「ITSUKI」さんのページ

総レビュー数: 639レビュー(全て表示) 最終投稿: 2005年08月10日

「ひぐらし」「うみねこ」の竜騎士07原作の最新作。
学校の怪談をモチーフとした学園ホラー的なものになるのでしょうか。
「学校」が舞台っていうのはなんでここまで怖さが増すんでしょうね。

序盤を明るく描いて中盤以降の「ギャップ」によるインパクトを狙った「ひぐらしのなく頃に」などと比べると、今作は序盤からグロく重苦しいです。

読んでいて生理的に受け付けない人もいるだろうって位嫌悪感タップリな絵柄の所為もあって、主人公があまりにも報われない割に、感情移入も難しいです。

「学校の八番目の不思議となる」という
本格的なストーリーが始まるのは次の巻からの様ですが、一巻でリタイアする人も多そうだな…というのが正直な感想です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-11-24 00:47:26] [修正:2010-11-24 00:47:26] [このレビューのURL]

無事完結したので書き直し。

作品のテーマ性の特徴等は他の方々のレビューで色々と語られているのですが、老若男女問わず楽しめる絶妙なバランス加減だったと思います。
難解すぎず、軽すぎず。
そうでなければ単行本が一巻あたり100万部を超えるような作品にはならないですよね。

この作品の凄いと思った点は長編作品にありがちな評価である「○○編までは良かった。以降は駄作」という風にならなかったその構成力です。(自分はそう感じました)
エルリック兄弟・マスタング大佐をはじめとする軍・シン国の面々・ホムンクルス達・そしてスカーなどの多くのキャラクターを動かしてストーリーを描いているので話が途切れる事が無く次へ次へと展開していきます。
次の巻へ行けば行くほど面白くなり、次々と話を展開しては着々と伏線を回収し風呂敷が畳まれていくその様は爽快でした。
また、全27巻という長さですがバトルに関してはダラダラと引っ張らずに一話でテンポ良くまとめるなどされています。(月刊連載ってのもありますが)

画力に関しては絶賛する様な上手さは無くとも、これほどの長期連載にも関わらず初期と後期であまり変化を見せなかった絵柄の安定度はとても初連載作品とは思えませんでした。

何はともあれ綺麗に完結してくれて本当に良かった。
間違いなく2000年代を代表する作品の一つです。
8→9

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-08-12 03:36:31] [修正:2010-11-23 01:32:48] [このレビューのURL]

作者が代表作である「愛人[AI-REN]」で色々と大変な思いをした結果、その反動が思い切りでています。

「漫画家」と「編集者」という作者にとても身近なものを題材とし、内容も普通なハートフルラブコメとなっています。
「漫画家漫画」の一つに一応入るとは思いますが、メインはあくまでラブコメ。
話はとてもわかりやすいですし、楽しく作者がかいているのも伝わってきます。

でもまぁその結果普通によくある作品の一つになってしまった感もあります。。
最後をもっと綺麗にまとめてくれたらよかったなと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-11-21 21:02:58] [修正:2010-11-21 21:05:14] [このレビューのURL]

主人公の武器がバナナっていう事で、もっとギャグテイストな出オチ作品かと思ったのですが、あらすじ通り冒険あり・バトルありな意外と熱い作品でした。

冒険・友情・能力バトル。
主人公を男にしたら「ジャンプ」でやれる様な内容じゃないか思う程です。
ブレイドっぽい要素がありません。
冒険に関しては「伝説の地 オーズ」を目指すというものなのですが、主人公達が冒険する動機としてはこれだけではちょっと物足りない気がします。
これからキャラの過去や因縁なんかが出てきてそこらの動機付けをもっとしっかりしてくれると良いなと思います。

良い意味で期待を裏切ってくれたので買って良かったです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-11-21 03:01:21] [修正:2010-11-21 03:01:21] [このレビューのURL]

「狼と香辛料」と「ハニカム」が好きなので買わずにはいられませんでした。

デイトレーダーで既に何億もの大金を稼いでいる凄腕の少女・藤岡さんと、平凡な大学生である主人公が関わっていくお話です。
やっぱりお金って重いんだなって感じさせられました。

