「そのばしのぎ」さんのページ
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ネット上には漫画にしろ映画や音楽にしろ、色々な素人レビューが溢れかえってます。
そんな中で読んで面白いなと思っていたのが映画「シベリア超特急」やエド・ウッド作品のレビュー。
Z級とも言われるこれらの映画。映画の内容は本当にお粗末なのですが、書かれたレビューを読んでいると、レビュアーも監督も観客も本当に映画が好きなんだなという気持ちが伝わってくる。映画に対する愛があります。
作品の好き嫌いだけ書くのであればチラシの裏でいい。
どこの誰かもわからない他人の好みに興味は持てません。
評論家気取りで上から目線というのも、勘違いしているようで非常に恥ずかしい。
物を語るのに無知を披露するのもおかしな話。
常日頃、反省はしているのですが、気が向いた時に勢いに任せて書いてたりします。
点数は適当につけています。点数評価は不要な気もします。

6点 秘密探偵JA
バイクアクションにあまり興味がなかったせいか、ワイルド7よりこちらの方が好きだった。探偵と言うよりは諜報員かスパイ。
自転車を分解してパーツを組みなおすとボウガンなどの武器になったり、後半では赤外線が見えるゴーグルやユニフォームまで出来て、さすがに今はこっぱずかしい内容だけど、小学生の頃ってあぁいう話、好きだったよなぁ。
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[投稿:2010-09-18 11:42:50] [修正:2010-09-18 11:42:50] [このレビューのURL]
4点 怨歌劇場
「火垂るの墓」も収録されていますが、取り合えずジブリ映画の事は忘れましょう。別物と割り切れる人はもちろん問題ありません。
野坂昭如の小説の漫画化です。
西岸良平の「三丁目の夕日」あたりは美化された昭和ノスタルジーの世界ですが、
滝田ゆうあたりになると本当に侘びしい。
好き嫌いは分かれるが、これもまた火垂るの墓であり、戦後の日本なのだろう。
点数は作品の評価ではなく、好みの問題だけです。
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[投稿:2010-09-18 10:06:41] [修正:2010-09-18 10:06:41] [このレビューのURL]
10点 半神
この時代の萩尾望都は「メッシュ」を中心に描いていたが、
自分はむしろこの表題作の「半神」や、短編集「訪問者」に収められている「城」といった短編の完成度の高さが素晴らしいと思う。
いずれも少ないページ数ながら、表現したい事が簡潔に伝わってくる。
話自体もストレートなので誰にでも勧められる逸品ではないだろうか。
今まで特別に萩尾望都が好きだった訳ではないが、いくつかレビューを書いてみるとこの辺の作品は減点のしようがないのが困る。
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[投稿:2010-09-18 08:58:33] [修正:2010-09-18 08:58:33] [このレビューのURL]
10点 恐るべき子どもたち
詩人ジャン・コクトーの名作小説を萩尾望都が漫画化。
コクトーは詩も良いが、絵を描けばピカソも褒める位うまかったし、「詩人の血」「オルフェ」なんて映画も残している。
ちなみに原作の「恐るべき子供たち」は1950年にジャン=ピエール・メルヴィルにより映画化されている。
憧れのダルジュロスに石の入った雪玉をぶつけられ倒れるポール。
姉弟二人の世界を壊されたくないエリザベート。毒薬ごっこの決着をつけなければならなかった。
それにしてもポールが夢の中でエビに襲われるシーンなどは、この漫画のためにコクトーが書いたのではないかと思える位に妙にマッチしている。
原作が別にもかかわらず、実に萩尾望都らしい漫画になっている。
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[投稿:2010-09-18 08:32:59] [修正:2010-09-18 08:32:59] [このレビューのURL]
6点 バトル・ロワイアル
見た目の第一印象がどっかのエロ劇画みたいで引く。
ま、しばらく読んでると慣れてはきますが、殺されるシーンはどれもグロいです。
桐山、杉村あたりがあまりにも人間離れしすぎている以外は、楽しめる。
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[投稿:2010-09-17 21:07:04] [修正:2010-09-17 21:07:04] [このレビューのURL]
7点 銭っ子
水島新司はこの他に野球漫画以外の物を描いた事があるのだろうか?
