「鹿太郎」さんのページ

総レビュー数: 407レビュー(全て表示) 最終投稿: 2005年07月13日

地底人の少年チャッピーが巻き起こす騒動を描いたギャグ作品。

コマ割は基本に忠実にかっちり組まれていて読みやすくはあるんですが、引っ掛かるところもないので淡白。
テンポも良くすらすら読めるんですが、とにかく淡白。

さらに、キャラクターや絵柄的には小学生がメインターゲットであるはずなんだけど、妙にグロいネタや下ネタを通り越したナイトジョークをはさむものだからカオスな仕上がりに。
もう少しどうにかならないかなぁ…。
全編に渡ってギャグが滑り倒しているように感じるんですよね。
自分だけかもしれませんが。

何にしろ笑えはしませんでした。

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[投稿:2006-08-28 21:41:15] [修正:2006-08-28 21:41:15] [このレビューのURL]

少し前ですがアニメ化もされた人気メディアミックス作品という位置づけでいいのかな?
原作はかつて一世を風靡したあかほりさとる先生。

ストーリーは、突然異世界へとワープしてしまった女の子?がそこで出会ったこれまた女の子?と一緒にメカあり、ファンタジーあり、サービスシーンありの大冒険!!といった感じ。おそらくあかほり作品の中でも1、2を競うサービスぶりなんじゃないですか(笑)

しかし、展開がかなり大味で作中最大のネタばらし後もいまひとつ納得がいかない、というか正直???でした。

さらに終盤にかけて画風がよりシンプルなタッチに変わり、個人的な好みから外れていってしまったのも残念。

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[投稿:2006-08-28 02:12:38] [修正:2006-08-28 02:12:38] [このレビューのURL]

7点 鼻兎

お笑いコンビ・ラーメンズの小林賢太郎さんが描く謎の動物たちの日常。

やはりラーメンズのコントに近いです。
シュールでブラックなんだけど、たまにジーンとさせてくれます。

決して漫画のプロでは無いので初期段階ではセリフの配置に若干違和感を感じる部分もありましたが(このセリフは次のコマにまわした方がより良いのでは?etc)回数を重ねるにしたがってそれも解消されていきます。
もとより、言葉選びのセンスは抜けていますし、演出面でも4コマのかっちりしたコマ割にもかかわらず画面を上手く使い魅せてくれます。

雰囲気は外国の漫画の感じが近いかな。
癒し系。

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[投稿:2006-08-17 19:57:21] [修正:2006-08-17 19:57:21] [このレビューのURL]

6点 冬物語

[ネタバレあり]

ここまではっきりしない主人公もめずらしい。
この優柔不断ぶりは同じ浪人生でもある『めぞん一刻』の五代くん以上でしょう。
とはいえダメ人間である自分は妙に感情移入してしまいました。

主人公にこれといった目的が無く、ただ周りに流されていく。
その場その場ではなかば反射的に意思決定をするものの大方裏目。

作品の始まり方からすれば最初に出会った女の子・しおりと一緒に東大合格がきれいな落としどころだと思いますよ。
だけどそうではない。
主人公があっちへふらふら、こっちへふらふらするもんだから結果的に終着点が読めない作品となりました。

原先生のコマ割やネームには独特のクセがあり個人的には好きなんですが、いかんせん全体的に暗くじめじめした作品なので万人向けではないのかも…

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[投稿:2006-08-15 21:02:56] [修正:2006-08-15 21:02:56] [このレビューのURL]

何といっても直撃世代でしたからねー、ハイパーヨーヨー。
コロコロ系のホビー漫画です。

この手の作品はマンガ的ハッタリに富んでいて、かつ巨大な相手に巨大な規模で戦っていくのが常だと思うんですが、この作品もまさにそれ。
イイと思いますよ。
このダイナミックな感じ。
子供に夢を!!みたいなことだと思うので。
さすがに今読むと…ですが。

そういえば『ジャぱん』の世界へ出て戦って行くシナリオはコロコロ的といえばコロコロ的か。

PS.中村名人、いまはヨーヨーショップの店長をやってるみたいですね。ご健在で何より。

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[投稿:2006-08-12 00:58:25] [修正:2006-08-12 00:58:25] [このレビューのURL]

6点 U-31

ものすごくリアルなんだけど…。

かつては日本サッカー界の期待を背負うレベルの選手だった主人公が挫折を知り這い上がろうとする。
あれやこれやとモデルであろう選手は思いつきますが、実際いろんな人をモデルにしたんでしょう(前園・城あたりかな)。

