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総レビュー数: 27レビュー(全て表示) 最終投稿: 2009年03月24日

1巻を読んだ時点では面白くなりそうと期待したのだが
3巻から現在の連載時まで来ると、あれ?という感じで肩透かしを食らった感じ。

内容としては、高校生活を無気力に過ごした主人公が
卒業時から3年前にいきなりタイムスリップして、
応援団に入って奮闘するという漫画。
他のタイムスリップものと違って、主人公が過去に来たからといって
未来の知識が役立つかというとそうでもなく、
単に開き直ってちょっと精神年齢が成長してるくらいの利点しかない。

それはいいとして、自分がこの漫画に求めていたのが
「主人公の頑張りで応援団が存続する」という過去改変の爽快感だったのだが
物語の進み具合が妙にゆっくりというか、
今現在の連載時点で流れが停滞してしまっている気がする。
主人公は頑張っているけど、それが功を奏していないというか、
話が進んでいないような。
もちろん、トントン拍子で上手く行かないと面白くないというわけでもないけど
別に過去改変で未来が良くなりました、という結末じゃなくても、
何かしら少しずつでも何らかの展開の進展は欲しい。

それと、キャラクターがどのキャラもひねすぎてる。
聖人君子ばかりでは面白くないのもわかるが、
こいつがいるから話が面白くなる!というようなキャラはあんまりいない。
団長は意固地だし、チア部の部長のいやがらせは陰湿だし、
野球部のカップルとか空気よめてない感じのキャラが多すぎて、
読んでいてスッキリしない。
人間味があるのとひねくれてるのは違うような。

連載途中でレビューを書いてしまったので、
今後の展開によっては書きなおすかもしれないけど、
この漫画は今のところ自分の期待とは合っていない感じだった。

追記:
点数下げます。
なんかもうキャラクターがグダグダ右往左往してるだけで
全然前に進んでる感じがしない。
恋愛漫画としてもラブコメとしても応援団漫画としても
タイムスリップものとしても、どの漫画と考えても中途半端。
何を持って楽しめばいいのかわからない。読んでて楽しくないので…。

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[投稿:2012-02-23 02:09:33] [修正:2012-07-08 11:59:57] [このレビューのURL]

同作者のハガレンがとても好きなのでそれと同じ内容を期待してしまい
個人的には肩透かしを受けた印象がある。

ハガレンと同じことを期待したといっても、別にバトルしろとかそういうことではなく
もっとストーリーがぐんぐん進んでいく漫画を期待してしまったということ。
序盤で主人公・八軒の心に抱え込んでいるものとかを意味ありげに描写したから
八軒の心の成長を描くストーリーなのかと思ったら、そういうエピソードはまだまだ後回しで
今のメインは農業高校の『日常』描写のようだ。
(仲間との議論や体験を通じての成長の描写もあるけれど、
まだ主となりそうな部分には踏み込んでいないと思う)

それはそれで面白くないこともないのだが
やはり個人的にはもっとストーリーが進展してくれた方が良かったかな、と思う。

あと、週刊の方で追っていくと、どうも起承転結がうまく把握できない。
ピザを作って皆で食べるエピソードなんかはちゃんと一つのエピソードとしてまとまっていると思うけど
それ以外はコメディに流れてるのか、シリアスなのか、どっちつかずな印象を受ける。
「今回はここが盛り上がるポイントだな」というのがわかりにくいというか。

まだまだ序盤だからということだろうか。

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[投稿:2012-06-11 00:00:28] [修正:2012-06-11 00:03:03] [このレビューのURL]

男子高校生が女装してAKB48の候補生になって奮闘する漫画。

自分はAKBのことはまったく知らないのだが、
この漫画を読んでいて思うのは「これって多分、AKBである意味があまりないんじゃないかなー」
ということ。
オリジナルキャラであろう候補生の子にスポットが当てられていて、
実在するAKBの正規メンバー(という言い方でいいのかな?)は、
顔見せ&魅力あふれる先輩として、まあそれなりに登場します、という感じなので。
(どれが実在人物なのかあんまりわかってないので間違いもあるかもしれません、すみません)

