「臼井健士」さんのページ
- ユーザ情報
- 1975年生まれ(性別:男性)
- Webサイト
- http://xconrmi.seesaa.net/?1276940820
- アクセス数
- 427814
- 自己紹介
- ---

10点 ドラえもん
原作の面白さは言わずもがなですが、大人になった今改めて読み直してみると、秘密道具のネーミングなんてホント「ダジャレのオンパレード」ですよね(笑)。
Y字型のロウソクで「Yロウ(賄賂)」とか(笑)、飲むと冒険が次々と体験できる「アドベン茶(アドベンチャー)」とか(笑)。馬鹿馬鹿しいけど藤子先生のこのセンスが結構好きだったりします。「以前に登場した道具を使えば回避できるピンチがいくつもあるのに・・・」と考えたことは多々あれど(笑)、秘密道具の名称が各話のタイトルになっている以上、各話において「それ以外の道具」を使用するのは基本的に反則となりますので(笑)、見て見ぬふりをする義務が(笑)あります。
映画版の大長編は普段は敵役の「スネ夫」と「ジャイアン」が味方というところが大きなポイントであり大きな謎(笑)。レギュラー陣に「出来杉君」を加えれば大幅な戦力アップが計れたのに、それをやってしまうと他のメンバーの出番がなくなるので(下手したらドラえもんも要らなくなってしまう)できなかった(笑)
それにしても「大長編シリーズ」も最初は陸・海・空(宇宙)と舞台のネタに苦労しなかったのに、「のび太と竜の騎士」で地底世界を舞台にした話を展開したら、その後は舞台に苦労するようになってしまったなという印象が強い。藤子先生が亡くなった後も大長編だけは原作が続いたがハッキリ言って「駄作」。
最期に「のび太とパラレル西遊記」だけ原作漫画がないのは惜しいと思います。
何でないのでしたっけ?。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-07-31 07:38:06] [修正:2010-07-31 07:38:06] [このレビューのURL]
7点 よつばと!
特別な何かが起きるわけでは全然ない。
幼児「よつば」のちょっと変わった日常生活を基本的には一話完結でおくる。
画力は高いと思う。「ARIA(アリア)」と漫画の雰囲気としては近い作品だと思います。
ただ向こうが「洋」の遠い異国に行く憧れにも似た絵画的な雰囲気を重視しているのに対し、こちらは「和」の日本人の日常家庭の安らぎを重視しています。
「癒し系」という意味では同じ方向性の作品か?
ほとんどが「夏休み」の描写なので、最初はずっーと夏なのかなとも思ったんだが、少しずつだけれども作中においても時間は経過していて、夏休みは終わってしまう模様。
主人公の少女「よつば」とお隣の家の三姉妹、そしてよつばのとーちゃんとの日々の生活はけっこー謎な部分も多い。
よつばのかーちゃんは死んでるのか、生きてて離婚しただけなのか、それともそもそもとーちゃんと実の親子なのか、とか。
「よつば」のキャラ故か、読後に尾を引くような余韻・・などは全くなく、アッサリし過ぎるほどアッサリと話が終わるのがポイント。
変に「面白さ」や「驚き」や「興奮」を期待して読まないほうがよい。
あくまでも「雰囲気重視」の作品であるから。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-07-31 07:35:37] [修正:2010-07-31 07:35:37] [このレビューのURL]
8点 スティール・ボール・ラン
ジョジョ第七部ともいうべき本作。
ジョジョシリーズは、もはや荒木先生の「ライフワーク」と呼んで差し支えあるまい。
・・・どういう切り口で来るのかと思ったら新大陸での大レースときたもんだ。
「レース漫画」をジョジョワールドで展開したらこうなるんだな!と、思わず納得。
正直、第六部の「あの何か一線を飛び越えてしまった複雑な世界」に拍車がかかる(←想像も付かないが・・)んじゃないかという不安感はとりあえず小さくなった。
時代設定を随分と遡りましたからね。現代的な視点で見ると「常識的」なことでさえも舞台となっている年代では「まだ未知の事象」であったりして、不安感を煽るには効果的かつ自然だと思います。
スタンド自体はもう「ネタ切れ」なんじゃないかな・・・とも思っていたのですが、シンプルなものに立ち返ったようで好感が持てます。複雑にすればいいというものでもありませんからね。
思ったんですが、ジョジョシリーズでも主人公たちと敵との対決は、
「主人公たちが何気ない日常を送っているところを突然、敵から攻撃を受ける」→
「敵の一方的な攻撃を受け、傷付き逃げるしかない」→
「敵の攻撃の正体が判らず、心理的にも肉体的にも追い詰められる主人公たち」→
「戦いの中の僅かなヒントから敵の正体や弱点につながる情報を得る」→
「その場にあるものを利用したり、敵の能力を逆手に取ったり、追い詰められたと思わせて逆に罠を張ったりして、逆転の一撃を喰らわす」
・・・っていうパターン化がされてますよね。
でも読者側から見たら上記のパターンこそが最も緊迫感を感じ、面白いと感じる「黄金パターン」なのかも。
「人間の知恵」が感じられる展開と言ってもいいかも。革命的だ!!!