自分に全く知識が無い所為なのもありますが、デイトレードに関する蘊蓄類は原作の支倉先生の力がいかんなく発揮されていて結構濃いです。
それと同時に桂先生が藤岡さんを可愛く描いてくれているので、藤岡さんの「平凡な生活を夢見る女の子」と「凄腕デイトレーダー」の両面を巧く互いの長所を活かして表現できていると思いました。

至って平凡な主人公がこれからどの様な形で藤岡さんを救う(?)のか、続きが楽しみです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-11-20 02:05:35] [修正:2010-11-20 02:05:35] [このレビューのURL]

絵の雰囲気はどことなく似ているので意外と違和感なく入れますが…

「かんなぎ」再開までの間を持たせるために連載しているといっても過言じゃないので過度な期待はしない方が良いです。

パチはちびキャラにしてはマスコット的な可愛さが無く、ちょっと不思議な存在っていう印象。正にパチモン如き胡散臭さ。

原作っぽさは残っていますが、原作より更にゆったりしていてキレがありません。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-11-17 23:57:39] [修正:2010-11-17 23:57:39] [このレビューのURL]

「西洋骨董洋菓子店」「フラワー・オブ・ライフ」「愛すべき娘たち」などどれも良かったので「BL要素控えめで面白いの他にない?」と聞いてみたところ薦められた作品です。結果やっぱり面白かったです。
全1巻の中でそれぞれ違う趣の短編がありますが、登場人物同士が微妙にリンクしているので一冊でしっかりとまとまりがあります。(『愛すべき娘たち』などもそうです)

自分の好みといえばそれまでなのですが…
笑いとシリアスの切り替え、微妙な表情の変化の描き方、すっと「良かった」と思える読後感の良さなど魅力的な部分が多いです。

他の作品と比べるとインパクトでは若干弱いかもしれませんが、それらが気に入った方には自分が薦められたように是非お薦めしたい一作です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-11-17 00:23:26] [修正:2010-11-17 00:23:26] [このレビューのURL]

自分は「おおきく振りかぶって」「ヤサシイワタシ」を既読なのでひぐち先生の絵にも大分慣れていますが、そうでない方はこの作品の絵は結構きついんじゃないかなと思います。

表題作の「家族のそれから」は結婚直後に相手に先立たれ、歳の近い息子・娘と「家族」として暮らす事になるという話。
どこか歪でぎこちない家族関係。何故そうしてまで「家族」で居続けるのか。
ホームドラマの様な作品でした。悪くないと思います。

後半の「ゆくところ」はゲイの少年達の話・・?(なのかな)
こちらはあまり楽しめませんでした。
同様にホームドラマではあるのですが、こちらは「家族のそれから」と比べると内容もわかりづらく、読んでて暗くなるだけでした。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-11-16 00:36:54] [修正:2010-11-16 00:36:54] [このレビューのURL]

お嬢様学校を舞台としたレズと女装少年の組み合わせのギャグ漫画。

4巻位までは今までに無いタイプのギャグ漫画だったのでそれなりに楽しんで読めました。
毒舌なツッコミとかが好きです。

しかし、5巻すぎから急に失速した気がします。
作中で主人公の存在感の無さを自虐する様になり出番をわざと無くして行ったり、主人公が女の子にときめいて鼻血を出すというネタのマンネリ化を回避しようとするなどを意識した結果、それが裏目に出ていると感じました。
また、個人的な好みですが鼎神父のネタはどれも微妙。

しかし最初は必要なのかわからなかったシリアスなストーリー展開は、逆にまったくそういう要素がからんでこないと非常につまらない事がわかったので7巻はまた少し盛り返した印象でした。
でもちょっと今後どうなるのか不安です。。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-11-15 00:03:21] [修正:2010-11-15 00:03:21] [このレビューのURL]

ページ全体が煌びやかな感じがする絵柄はとても個性的で魅力があると思います。
設定も使い古されているように見えますが、上手く独特な世界観を構築しているので楽しめます。

※11/12 6→7
二巻を読んでアップ。
ラブコメ要素が増えてきて面白く感じました。
あと何より珊瑚ちゃんがヒロインすぎて最高だったので。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-04-20 23:00:50] [修正:2010-11-13 01:07:15] [このレビューのURL]

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