「カレー」さんのページ
- ユーザ情報
- 1988年生まれ(性別:男性)
- Webサイト
- http://twitter.com/air0723
- アクセス数
- 30800
- 自己紹介
-
慶應大学法学部政治学科2年。
法学部なのに法律に興味がなく、哲学や文学が好きです。
今まで漫画は200作品以上、計数千冊。
大学生になってひたすら漫画読んでいたら、数をこなし良い作品と出会えたことで、良いものと悪いものがわかるようになりました。
好き勝手書きたいと思います。

7点 惑星のさみだれ
素晴らしいの一言。
王道でありながら、現在多く見られる行動の悪いところを否定する反王道的な漫画。
弁証法的に言うと止揚だろうか。
大学生という「大人」と「子供」の境界にいる主人公が「大人」へと成長していくさまが丁寧に描かれている。
00年代数少ない名作。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-03-08 00:58:05] [修正:2010-03-08 00:58:05] [このレビューのURL]
7点 怪物王女
王位継承問題から、物語は王女たちが事件に巻き込まれるところから始まる。
命を狙われているのだが、読者も主人公たちも「誰」に狙われて、「何」が起きているのかもわからない状態におかれるのだ。
起きている「謎」を解明し、それを打ち破るという形式をオムニバス形式でとっており、高い「ミステリ性」と「サスペンス性」から知的興奮を得ることができる。
コナンなどの単純な推理漫画と異なるのは「完了した過去の事件」に対して真理を得るための謎解きでなく、「今現在進行している事件」に対して生き残るための謎解きであるという点だ。
僕の中では「寄生獣」などと同等の評価を与えている。
特に8巻以降は表現の幅が広がり、この評価につながった。
「何」が起きているのかを考えずに、ただ受動的に読むだけではこの本の面白さは伝わらないだろう。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-01-17 13:20:48] [修正:2010-01-17 13:35:00] [このレビューのURL]
7点 うえきの法則
近年珍しい面白い王道少年漫画。
能力の応用でバトルをしていく様が良い。
後半はインフレにもなるのだが、それでも少年漫画らしく熱く盛り上げ綺麗に終焉を迎えた。
「才能」を主眼としたバトルだが結局は努力に限るのだろう。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-01-17 12:57:36] [修正:2010-01-17 12:57:36] [このレビューのURL]
7点 エルフェンリート
絵が非常に残念だが、読者の想像を上回る展開をスピード感をもってみせてくれる。
以下アニメ公式サイトの監督のコメントを引用。
●「誰しも救いは、求めている。」……神戸守(監督)
コウタはどうして、ルーシーの角をカッコイイといったのだろう?
あまりにも平凡な自分と違って、他人と違う部分を持っていることに羨ましくなったのだろうか?
それともコウタも苛められていて、同じように苛められているルーシーに直感的に共感を覚えたのだろうか?
ルーシーは苛めの原因の角を褒められて、怒りと安堵も得たのではないだろうか?
そしてコウタとの思い出が唯一の救い、癒しになっているのではないだろうか?
一人の人間の中でこれらのことは複雑に絡みあっている。
平凡であることへの劣等感。
他人との違いによる劣等感。
同じ境遇の者への親近感。
そして、救い。
この作品は表面的にはお色気、ラブコメ、バイオレンスだが、本質は差別と救いであろう。
社会問題にもなっている苛め、つまり差別はこの作品の中に詰まっている。
誰しも救いは求めている。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-01-17 12:45:23] [修正:2010-01-17 12:45:23] [このレビューのURL]
7点 寄生獣
この作品の凄いところは20年も昔の作品だというのに今現在全く色褪せていないというところである。
そのメッセージ性も強いが、今では似たようなことも多くいわれているように思う。
ただそれを20年以上前に漫画という媒体で発信して多大な影響を与えた傑作だということだと思う。
冨樫大先生も00年代後半に「後藤」まで登場させて極限のバイオ・ハザードをハンタで描いている。
完成度も高く読んでみても損のない作品だと思う。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-01-17 12:35:22] [修正:2010-01-17 12:35:22] [このレビューのURL]
7点 最終兵器彼女
セカイ系の代表作。
その世界観をほとんど読者は知ることが出来ません。
そうすることで一般人である無力な主人公に読者を近づけているため、非常に巧みな表現方法の一つです。
「セカイ系」そのものへの批判はポップス好きでメタルを理解できない人が、メタルそのものを馬鹿にするようなものなので、気にしないでください。
戦争というスケールの大きな極限状態の中、それでも必死に恋愛をして生きる10代のひたむきさ。
僕の中ではこの一言です。
たった一回のSEXがこんなにも大切に描かれている。
性と向き合うということは、自我の確立や大人への成長の中で必須条件だと思います。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-01-17 12:22:31] [修正:2010-01-17 12:22:31] [このレビューのURL]