シナリオとしてはベタというかありきたりというか、
皆が努力してチケット売れました、観客の心を動かしました、
これからも正規メンバーになるために皆頑張ろうね、という感じ。
良くもなく悪くもなく、読者次第でどっちにベクトルが行くかな、という微妙なところ。
女装してるのにほとんどバレないのは、漫画のお約束というかありがち設定といったところで
別に自分はさほど気にならなかった。


まあ、こういう漫画は作るのが難しいよねえ、と思う。作者さんの苦労がしのばれる。
実在の人物、しかもアイドルにスポットを当てるとなると、熱狂的なファンがいるため
実在の人物の描写は、どうしても当たり障りないことしか描けないんじゃないかな、と。
仮にその人を茶化すようなシーンでも入れようものなら、どこかしらから、非難が来るだろうから。
ビジュアルで似せようにも、特徴をとらえれば「○○はこんな可愛くないわけない」って言われるだろうし、
そうなると必然的に没個性化することになる。
多分、そういうこともあって、オリジナルキャラクターメインの話にしているのだろう。
しかし、そうすると、何のためにAKB出してるんだ、AKBの威を借りただけの詐欺だと批判される。
さじ加減が本当に難しいところだ。

レポ漫画でもないストーリー漫画で
それなりにまとまった話を展開できているのだから、良くやっている方だと、個人的には評価したい。

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[投稿:2011-09-16 23:02:08] [修正:2012-06-08 23:09:51] [このレビューのURL]

5点 GAN☆KON

(ちょっとネタバレあり)
神様と人間がタッグを組んで、神様どうしの領地争いを戦っていくバトルラブコメ漫画。

とにかくモテたい!と女の子にアプローチをかけまくる少年と
少年の願いを聞き間違えて、自分が可愛い女の子に変身して嫁になりに来たという
メカメカしい巨大神様のコンビが主人公。
見どころも、その二人のいちゃいちゃ(?)っぷりにある。
とはいえ、バトルシーンもそれなりに描かれている。

この漫画は、あらすじだけ見ればあまり特筆すべき設定はないのだが、
とにかくテンポが良い。
普通の少年漫画ならグダグダ引き延ばして何話もかけそうな部分を
一話ですっぱり描写してどんどん話が進んでいくから読んでいて小気味良い。
あとは巨神のイサナさんが(中身はメカっぽいとはいえ)
恥じらう姿や笑顔が可愛らしいのが良い点か。
(というかメカ形態も真の姿ではないらしいのだが)


漫画の個性としては、ありきたりな感は否めないので
ものすごく面白い!とまでは言い難い。
が、個人的には結構気に入っている。
あとは、今後もこのペースをどれだけ維持できるかにかかっていると思う。

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[投稿:2012-02-22 21:10:18] [修正:2012-06-08 23:08:51] [このレビューのURL]

面白くなかった。

今、割と流行りのB級グルメ漫画の一つではあるが
どこかの美味いメシ屋を取り上げるのではなく、
チェーン店やレトルト食品のバリエーションなどを取り上げている。
まあそれはいいのだが、何か食べておいしかった、
という描写じゃなくて、
ウンチクひけらかして毎回オワリなのがどうもつまらない。
ウンチクも別に共感できないし(ここら辺は人によるか)、
エピソードのオチも弱い。単なる知識のひけらかしに感じる。

あと登場人物もなんかウザい。
このウザさがいい、という人もいるのだろうが自分には合わなかった。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-02-27 22:46:29] [修正:2012-02-27 22:47:56] [このレビューのURL]

ねずみと人間が戦うファンタジー世界で
半人半猫にされた猫と、猫の飼い主の父親(勇者)が冒険するファンタジー漫画。

堅物の勇者パイ・ヤンが猫に対して素朴な疑問や驚きを見せる描写が面白おかしくて見どころ
らしいのだが、個人的には自分も猫をよく知らないので、そこは「らしい」としか言えない。
というか、肉球の構造とか、箱に入りたいとか、パイ・ヤンの驚きの方に共感してしまう。
こんなこと考えるのは自分だけなのだろうか。
まあ、よく観察してるなーとは思う。

