「DEIMOS」さんのページ
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評価してるのは、最近読んだものだけ。
昔の感性で評価するのは無意味なので。
単行本を読破した漫画のみレビュー。
連載の斜め読みで評価することは無意味なので。
全巻or既刊読破が大前提。
ただし、続刊の場合、3巻以上出てるものが評価対象。
点数は、
10点 「墓まで連れて行く」
9点 「人生のバイブル」
8点 「良く出来ている。否定の仕様が無い。」
7点 「安心して他人に薦められる」
6点 「個人的には好き」
5点 「暇つぶしにちょうど良い」
4点 「お金を出さなければ読みたい」
3点 「資料として割り切る」
2点 「読む価値すら疑問」
1点 「悪評を言いふらしたい」
0点 「焚書決定」
↓非日記のブログやってます。

7点 ルサンチマン
喪男が共感できる作品を次々と生み出すスピリッツの主砲・花沢健吾の衝撃的デビュー作。
男性が求める性欲と恋愛願望を先鋭化させ、近未来における欲望充足の方法を思考実験、提案、描出している。突き抜けた妄想が創造へと結実した近未来SFともいえる。その時代では、男性の性欲は、リアルの女性ではなく、バーチャルなキャラクターへと向かう。
事実、草食系男性の増加が叫ばれる昨今、男性の欲望の矛先は、着実にバーチャルへと向かっている。他方、子孫を残すという生物本能は確実に草食系男子の中にも根付いており、理想を求めるバーチャルへの憧憬と現実的な結婚・子育てという妥協の間で、誰しも葛藤する。男性ならば誰しも実感、共感できる目の前の課題だろう。
その相克を本作は、リアルに生生しく描いているのだ。
作品は4巻と短くまとまっており、同作者が後に描くボーイズオンザランやアイアムアヒーローに比して、無駄がない。リビドー漲って一気に書き上げた感がある。にもかかわらず、絵はすでに完成の域に達しており、非常にテンポよく読むことができる。これは花沢漫画の中でも最高峰の良作だ。
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[投稿:2013-03-10 23:04:42] [修正:2013-03-10 23:04:42]
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