の表現方法はあくまで漫画の要素の一つでしかない、ということを分からせてくれる。
結末に関して言えばかなり賛否の分かれるところで、正直なところ僕もこれで良かったのかどうなのか分からない。でも作者がごまかすことなく、この物語に対しての一つの答えを明確に示したことはすごく評価できる。
それだけに終盤かなり急いで終わらせた感じがするのが残念。最終巻までは満点の出来だった。
もう1〜2巻使ってしっかり描き切っていれば…。
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[投稿:2007-06-21 05:53:46] [修正:2007-06-21 05:53:46] [このレビューのURL]