原作が花登筐である、貧乏からの成り上がりを書くと鬼だ。
何不自由なく過ごしていた兄妹が両親をなくし、親類に財産を奪われる。
まぁ、この辺の設定は漫画ではありがちだが、兄のケンはルンペンのくせに
大金持ちな銭神の指導を受けながら銭儲けの道を歩んでいく。
ホームレス最強です。騙し騙されひたすらゼニゼニゼニです。
なんというか、経済成長期を象徴するような漫画です。
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[投稿:2010-09-17 20:39:40] [修正:2010-09-17 20:40:50] [このレビューのURL]
8点 花園メリーゴーランド
増田剛の「御石神落とし」はコメディ・ファンタジーの要素を加えながら、明治以降に日本が取り入れてきた諸外国の習慣に疑問を投げかける作品ですが、
こちらは隔絶されたムラに踏み込んでしまった為に起きた事件と愛憎劇をシリアスに描いている。
民俗学でもタブー視されていた性の分野であるだけに、現在のモラルとのギャップに登場人物達は悩み、殺人こそ起こらないが一歩間違えれば津山三十人殺し事件のような猟奇事件になりかねない怖さがある。
どちらも赤松啓介の影響などが大きいだろうが、寺山修司も映画などでこういった土着的な世界観は得意としていたんじゃないないだろうか。100年位経たないと理解されない事かもしれない。
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[投稿:2010-09-17 14:56:59] [修正:2010-09-17 14:56:59] [このレビューのURL]
9点 エリート狂走曲
都会に引越し、受験戦争に巻き込まれる野生児哲矢。
30年以上前の漫画だけど、教育を取り巻く環境はそれほど変わってない気もする。
今はいわゆるDQNな親の方がクローズアップされる事が多いけど。
弓月光は青年誌でのお色気路線より少女漫画時代のドタバタコメディの方が面白い。
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[投稿:2010-09-17 14:25:10] [修正:2010-09-17 14:25:10] [このレビューのURL]
9点 荒野の少年イサム
手塚治虫や松本零士も西部劇は描いているが、映画も含めて(とは言っても小林旭の渡り鳥シリーズ位の物だが)和製ウェスタンと言えばまずこの作品だろう。
川崎のぼるはこの作品の前に「大平原児」という西部劇を描いており、その描写力を買われ、「少年ケニア」「少年王者」などの冒険活劇で戦後の少年に夢を与えた山川惣治の作品「荒野の少年」をコミカライズした。
巨人の星で卓袱台を囲む貧乏一家の生活を描いたのと同一人物か?と思える位、川崎のぼるの絵のタッチがあっている。
ぜひとも映画やアニメでリメイクして欲しい。
黒人奴隷やインディアン迫害など人種差別に関わる問題も出てくるから、アメリカ人などは良い顔をしない人も多いだろうが。
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[投稿:2010-09-17 14:11:23] [修正:2010-09-17 14:11:23] [このレビューのURL]
8点 日出処の天子
知名度の割には物語などで語られる事は少ない聖徳太子。
それがいきなり超能力者やホモセクシャル(というと、ちょっと違う)という設定を付け加えて描かれた。
毎日新聞が「法隆寺が怒ってる」と捏造記事を書いたり、「ベルサイユのバラ」の池田理代子がキャラクターデザインまでまんまパクって「聖徳太子」という漫画を書いたり・・・いろいろ物議をかもしたのはインパクトの大きさ故か。
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[投稿:2010-09-17 00:37:10] [修正:2010-09-17 00:37:10] [このレビューのURL]