「kuroneko3298」さんのページ

総レビュー数: 61レビュー(全て表示) 最終投稿: 2012年08月30日

かつてはマフィアのボス/ゴルツィネの愛玩具、そして
ストリートキッズのボスとして君臨していたアッシュは
戦場に行った兄が狂った原因が「BANANA・FISH」だとしり
この薬の抹殺の為にゴルツィネに背き戦いを挑むことになる。

やがてその戦いはアメリカの軍や香港マフィアをも巻き込んで---
果てのない悪夢のように続くことになるのだ(涙)

「人殺し---」が日常化する中で自分に畏れ苦悩するアッシュを--
 支え救ってくれたのは 日本人青年英二の存在(BL関係なしですよ)
彼の前では17歳の素の笑顔を見せるアッシュがかわいらしかった。

「この世に少なくとも ただ一人だけは・・・
 なんの見返りもなくオレを気にかけてくれる人間がいるんだ
 こんな幸せな気分は生まれて初めてだ・・・
 もうこれ以上はないくらい――― オレは幸福でたまらないんだ」

 泣けます・・・。

 際立つ美貌、IQ180以上の頭脳--。
 踏みつけられ続けた人生を強いられながら仲間を思い---
 そのためなら自己犠牲もいとわなかった優しいアッシュ。
 彼を力で手に入れようとした者たちの愚かさが悲しい---。

 番外編PRIVATE OPINIONでは幼いアッシュの姿が---
 光の庭では英二のその後が---
 ANGEL・EYESでは 少年院でのショーターとの出会いが描かれてます。
 どれも秀悦です!!
 

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-10-18 15:49:30] [修正:2012-10-18 15:49:30] [このレビューのURL]

この作品の良さはなんていってもたくさんの「演劇」がみられること--。
演じる役者(亜弓VSマヤ)によって作品が違ったものになるってとこもすごっく面白いです。
マヤ&亜弓、そして月影先生の演劇にかける情熱は毎回圧巻だし==!!
それはもう 何度読み返してもあきない面白さです!

マヤを支え続けてきた「紫の人」も遂に正体を明かし、ようやく彼との恋愛模様に突入-ですが諸事情アリきで そうは問屋が卸しません。
恋に苦しむ皆の中で独り失明という苦しみと戦ってる亜弓。
マヤにあって彼女に足りないのは圧倒的に経験なのに??
彼女にも恋をさせてあげてほしいと願ってた私には
がっくりな展開が 続いています。(現在49巻)

紅天女を演じるのは、亜弓かマヤか---!と言いながら 結局2人とも演ることになっちゃったのは腑に落ちないところでもありましたが-----。
今はただ--- 亜弓さんと二人で演じる紅天女が--
どんな風に演じ分けられるのか。それに期待したいです!!
早く見たい!!よかったらこちらへ♪
 http://edoga.blog22.fc2.com/blog-entry-1733.html

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-10-18 13:11:49] [修正:2012-10-18 14:18:57] [このレビューのURL]

8点 犬夜叉

途中ダレタのは認めますが、後半ソレを消す盛り上がりあり。
噛めば噛むほど味が出る作品だと思います。
犬夜叉とかごめの心が結ばれていく旅模様を通して--
前半は桔梗の悲しみ。中盤は殺生丸の苦しみ。
そして終盤は鬼蜘蛛(人)の心に翻弄され続けた奈落に---グっとさせられました。

彼が人の心を試す為にした数々の残忍な仕打ちには腹も立ちましたけど
ソレに打ち勝つかごめには毎回ジ-ンとさせられましたし、神楽をはじめ彼に操られた者たちにもどこか同情してしまう自分がいました。
彼が自分の本当の望みが桔梗の心(愛)だったときづいた時、
本当に、人とは哀れな、でも愛おしい生き物だと感じさせられましたよ。
四魂の玉の 本当の望みもこんなことだったとは---と涙。