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-07-31 07:31:58] [修正:2010-07-31 07:31:58] [このレビューのURL]
10点 うしおととら
日本最高の少年漫画のひとつ。
バケモノを滅ぼす最強の武器である「獣の槍」と最強の大妖「白面の者」との因縁の物語。
そして太陽の瞳を持つ主人公「うしお」とその傍らにあって太陽の光を浴びて燦然と輝く月・相棒「とら」と全ての人々の関わりを描く物語。
数々の戦いを通して、実は、真の「バケモノ」とは我々人間の心の奥底に潜む嫉妬・欲・怨み・歪んだ欲望などが生み出したものであったことに気付かされた。
無駄なエピソードはひとつもなく、全てのエピソードが最終の局面である白面の者との戦いへの布石となっていることに驚かされる。
名ゼリフは数限りない。
藤田先生は田村由美先生の「BASARA」の大ファンで、田村先生も「うしおととら」の大ファンらしい。確かに両方の作品を読んでみると作品の根底に流れるテーマというかポリシーが非常に似通っていることに気付いた。勿論、どちらも素晴らしいです。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-07-31 07:26:38] [修正:2010-07-31 07:26:38] [このレビューのURL]
7点 BLACK LAGOON
ハリウッド映画的なガン・アクションを紙面上に再現しているという点では、現状連載中の作品では「唯一の作品」ではないかと思います。
魅力は、ハリウッドのアクション映画でよく見られる「汚い言葉遣い」というか「セリフ回し」。
例えるなら、
・「ケツを蹴り上げてやろうか?」
・「クソ野郎!!!」
・「○uck You!」
・「てめえのタ○でもしゃぶってやがれ!!」
(上記は一例で、実際の作品内のセリフとは異なります。)
・・・なんていう「映画内でよく聞くようなセリフ」を平気で女性キャラが吐く点。
東南アジアの総合商社に勤務していた、しがない普通のサラリーマンだった日本人青年が、誘拐事件で会社から切り捨てられかかったことを切っ掛けとして「アウトローの道」へと入っていく・・・・。
「銃撃戦」が日常。という生活は、日本での生活とは掛け離れた「社会の底辺でのゴミ同士の共食い」にも似た様相を呈していた。
そんな世界に身を投じることで、「生きていることの実感」を得る主人公だが・・・そもそもの「そんな世界」。
ストーリーの行き着く先はどれもハッピー・エンドなどとは掛け離れた「悲惨」であり「悲劇」だ。
だから読後感がいい・・・とはどれも言い難いような話が多い。
バラライカのキレっぷりにも、恐れ呆れつつも、やっぱり行き着く先は「ハッピー・エンド」なんかではなく「悲惨な死」のような気がするのは作品全体に漂う雰囲気に相違あるまい。
この悲惨から脱出できる可能性があるのだとすればロックと出合ったことで運命が好転するかもしれない「レヴィ」だけのような気もします。
今後の見所はそこかな。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-07-31 07:13:12] [修正:2010-07-31 07:13:12] [このレビューのURL]
5点 クロスゲーム
17巻にも及んだ「クロスゲーム」です。
あだち作品で野球が題材とされる際は「甲子園」は目標であって、話の終局であるわけです。
なので、決して「甲子園に行ってからの試合内容」は描かれることはありません。
常に「甲子園に出場するまでの戦いの軌跡」に留まるのです。
「タッチ」「H2」に続く野球ものであるこのクロスゲームでもそれは踏襲されます。
しかし、この作品では「意外な形での幕引き」を描いています。
この幕引きは予想外でした。なので野球面では良いと思います。
残念なのは恋愛面で、特に青葉たち四姉妹の従兄弟の「朝見 水輝(あさみ みずき)」は一体何のために登場してきたのですか?
野球やっていないから全然話の中心に加われず、最終回では傷心のまま行方不明って・・・・・(唖然)。
登場させる意味がなかったではないですか!
