「s-fate」さんのページ

総レビュー数: 880レビュー(全て表示) 最終投稿: 2009年12月08日

 「藤村くんメイツ」の流れで読んでみました。エキセントリックなシチュエーションから笑いを持ってくる芸風は変わっていないと思いました。
 絵のほうは、女の子のほうは今と画風がちょっと違うというか、まだ自分の絵になりきっていない感じです。

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[投稿:2012-01-02 21:22:45] [修正:2012-01-02 21:22:45] [このレビューのURL]

簡単に言うと、ある爺さんの半生を綴った話です。たまたま青年期に戦争があったため戦時の話と戦後も軍属で働いていたりと軍隊生活の話が多くなっています。しかし、血なまぐさい話はほとんどなく、人との出会いがメインでホントに普通の人の視点の話です。結構細かいところは細かく描写されており、読み応えがあります。人ひとりの半生ですからね。
少なくともサラッと読めるものではありません。
 絵は絵本で見たようであり、精緻な印象を与える部分もあり、日本のマンガではちょっと見ないタイプです。イラストでは見たことあるかな。ただ、四角いコマ割りのみで淡々と話を進める部分などは、小林源文さんの初期の劇画「黒騎士物語」とか「カンプグルッペzbv」などの戦況を説明する部分に似ているなと思いました。
 普通の人と言っても国をまたいであちこち行っているし、出会った人も国をまたいで色々な人がいます。本人も言っている通り金銭的には成功していません。しかし振り返ってみると結構波乱万丈な人生でした、という感じです。結構考えさせられる作品です。
 
 

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[投稿:2012-01-02 21:02:06] [修正:2012-01-02 21:14:43] [このレビューのURL]

6点 Another

コミカライズのアプローチが面白いです。登場人物の何人かに原作に無いマンガのテンプレ的なキャラ付け(ドジっ娘ナースとかドS風メガネとか)をうっすらと上乗せすることにより、原作とはちょっと違った、なごんだ雰囲気を部分的に持たせています。個人的には原作を必ずしもトレースしなくてもいいと思いますし、肝心の部分ははずしていないので、これはこれで良いのではと思います。これはマンガの持つ取っ付きやすさをさらに強化するアレンジで、読者の裾野を広げていると思います。原作は分厚くて見た目でちょっと取っ付きにくかったです。ただ、原作の張りつめたままの雰囲気を好む人にはマイナス要素かもしれません。
 またラストも登場人物増やさずにきれいにまとめていたり、「死者」のトリックも一種自虐的な「描き分けができていないといえばできていない」ところをトリックとして昇華させているのがうまい、と思います。
 絵は表紙で判断していいかと思います。若い世代の人物は綺麗で背景もホラー系の暗い感じがうまく出ていると思います。
 まったくの個人的趣味ですが、原作を読んでいた時、人形工房のくだりは完全に千之ナイフさんの絵で脳内変換していました。

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[投稿:2011-12-18 23:26:47] [修正:2012-01-02 19:46:13] [このレビューのURL]

 良いところで終わった話の後日談を書くと急に生臭い話になるとか、普段描写されていないところにスポットライトを当てると意外なものが見えてくるとか、そういった類のマンガです。この作品はマンガやゲームの世界になじみのある人なら、視点の面白さに引き込まれて読み終えることができると思います。
 個人的には、よくある「それを言っちゃおしまい」的なシラケ目線のギャグにしないで描いているところが面白く感じました。

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[投稿:2011-12-29 19:04:39] [修正:2011-12-29 19:04:39] [このレビューのURL]

 表紙とタイトルで出オチマンガか、と思いました。そして冒頭を読み、出オチの上に内容は今時ないだろうくらいのベタなマンガかな?と思いました。しかしヒロイン?の35歳バツイチという設定が生きていて充分ひねりの効いた短編となっています。うどんの女の男はうどん男でオチもうどんと徹頭徹尾うどんで終始しますが、シンプルイズベスト的な良さがあると思います。

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[投稿:2011-12-26 13:29:29] [修正:2011-12-26 13:29:29] [このレビューのURL]

落語を題材にしていることがまず面白いですね。落語界とともに心中する気の名人のところに、今時(といっても舞台は四半世紀前になってしまうんですね)珍しく一本気に弟子入りを決める主人公(脳天気系)。陰な舞台に陽な主人公が登場して舞台が変化を伴い展開していく、というのは王道にして明快です。
 絵は女性向けマンガでよくあるタイプの絵だと思います。特徴としては、爺さん(名人)がカッコいい。
 いくつかの伏線が張ってあり行き当たりばったり感も無いので、期待しています。一応まだ一巻の導入部なので6点。

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[投稿:2011-12-15 22:11:25] [修正:2011-12-15 22:11:25] [このレビューのURL]

 題名通りです。学生がダベっているうちに終わる、ゆるいマンガという意味でも、百合マンガとしてもユルい、という意味でも。やや百合成分の入った日常マンガといったところです。
 一度二巻くらいまで読んで、気付いたら七巻も出ていて読んだら二巻までの話はすっかり忘れていました。印象に残るものはありませんが読み出せばサラッと読めます。

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[投稿:2011-12-08 14:14:30] [修正:2011-12-08 14:14:30] [このレビューのURL]

 主人公が何となくやろうとしていたアイデアを具現化していくライバル(?)に次々と先を越されて苦悩しつつも、結局何をやりだすわけでもなく気持ちがフラフラしながら何となく前作(吼えろペン等)までの主人公につながるのかな、という感じの作品です。題名の冒頭に「ケツの」とつければもっとわかりやすいかもしれません。
 この作品はどの辺を高橋留美子さんやあだち充さんなどに先を越されたかの説明と、今につながる80年代のマンガやアニメの内輪話が面白いと思います。したがって80年代にマンガを読んでいる人、もしくは古参のマンガ家やアニメ関係者作品になじみが深い人には楽しめるかと思います。個人的には矢野健太郎さんが出てきて、ものすごく懐かしく感じました。

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[投稿:2011-12-04 19:24:07] [修正:2011-12-04 19:24:07] [このレビューのURL]

 外伝ではある意味原作並の怖さのある鬼曝し編の舞台がベースです。レナが飲んでいた「あの薬」とおぼしきものが出てきたり、「ひぐらし」らしさに不可欠な疑心暗鬼もしっかり描かれています。「ひぐらし」にしてはだいぶマイルドな感じですが、玉石混淆のひぐらし外伝の中では「玉」の部類に入る作品だと思います。

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[投稿:2011-12-04 18:39:20] [修正:2011-12-04 18:39:20] [このレビューのURL]

「黒い魔女」というキーワードがトリガーとなっていつでも話が急展開しそうな印象を受けますが、童話的な雰囲気と昔の西欧風の舞台の中で旅を続けているのが現状です。旅の中で少しずつストーリーの片鱗が見え隠れしますが、今のところ片鱗以上のストーリーの露出は無くどう話が進むのかわかりません。
 絵は4コママンガで大ゴマ使わないのにえらく細かい仕事していてカラーも多く手間かかっているな、という感じです。
 7点くらいにしたいところですが、今のところ休載中なので5点にしておきます。来年再開という話も聞きますので、個人的には楽しみにしています。

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[投稿:2011-12-03 19:14:15] [修正:2011-12-03 19:14:15] [このレビューのURL]

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