2人の女の思いをうけとめ大切にすることを学んでいく犬夜叉の成長もみどころ。
「かごめは俺に会うために生まれてきたんだ!そして俺も・・」
2人について詳しく語るのはやめておきますが・・。
弥勒&珊瑚もふくめて みんなのHAPPY・ENDの終結もよかったと思います。
テーマは意外にもシリアスながら全編に笑いも投げ込まれててやっぱ楽しい作品になってるのはさすが留美子さんです!
私はもう刀をめぐって思い苦しむ殺生丸様に萌えまくり。
お父さん、殺生丸様に愛することの大切さを教えたかったようですがちとやりすぎでしたよね?。
弥勒、珊瑚、邪見。七宝、鋼牙・みんなみんな愉快でかわいくて大好きでした。
かごめの「お義兄さん?!!」にはうけましたわ(わはは)
今ごろりんをめぐって琥珀との恋愛バトルになってるのかな?
番外編でそんな姿を見たいような気もしますが--やっぱやかな~:笑!

 

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-10-14 10:44:37] [修正:2012-10-14 10:50:05] [このレビューのURL]

不老不死を描いた作品。全編通して超シリアス!
主人公は様々な事情を抱えて不死を望む者たち。
また、様々な理由で不死にされたものたち。
中には不死に失敗した者たちもいて残酷です。
全ての発端に人間の浅ましさや愚かさがグサリと刺さる怖さがあります。

不老不死を描いたポーの一族やおろちとの違いは--
彼らが皆 傍観者的立場にはいず--- 
 生へ執着し足掻いているところでしょうか。

「死ぬことがない」という歓喜が
 「死ねない」という絶望にかわる瞬間
 私達は命は限りあるからこそ素晴らしいのだと
 気づくのかもしれませんね?。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-10-10 00:32:45] [修正:2012-10-10 00:34:18] [このレビューのURL]

8点 7SEEDS

壊滅した未来での究極のサバイバル模様が展開!
現在22巻。ようやく5チーム(春夏A.B秋冬)全員が登場!

巨大虫や疫病に襲れる彼らのサバイバル模様大迫力。
それを乗り越えようとする彼らの葛藤や苦悩模様も秀悦です!

猛獣に襲われ全滅した冬チームの物語には爆泣き・・。
生き残った荒巻さんは私が一番大好きな人になりました!

そして衝撃だったのはこの未来に来るために
過酷なサバイバル教育を受けていた夏Aの物語。
それは生き残りを掛けた戦い 蹴落とすのは友人なのだ・・。
私は痛すぎて本を投げてしまったよ・・もう号泣。

春・夏Bの面々がこの厳しくも切ない物語に
ほんの少しだけ笑いをくれてます。
とはいえ心に闇を抱えた安居や涼によって花が行方不明状態。

彼らはそれを機に春・秋チームと対立し夏Bと合流。
「信じるのは危ないぜ。こんな世界だから・」
「オレは信じたい こんな世界だから・・」
嵐の言葉に・・うれしそうに笑う蝉丸。
夏Bはオチコボレ?でもみんな本当にイイやつらなんです!
そんな彼らに変わりはじめている安居・涼の姿にもほっこりです。

彼らが1つになる日ははたして訪れるのか?
どんな未来が待っているのか---・ますます期待大です!!

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-10-05 18:21:20] [修正:2012-10-05 18:21:20] [このレビューのURL]

まさに何度も読まないといけなくなる作品。
淫靡な香りとともに文学的な匂を漂わせてのめり込ませる。
作家である溝呂木の「書けなくなる恐怖ー」が
私はこの作品のテーマなのかな・・と思う。

凡人の私にはおおよそ想像もつかないけど
地位も名誉もある大の男が「ウツボラ」を書く為に
少女に犯され堕ちて行く様は--
その怖さを充分感じさせられた気はしました。

彼の下で淫らに喘ぐ少女は一体誰だったのか--
意味深なセリフ、不可解な女の行動、曖昧な溝呂木の供述で、
彼女の正体は二転三転。
妖艶な肢体が印象的な瞳が 彼女をますます謎めいたモノへかえてます。
ラストではそんな「彼女の正体」も明かされているのですが
でもやっぱり違うのではないか--?と思わせる凄さだ。

明日美子さんの新たな魅力に、もはやクラクラ!
読みごたえも十分です!! 