さらに滝川あかねが亡くなった若葉にあれほど生き写しなのに「単なるソックリさん」では理由付けに乏しいと思います。
まだ幼い頃に他家に養女に貰われていた「双子(一卵性双生児)の姉妹の片割れ」のほうが納得がいきました。
(つまり四姉妹ではなく本当は五姉妹だったというわけ)
光が何故、あかねよりも青葉を選んだのかもイマイチ不明ですし。
「あだち版若草物語」はローリー(光くん)、ジョー(若葉)が亡くなってエイミー(青葉)と結ばれました。
でも、心の底から納得していません。野球面のよさが打ち消されてしまったようで残念です。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-07-27 20:58:14] [修正:2010-07-27 20:58:14] [このレビューのURL]
5点 輝夜姫
「少女マンガ」という枠を超えた非常にスケールの大きなSF大作・・・になるはずだった無念の作品。
幼い頃、竹薮に埋められていたところを救出され息を吹き返した少女・晶。
長じてその美貌は周囲の注目(特に同級生女子の)を集めるようになっていた・・・。
捨て子だった彼女が引き取られた養子先で、義理の母親の実子である少女・まゆは彼女に異常なまでの執着心を燃やしていた。
そんな彼女の家にある日二人組みの少年が忍び込んだことを発端として判明する自身の出生の秘密。
そこには「かぐや姫伝説」にまつわる世界規模の陰謀が隠されていたのだが・・・・・・。
この作品最初から晶とまゆの関係に象徴されるような「少女同士の愛情」を強調された作風だった。
作者自身も5巻で「ボーイズラブが流行っている世間の風潮に対抗して描いた」とコメントしていた。
それなのに中盤から「サットンとミラーの男同士のボーイズラブ」がやたらと強調されるようになったのは
納得がいかない。作者が自分で言っていたことを自分自身で覆すとは!
しかも晶の相手役と思われた「由」とは結局のところ結ばれず、かと言ってまゆと結ばれるわけでもなく、
何と当初は本命でも何でもなかった「ミラー」と結ばれるという展開が訳分からない。
クローン人間・遺伝子・ウイルスなどの最先端の技術を反映した展開の数々は確かに
「少女マンガの枠組み」を大きく超えた男性でも楽しめそうな作品ではあったのだ。
絵も「画集」が発売されるくらいに美麗。
が、謎が結局のところ未解決のまま「放置状態」になってしまい終幕するなど、
広げた風呂敷を上手く畳み切れていない部分が多々見受けられます。
全27巻にも及ぶ長編となりながら、最終的には手放しで「名作!」と呼べるような作品には全然なっておりません。
作家としての実力のある方だとは分かっています。
が、この作品に限っては「大風呂敷を広げすぎて収集が付かなくなった」と言わざろう得ない。
スゲー残念です。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-07-25 08:08:58] [修正:2010-07-25 08:08:58] [このレビューのURL]
4点 高校球児ザワさん
高校の野球部に只一人「女子部員」として所属する都沢さんの日常を綴る。
漫画専門誌や書評で高い評価を受けていたので読んでみました。
が、連続したストーリー漫画というよりは都沢さんの日常風景を毎回5ページ前後で描写したものだった!
という点で大きく肩透かしを食らい、裏切られもしたという作品です。(良くも悪くも)
男子の集団の中で女子が一人・・・ってだけで、さぞかし周囲の男子部員を惑わしているんだろうな・・・
なんていう予想も付きますが、ある意味その通りでもある訳です。
女子は公式戦には出場できないので、そういう意味では葛藤がイロイロとありそうなんですが、
ボーイッシュな雰囲気のザワさんにはイマイチそんな空気は感じられない。
かつては男子ではなく女子野球もあったはずの日本でしたが、いつの間にか姿を消して「男の独壇場」となりました。
が、近年になってようやく女子野球が復活しそうな気配。女子プロリーグも前途多難でありながらも船出しました。
この漫画だってそういう風潮あっての作品だと思います。
野球漫画。これから先は女子が主役となるか!
