「roka」さんのページ
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7点 漂流ネットカフェ
トータルで言えば、別に巨大な後悔とともに人生を送っているわけじゃない。
それでも、「もしあのとき……」という思いは、ないわけでもない。
本当は、今のままで、十分幸せなのに。
そんな主人公の姿は、妙に身につまされた。
そして、「惡の華」にしてもそうなのだが、この作者は、すこぶる妄想に走りながら、最後には日常に帰ることを受け入れるというか、日常というありふれた退屈を生き抜くことの価値や美しさを描いているように感じた。
妄想は日常から逃れるためのものであると同時に、日常を生き延びるためのものでもあるのかな、と思った。
そんなことを感じたのは初めてで、私はこの漫画を忘れないだろうと思った。
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[投稿:2017-06-25 23:50:37] [修正:2017-06-25 23:50:37] [このレビューのURL]
7点 ゾンビ屋れい子
この人の漫画は、軒並みB級だが、とても好感の持てるB級だ。
こういう言い方は本当に失礼だけれど、本格のホラーも、一級品のアクションも、切れ味鋭いコメディーも描くことは出来なくて、それでも漫画が大好きで、必死で辿り着いたB級、という気がする。
だから、これほど胸が躍るのではないかと思う。
子どもの頃、近所の駄菓子屋で一日早く発売される少年ジャンプを待ち望みながら生きていた頃、自分がどんなふうに漫画にドキドキしていたのかを、ちょっと思い出した。
大人として偉そうに漫画を「評価」するようになるずっと前の、可愛らしい昂ぶりを思い出した。
そういう作品って、貴重だ。
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[投稿:2017-06-25 23:31:04] [修正:2017-06-25 23:31:04] [このレビューのURL]