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-10-04 23:15:33] [修正:2012-10-04 23:17:59] [このレビューのURL]

羽をむしりとられたユリスモール。
 僕だけがみんなの中のユダだった-----

宗教色濃い作品だけにわかりにくさもあるけれど---
純文学の香り漂うまぎれもなき名作!

ユリスモールを苦しめ続けた「事件」は年若かった私にも
十分すぎるくらい衝撃的だったし彼の絶望を感じられるものでした。
そんな彼が自分を心配する多くの友人たちの存在に・・・。
多くの人に愛されていることに気づいたとき
彼を思って逝ってしまったトーマの死の謎が一気にほどける。
そして彼にトーマの真実の声が聞こえる・・。
その時私は自分の心が震えるのを感じました。

「羽、僕はいらない 君にあげる・・・・・」
それは無償の愛--とよべるものだったのではないでしょうか。

でもやっぱりそれは過ちなのだと心しなければならない。
空の上で彼もまた多くの人に愛されていたことを・・
多くの人を悲しませたことを知った事だろう・・(涙)

この結末は「HAPPY END」か「BAD END」か
しばし余韻に浸れる作品だと思います。


ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-10-04 21:47:44] [修正:2012-10-04 21:47:44] [このレビューのURL]

8点 MONSTER

 この作品は一気読みしました。いや-痺れた!!
 やっぱラストは「なんじゃそりゃ?(涙)」と思ったけど
 待たずに読めるってこんな楽しいのかと思った(笑)

「ヨハン」の心情は「ともだち」同様遂にわからずじまい。
あいかわらず悶々させてくれます。なんでこうなんだかー。
でもやっぱ惹きこまれて夢中になってる自分がいて・・
まいった=と言う感想になっちゃう。
あの絵本も全て浦沢氏の創作・・と思うとその凄さに又痺れる。
 
「もう一つのモンスター(小説)」もまた違う意味で凄い。
やっぱ浦沢氏は天才-絶対そう思う作品。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-10-03 00:31:25] [修正:2012-10-03 00:34:03] [このレビューのURL]

 ラストでは「なんじゃそりゃーー!(涙)」と思った一人ですが
 一気読みしてガタガタ言ってる方々に一言だけ伝えたい。
 私がどんだけ次の巻が出るのを楽しみにしてたか・・を。
 ともかく引っ張り込む力は半端ないんだと思う。
 とはいえ 浦沢作品は確かに読者に冷たい。自己補完は不可欠。
 この作品の結末に映画ほどの「ともだち」の感情が描かれていたら
 名作になったのにな?と思ったりしたけど。
 それはここだけの秘密ね・・♪

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-10-02 18:39:56] [修正:2012-10-02 18:41:21] [このレビューのURL]

8点 OZ

舞台は第3次世界大戦から31年後の世界----
戦乱と混迷の中---夢の都市OZを目指す物語
当時少女マンガにてこのとてつもなく壮大な物語は私の心をわしづかみ。
1019(サイバロイド)のムトーへの思いには大泣きしたっけ。

傭兵ムトーは私にとって大好きな冴羽 獠よりかっこいー男でした♪
欲を言えばOZの支配者リオンはもうちょっと骨のある男であってほしかった!

モチーフは「オズの魔法使い」ピンとこなかったけど
OZを目指すフィリシアがドロシーなら
ムトーは心(愛)を得たブリキ。ネイトは自分で進む勇気を得たライオン
1019(サイバノイド)は人になるべく知識を得た案山子だったのかもしれない。
SFというよりは少女マンガらしく心や思いが秀悦な本作---。
OZはとんでもないところだったけど、ムトーにとってのOZは 
銀色に輝く麦畑が一面に広がる地球--だったんだよね。
ラストまでぬかりない終焉にほっこりでしたわ。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-10-02 18:13:38] [修正:2012-10-02 18:13:38] [このレビューのURL]