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農業高校の「日常」描写漫画。

農業高校では当り前の「日常」を題材にしてここまで面白い漫画を作れるのは、この作者の漫画家としての力量を物語る。
実際、北海道に行くと、この漫画で描かれているようなエピソード(例えば、車ではねた鹿の肉を喰う等)をちらほら耳にする。

今、TPP問題も相まって、農産品輸出や6次産業化、規制緩和による大規模化等のテーマに関心が集まっているが、農業そのものの楽しさや有難味にも注目があって然るべき。農業を産業として見た場合の大いなる課題は、後継者問題だが、この漫画によって農業の担い手となる若者が多く出てくると、社会課題解決ツール、という未知なる「漫画の力」を我々は垣間見ることになるだろう。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2013-02-12 01:49:42] [修正:2013-02-12 01:49:42]