リアルさにおいては抜群だと思います。
現実において期待されていた選手が伸び悩むなんてのはしょっちゅうあるでしょうし、絵的にも執拗なまでの服のシワの描きこみとか。

しかし、そのリアルさを漫画としての面白さにうまく落としこめていない印象を受けました。
もっとそこはマンガチックに(派手に)演出してもいいんじゃないの?とか思ってしまう部分が多々。
あと登場するチーム名は実際のJチームをもじってるんですがいまひとつ不自然。
中途半端にもじるならいっそのことまるっきり変えてしまったほうが良かったかも。

サッカーファンとしては納得の出来、漫画ファンとしてはウーンといった感じかな。

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[投稿:2006-08-11 00:52:18] [修正:2006-08-11 00:52:18] [このレビューのURL]

みずしな先生の一番のヒット作になるのかな。
個人的にみずしな先生の作品に外れは無いです。
そのくらい安定して面白い。
いや安定という言葉はみずしな先生には不似合いか(笑)。

毎話2ページにネタをこれでもかというくらい詰めこみ、振って落としてを細かくつむいでいく作風はさすが4コマ作家だなあと思います。
実際ボケ自体は苦笑もののダジャレだったり痛々しい自虐ネタで大した事言ってないんですよ(笑)
それをツッコミのテンションと言葉選びのセンスで爆笑にしてしまう。
キャラクターも実在の人物をモデルにしている割にははっちゃけすぎというくらいに立ってます。

長年にわたってコンスタンスに笑わせてくれるその力量には惚れ惚れしますね。

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[投稿:2006-08-08 19:44:22] [修正:2006-08-08 19:44:22] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

Jドリームの中では最もお気に入りのシリーズ。
舞台は変わってワールドユース。
同世代のチームメイト、同世代のライバルたちとの奮闘、そして友情。
まぁベタといえばベタですが、その辺を王道としてきっちり魅せてくれます。

このシリーズは何といっても快速FW中居の存在でしょう。
彼の存在無くしてこの作品は語れない。
『ダイの大冒険』で言えばポップ的な役割。
最初は情けない脇キャラが物語が進むに連れてどんどん成長し、たくましくなっていくというシナリオはいつの時代も胸を打つ展開です。

ベストマッチはアルゼンチン戦。
この試合はシリーズ通しても至高の一戦。
主人公とライバルとの対比がバッチリ決まっていて非常に巧く出来たゲームです。

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[投稿:2006-08-06 16:45:01] [修正:2006-08-06 16:45:01] [このレビューのURL]

見せ方や筆致は限りなくシリアスなんだけど、設定の部分でどうしてもこれはあり得ないだろうと思えてしまいなんだか落ち着かないというバランスの悪い作品。

「人は死と直面したらどのような行動をとるのか」というえんどコイチ先生の『死神くん』的なテーマを、よりリアルかつハードに魅せようっていうコンセプトは理解できるし、実際それはうまくいっていると思います。
しかし、どうしても国がここまで荒唐無稽なシステムを採用するとは思えない。
その点だけ呑み込めないために、地に脚がつかずふわふわした印象を受けました。

とことんシリアスで行くなら、設定を納得いくようにガッチリ固めてもらいたかったですね。
かなり面白いんだけど、もったいないなあと感じてしまいました。

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[投稿:2006-07-26 20:54:32] [修正:2006-07-26 20:54:32] [このレビューのURL]

ファミ通編集部内にドジな魔女っ子がやってきて大騒動。
内容としてはこれ以下でも無けりゃこれ以上でもない。

基本的に掲載誌がゲーム情報誌ということで、雑誌の中ではメインたり得ない休憩所的なポジション。
必要以上に読ませる必要も無いので、気楽にさくさく読めます(そのポジションなりの苦労もあったと思いますが…)。

オリジナルのキャラクターはテンプレ通りではあるものの良く動くし、実在するファミ通編集部員達もほどよく個性的にアレンジされキャラ立ちしており、観ていて単純に楽しいです。

近藤先生の著作の中では今のところ一番のロングランとなりました。
まだまだ続けられそうでしたが割と急な終了。
でも、惜しまれつつ終わるくらいがちょうど良いのかもしれませんね。

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[投稿:2006-04-11 18:37:06] [修正:2006-07-26 17:25:29] [このレビューのURL]