RPGのように、敵のねずみを倒したり封じたりして次へ進むストーリーではある。
なんだか少年漫画のようだ。
しかし、やはり田村由美先生の漫画の面白いところは、
キャラどうしが互いに影響しあって
成長したり、自分の考えを変えていくところにあると思う。
心がすれ違ってしまったパイ・ヤンと妻のジョゼが少しずつ融和していく過程や
とらじとの交流を通じて、だんだんととらじを大切に思うようになっていく
パイ・ヤンの心の変化が読んでいて心地よい。

完全にファンタジー漫画で科学考証とかは無意味。
不思議なことは魔法の一言で済ませられるので、
ある意味、科学考証とかで粗になる部分が無いので、
それは良いといえるかもしれない。

それにしても、パイ・ヤンは作中で結構貶されているけど、
どにゃるのは確かにどうかと思うけれど、
個人的にはむしろパイ・ヤンの生真面目さに好感を持つのだが、いかがなものか。


ちなみにこの漫画、PCで描いてる部分もあるらしいけど
田村先生の作画は緻密な感じではないので、あまりうまく作用してないようにも思える。

あとは刊行ペースが超スローペースなのがちょっともどかしい。
とはいえ、お勧めです。

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[投稿:2012-02-22 20:48:44] [修正:2012-02-22 20:52:40] [このレビューのURL]

ジョジョの奇妙な冒険第7部ではあるが、タイトルを変更して発刊されている。

馬(等)を使ってアメリカ大陸を横断するレース漫画・・・ではあるが、
純粋にレースをしていたのは序盤までであり、その後はレースに並行して
「聖なる遺体」という不思議パワーをもつミイラの争奪戦が繰り広げられる。

6部までと同様、奇想天外な特殊能力と、思いもよらない逆転劇は面白い。
絵柄が力強くダイナミックな感じに上達しており、かなりカッコよくなっていて、そこも良い。
主人公コンビのジャイロとジョニィの、粋でフランクな会話と仲の良さは微笑ましく、楽しい。

ただ、レースが進んでいくなかでちりばめられたネタや伏線がしっかり回収できていなかった、
そう思われる点が多く、最後の盛り上がりがやや肩透かしを受けた印象がある。
(以下ネタバレ込みの感想)
シュガーマウンテンの「『全て』をあえて差し出した者が、最後には真の『全て』を得る」
という台詞とはなんだったのか、
ジョニイがたびたび目にする白いネズミの意味するものは何だったのか、
ジャイロのレースの目的でもあった、靴磨きの少年のラストの描写、など、
とても主観的な感想になってしまうが、妙に納得いかない、しっくりこない点が多い。
自分の理解力が足りない、そういうものだ
と言われればそれまでなのだが、もう少しハッキリとした描写を加えてくれたらもっと良かったと思う。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-09-16 22:26:17] [修正:2011-09-16 22:26:17] [このレビューのURL]

忍者が傭兵稼業のような仕事をこなす架空世界で
忍者の里のトップ「火影」を目指す主人公・ナルトの成長を描いた、忍者バトル漫画。

忍者漫画というが、ほとんどファンタジー世界のまがいもののNINJAであり
チャクラという不思議パワーを要素にして、分身の術や幻術をお手軽にできてしまう設定である。
「それ忍者じゃねーじゃん!忍んでねーじゃん!」というツッコミもあるだろうが
まあバトル漫画の少年漫画であるし、その辺はそういうものだと思ってスルーするしかない。

セリフの語彙が少ない(「大した〜〜だ」など)、
アニメーションを意識しすぎて、漫画としての迫力が出し切れていない
(「アニメになったらこう動くんだろうな」というイメージは何となく伝わるが、
それがかっこよく漫画として魅せれているかというと逆効果。)、
戦闘シーンの拙さが目立つ(集団戦闘で突撃しないメンバーは棒立ち。
戦闘開始前にヒソヒソ話し合い、話し終わるまで待っている敵)
など、粗さが目立ち、もうひと押し何かが足りないという感じだったのだが
物語も終盤になったここ最近は、何故か面白いと思えるようになってきた。