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-07-25 08:06:37] [修正:2010-07-25 08:06:37] [このレビューのURL]
6点 究極!変態仮面
作品は「これ」のみの一発屋だが・・・・そこには事情があったようだ。
連載終了の頃に作者の知り合いが「もう漫画は描かないのか?」と聞いたところ、
「編集のほうからの注文が多く、描きたいモノが描けなくなったので、もう漫画家はやめる方向で話を進めている」と返答があったそうです。あれから十数年、確かに新作をお見かけする事はないようです。
とにかく「悪」を倒す「正義」のヒーローのはずが、馬鹿馬鹿しいまでの展開の数々。
読者に伝わるであろう「テーマ」や「主張」などは皆無と言ってよく、逆に言えば「そんなもの考える必要性すらなく(笑)笑い飛ばしてしまえる」ある意味「正しいギャグ漫画」だったかと思います。
全6巻はちょっと短すぎだが、ギャグ漫画は時間の経過でギャグが風化するなど賞味期限が早いので「止め時」であったかもとも思う。タイトルにしても内容にしても少年誌で連載し続けるには無理のあるギリギリラインの作品だったし。
ただ・・・ラストがちょっと納得がいきませんね。もう二度と再開は無いだけに余計にそう思います。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-07-25 07:58:16] [修正:2010-07-25 07:58:16] [このレビューのURL]
2点 TENKAFUBU 信長
事実上、「史実無視」したと言って過言でない「異色の織田信長漫画」。
て言うかこんなのを「織田信長」漫画と呼ぶことさえ間違いのような気もしてきた。
信長がヤンキーの頭というか、猿山のボス猿になっております。
美濃攻めで、斉藤龍興の軍師に迎えられた「竹中半兵衛」が女中を集めて訓練を施し、重臣たちの前でその力量を示すというシーンがありましたが、これ孫子かなんかの兵法書にあることを「そのまんま」盗用していますよ。女中たちは最初、指揮官を馬鹿にして訓練を施しても言う事を聞かない。指揮官は最初は「言う事を聞かないのは、自分の教え方が悪いせいだ」と言って、自分自身に刑罰を与えさせる。
そして再度、今回は前回以上に優しく丁寧かつ判り易く女中たちに教え諭す。しかし、女中たちは相変わらず指揮官の言う事を馬鹿にして聞かない。すると、指揮官は「最初は自分の非だが、今度は私が出した指示を正しく伝達し、皆を従わせない(女中たちの中から選んだ)リーダーに非があるとして、リーダーを成敗した。
恐れおののいた女中たちは真剣な態度で指揮官の指示を受け、並の兵士以上に乱れのない行動を見せたという・・・。
で、それを見た斎藤家一堂は「半兵衛、スゴイ、スゴイ」(笑)状態になるのですが、中国のどこかの国であったという出来事が紹介されているその話をそのまま流用してはマズイでしょうに。
「本能寺の変」の理由自体は現在まで謎の部分が多く、真相は(なぜ、取り立ててくれた恩人の信長を襲ったのか?)闇の中なので「新説」を出しても文句を言われる筋合いは無いのかもしれませんが(ちなみに自分は信長に対する「怨恨」でも天下取りへの「野心」でもなく、朝廷(正親町天皇)が裏で糸を引いていたのではないか・・と考えております。本能寺の変の直後に朝廷に多額の献金をした光秀に「征夷大将軍」の地位が授けられているということからも)、理由が唐突すぎますね・・・。光秀が後継者って・・・確かに本能寺の変の直前は信長の「秘書」的な地位にいたし、織田家中でも古参の柴田勝家を追い抜いて秀吉と並んでトップだったかもしれませんが・・・所詮「秀才型」の光秀は(本能寺の変が起こらずとも)いずれは「天才型」の秀吉に敗れたのではないかな。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-07-25 07:57:02] [修正:2010-07-25 07:57:02] [このレビューのURL]
月別のレビュー表示
- 月指定なし
- 2010年06月 - 32件
- 2010年07月 - 51件
- 2010年09月 - 12件
- 2010年10月 - 2件
- 2010年11月 - 33件
- 2010年12月 - 48件
- 2011年01月 - 3件
- 2011年02月 - 2件
- 2011年04月 - 5件
- 2011年06月 - 2件
- 2011年07月 - 1件
- 2011年08月 - 1件
- 2011年10月 - 8件
- 2011年11月 - 4件
- 2011年12月 - 4件
- 2012年01月 - 76件
- 2012年02月 - 6件
- 2012年03月 - 24件
- 2012年04月 - 2件
- 2012年05月 - 1件
- 2012年06月 - 2件
- 2012年08月 - 9件
- 2012年09月 - 1件
- 2012年11月 - 2件
- 2013年01月 - 1件
- 2013年05月 - 2件
- 2013年06月 - 5件
- 2013年07月 - 4件
- 2013年08月 - 23件
- 2013年09月 - 1件
- 2013年10月 - 6件
- 2013年11月 - 2件
- 2014年01月 - 1件
- 2014年03月 - 1件
- 2014年08月 - 2件
- 2015年01月 - 2件
- 2015年09月 - 2件
- 2016年02月 - 2件
- 2016年04月 - 2件
- 2016年08月 - 2件
- 2016年12月 - 2件
- 2017年07月 - 2件
- 2017年09月 - 2件
- 2019年05月 - 2件
- 2019年06月 - 10件
- 2019年07月 - 1件
- 2019年11月 - 1件
- 2019年12月 - 1件
- 2020年04月 - 2件
- 2021年07月 - 4件
- 2022年05月 - 22件
- 2023年03月 - 1件