ナルトが精神的に大人びてきたこと、
大規模戦闘が展開されることで、もったいつけた展開ではなくスピーディーになったこと、
そのあたりが原因だろうか。

ナルトが大人になっていく半面、ナルトと対をなす準主役ともいうべきサスケが暗黒面に陥っており、
しかもその堕ち具合が「なんでそういう考えになるの」とツッコミが入りそうな思考過程が
気がかりではあるが、今後のナルトとサスケの交錯でどう決着をつけるか、
ここ最近の展開からすれば、結構期待できると思う。



余談だが、個人的にこの漫画でなかなかすごいなと思ったのは、
細かい設定と後付けも含めた伏線やネタの回収力。
それと、キャラクターの老いがとても自然に描写されている点(たとえば三代目火影)。

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[投稿:2009-03-26 10:53:02] [修正:2011-09-16 22:01:28] [このレビューのURL]

守護霊のような精神力が具現化した「スタンド」という特殊能力を駆使して戦う漫画。
現在連載中のジョジョリオンまであわせると、8部作になっており、
主人公は各部で異なるが、世界設定が続いていたり、つながりがあったりする。

独特のスタイリッシュなファッション、ポーズ、絵柄が特徴的で
慣れていない人には読みにくいかもしれないが、
それらの個性的な特徴のおかげでディープなファンを数多く獲得している。

単純なバトル漫画ではないのだが、少年漫画だけあってやはりバトルがメイン。
そして、思いもよらない発想で戦局が大きく変わるのがこの作品の魅力であると思う。
・・・が、なまじ面白い分、長年読んできた読者の要求する度合いが高くなってきたのか、だんだん新鮮味にかけてくる。
「ギリギリのところで思いもよらない方法を用いて大逆転」という展開において、
逆転の策がわかりにくくなってきている(特に6部)。
それと、複雑すぎて何やってるのかわからないページも割とあると思う。

長く連載しているせいか、設定に矛盾や破綻もある(鏡の世界があったりなかったりとか)。
そういうちょっとした突っ込みどころに対しては、
ネット上などで、ファンが「ここはこういうことだから」と逆に考察して一定の結論を付けたりしている。
それはそれで一つの楽しみ方なのだろう。
個人的にはちょっと過大評価かな、とも思うが、
読者の多さと作品の面白さを裏付けているともいえる。


ストーリーの合間にさりげなく入れられる、作者が常々思っているであろうこと
(人間の肉はまずい、最初にキノコを食べた者を尊敬する 等)の話は興味深い。

どうでもいいが、バトルばかりやっているせいか、
この漫画の主題が人間賛歌と言われると、個人的にはどうもしっくりこない。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-03-26 22:27:38] [修正:2011-09-16 21:26:50] [このレビューのURL]

7点 トリコ

未知の食材を求めて、獣や競合する敵と戦いつつ、
上手い料理を追求する、という食材ハンティングバトル漫画。

嘘とホントとハッタリが入り混じったトンデモ科学理論や
レベルのインフレ、正面からの豪快な肉弾戦、読者から募集した動物など、
古き良きジャンプ漫画の良さを引き出した漫画だと思う。


個人的に評価したいのが、
身体能力的には一般人の小松が驚き役に終わらず、
ちゃんと活躍して、ココやトリコといったレギュラーに認められている点、
トリコが食材を食べるとき、手を合わせて感謝を忘れず、骨の髄まで食べつくす点、
行き当たりばったりの感が否めなかった「たけし」に比べ、プロットがちゃんと組み立ててある点、
バトルの後に、ちゃんと食事シーンも入れて、バトル一辺倒で終わらない点、
食事シーンは皆で笑顔で食べる点、などである。

ちょっと幼稚ともいえるオリジナル食材も、子供には受けがいいだろうし、
むしろ少年漫画としてアリだと思う。

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[投稿:2009-07-10 20:59:34] [修正:2010-12-13 11:42:18] [このレビューのURL]